明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

2013年宣伝行動スタート 明治HD~みずほ銀行本店~東京メトロ東陽町駅

2013年01月17日 16時20分33秒 | レポート
不祥事をなくし、不正を正し、争議の全面解決こそが「明治」の将来が展望できる

 2013年の闘いが本格的に各方面で始動し、明治乳業争議団も、1月3日浅野社長宅に新年のご挨拶に訪問し、浅野社長と奥様にお会いすることが出来ました。この春先には全国都労委事件の命令が交付される局面を迎え、浅野社長の「ご英断」をお願いしました。
 
 これまで行ってきました(株)明治本社~みずほ銀行京橋支店~明治HD前での宣伝は午前8時から12時の時間帯で行ってきましたが、年明けての1月からは、午後1時から6時の時間帯に変更し、明治HD~みずほ銀行本店(要請込)~東京メトロ東陽町駅前で行うことにし、1月15日に実施してきました。

 14日の予想しなかった大雪が残る北風の冷たい状況でしたが、延べ31人、チラシ約520枚を通行人や夕方のお勤め帰りの皆さんへ手渡すことが出来ました。

 これまで、株式会社明治・明治HDに求められてきているのは、食品企業として、食の「安全・安心」を提供するに「高くて当然の安全意識」が欠落してきている姿勢などを宣伝の柱に据えて行いました。
 一つは、東電福島原発による「学校給食牛乳」、幼児用粉ミルク「明治ステップ」から放射性セシウム汚染の問題。
 二つ目は、防衛医大病院との粉ミルク官製談合は、企業ぐるみの犯罪行為が明るみに出た不正問題。
 三つ目は、子会社製造の「明治ミルクプリン」細菌汚染問題。その原因が、明治は「微生物」、保健所は「一般生菌(細菌)」、東京都食品安全監視課では「芽胞菌」と2転3転。いまだに明治は真の原因を隠ぺいしている問題などを、改めて年明けの宣伝で告発してきました。

 同時に、筆頭株主「みずほ銀行本店」に宣伝と要請を行うことを申入れ、継続することを位置づけました。
全国都労委事件の命令が出される局面にある。命令と同時に、争議の全面解決に筆頭株主としての職責を発揮されることを改めて申し入れました。



みずほ銀行本店への要請書を紹介します

2013年 1月15日

株式会社 みずほ銀行
 取締役頭取  塚本 隆史  殿

明治乳業争議支援共闘会議
 議 長  松本  悟
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
 団 長  小関  守

要 請 書

 昨年11月13日の要請でもお伝えしたように、長期に及んでいる明治乳業争議の全面解決に向け、今年は決定的な局面を迎えることになります。私たちは、今春には交付される全国事件への都労委命令を契機に、一気に解決局面を切り拓く決意をかため、その重要な役割を貴社に担って戴くことを念頭に、新年より本店前での宣伝及び要請行動を実施することに致しました。

 私たちが、貴社に理解を求めることの第一は、明治HD及び(株)明治の企業体質が、食の「安全・安心」を担う社会的責任に照らしても異常であり、経営基盤を揺るがしかねないこと等、株主として黙過できない状況にあることです。昨年も、牛乳・乳製品による低線量内部被曝を心配する世論を無視し、独自検査の数値や汚染原因の公表を拒否するなど、「こんな会社に粉ミルクを作ってほしくない」(週刊金曜日)と、マスメディアからも厳しく批判されました。また、粉ミルクの入札をめぐる官製談合事件では、社員の「重要な引き継ぎ事項として行っていた」との自供によって、組織ぐるみの企業犯罪が鮮明になる等、企業体質の異常さが際立っているのです。
さらに、明治ミルクプリン細菌汚染による23万個の回収事故など不祥事が後を絶たず、これらを背景に純利益は右肩下がりになるなど、経営実績にも重く影を落としているのです。

 第二は、この不祥事・不正行為の絶えない企業体質の根底には、1960年代の旧明治乳業時代からの異常な労働者管理があることです。労働者を、紅組(会社の意に従わない者)、白組(会社の意に従う者)、雑草組(中間層)と分類し、昇給・昇格や仕事差別で脅迫しながら、会社の意に沿う労働組合に変質させる攻撃を長期に行ってきたのです。その結果、「物言えば唇寒し・・・」の荒廃した雰囲気が企業内に沈殿し、不正や不祥事を隠蔽する異常な体質となっているのです。

 私たちは、都労委命令を契機に長期争議の全面解決を必ず果たす決意です。同時に、異常企業体質の改善を、消費者の目線から明治HD及び(株)明治に強く求めます。つきましては、筆頭株主である貴社に対し、二つの要求実現に向けてのご理解とご奮闘を改めて要請するものです。



一、筆頭株主として、(株)明治及び明治HDに対し、都労委命令を契機として真摯に「話し合い」に応じることを強く求める等、長期争議の全面解決に向けて特段のご奮闘をいただくこと。
一、放射能汚染、不祥事・不正行為では、原因の解明・再発防止などを誠実に公表させること。

上記、重ねて強く要請いたします。                        

以上

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明治HD 浅野社長宅に恒例の新年挨拶で訪問、バッタリ会えました

2013年01月03日 15時09分55秒 | お知らせ
2013年正月、3日に浅野社長宅に訪問し全くの偶然が引き寄せてくれました。社長と奥様がお孫さんを伴い出掛ける時間に出会うことが出来ました。 
 
 2013年1月3日、恒例になっています社長宅に訪問しました。
本来なら、本社要請に訪問した際応じて頂けるならば、敢えて正月早々からお邪魔することもないのですが、残念ながら、ホームページで紹介していますように、警備会社を盾に一切応じない態度を貫き通している姿勢のもとから新年早々から訪問しているものです。

 毎年欠かさず、争議解決の決断は社長の腹一つと言う思いから、前・中山社長時代から継続してきているものです。
 以前に訪問した際に、一度玄関先に出てきた浅野社長、あるいは奥様と片言あいさつをする程度でしたが、本日の訪問では、思いがけない出会いと遭遇しました。
玄関先に愛車ベンツがアイドリング中、丁度その時社長が外出と言うことで出てきました。
 
 社長おめでとうございます。今年こそ争議解決への御英断をお願いしますと挨拶し、要請書をぜひ受けてくださいと話すと、出掛けなければならないので、ポストに入れておいてくれと答えてくれました。背後から出てきた奥様は、ご苦労さまですと応えてくれました。
訪問した支援共闘会議松本議長と北区労連事務局次長野中さんが名刺を手渡し、社長の御英断を改めて申し添えました。

 社長一言曰く、もうすぐ命令が出るからな、と、ニコッと笑みを返してきました。
この笑みは何を意味するのかは別にしても、浅野社長が労働争議の中心であったことは歴史的に避けて通ることが出来ない企業犯罪であるわけです。

 まさに、浅野社長の腹一つであることは確かな形で受け止めているものと強く感じ取ってきました。

 争議団、支援共闘会議15名が新年訪問してのエピソードを報告し、持参した社長あての「要請書」を紹介します。


                            2013年 1月 3日
明治ホールディングス株式会社
代表取締役 社長  浅野 茂太郎 殿
                       明治乳業争議支援共闘会議
                          議 長  松本  悟
                       明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
                          団 長  小関  守
要 請 書
謹んで新年のご挨拶を申し上げますと共に
年頭にあたり争議全面解決への決断を強く求めます

ご承知の通り、私たちの闘いは市川工場事件から28年が経過し、全国9事業所の事件も19年目を迎える長期争議となっています。長期に及ぶ経過のなかでは労働委員会や裁判所から、「和解」で解決することを積極的に促す指揮もありました。
特に、東京高裁の和解勧告では、「ファイティングポーズを解いて解決に向け話し合うこと」を促す強い内容でしたが、いずれも貴社の否定的な対応で不調に終わってきたのです。しかし、いよいよ貴社にとっても労働争議の全面解決は、避けて通れない状況にあることを、私たちは次の二つの角度から指摘し、改めて当事者間の話し合いによる解決を強く求めるものです。

一つは、明治HD及び(株)明治をめぐる経営環境の悪化です。熾烈さを増す国内市場を背景に、世界市場への飛躍を目指す企業間競争のもとで、残念ながら後を絶たない不祥事・不正行為の問題です。昨年も、学校給食牛乳や粉ミルクの放射能汚染問題、病院への粉ミルク入札をめぐる談合事件の発覚。さらに、明治プリンの細菌汚染での大量回収事故など等、貴社の不誠実な対応ともあいまって、企業体質の異常さを厳しく指摘するメディア報道が続いたのです。これらを背景に、この間、売上高(1、1兆)が横ばいであるなか、経常利益は右肩下がりとなる等、売上高との乖離は深刻です。
まさに、経営状況は労働争議を抱えているような事態ではないと考えます。

二つは、都労委で審査が行われてきた全国事件の到達点です。一昨年の11月30日に結審となっており、新年早々にも命令が交付される見通しです。
改めて言うまでもなく、旧明治乳業において労働組合活動を嫌悪して、不当労働行為や昇給・昇格差別が行われていたことは、当事者として貴殿も承知の通り隠蔽のしようのない歴史的事実です。私たちは、全国事件への都労委命令を重要な契機として、貴殿の決断で市川工場事件を含む長期争議の全面解決がなされることを、年頭に当たり改めて強く求めるものです。そして、この長期に及ぶ労働争議の全面解決が、必ず明治グループの飛躍に繋がることを申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

以上
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2013年、29年目の長期争議全面解決への新年挨拶

2013年01月03日 09時46分51秒 | お知らせ
明けましておめでとうございます。

 明治乳業争議の本質は、他の大企業同様、たたかう労働組合潰しの不当労働行為事件です。まともな労働組合を潰した結果、日本は1%(富裕層)と99%の格差社会になり、デフレ不況に陥りました。明治HDは、他の大企業の争議解決に学ばず、争議を解決しないため株価低迷、業績低迷で「危機的状況」をむかえています。
 この争議を全面解決することは、デフレ不況からの脱却、労使双方の利益、争議団の名誉回復、新しい時代の幕開けにつながります。私たちは、都労委命令を勝ちとり、全面解決するため全力でがんばります。本年は正念場です。ご支援よろしくお願いします。
 
  明治乳業争議支援共闘会議 議長 松本悟

全面解決に向け、揺るぎない決意で迎えた新年!

 昨年は、明治HD及び(株)明治の異常企業体質を告発し包囲する運動と、都労委「全国事件」への救済命令を確実にする闘いを軸に、全面解決への道筋を切り拓いてきました。いよいよ、長期闘争を勝利解決に結実させる新年です。全国64名(11人故人)の争議団は、「このままでは人生終えられない」の決意で団結し、今春の都労委命令を契機に、解決局面に向け一気に全国運動を展開する決意です。
決着の年! 重ねてご支援をお願いし、年頭のご挨拶と致します。

  明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団 団長 小関守
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