明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

5・24全労連・東京地評争議支援総行動、株式会社 明治へ38年争議を話合いでの解決を求める

2023年06月25日 15時59分30秒 | お知らせ

5・24全労連・東京地評争議支援総行動 (5月24日)

・すべての争議の早期全面解決を! ・裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ! ・不合理な解雇・雇止めをなくそう! ・憲法を職場とくらしに活かそう! のタイトルを掲げ、終日、争議解決めざした行動を展開しました。

 

主催者挨拶:東京地評・矢吹議長

 大企業は社会的責任を果たせ!明治は「労働組合潰し・賃金差別」このような労働者の当たり前の権利をないがしろにする行為を認め、直ちに解決にむけた話合いに応じる、このことが、会社代表が述べている、「食と健康」のプロフェッショナルとして、あらゆる世代のお客様の健康な食生活に貢献しますとするならば、食品事業を担う企業として、社会的責任があるのではないでしょうか。

 さらに、メッセージでは、明治ならではの健康価値の提供を通じて、社会課題の解決に貢献することを当社の存在意義とし、明治が提供する栄養とは何かを徹底的に追及することで、日本のみならず世界中のお客様の人生を豊にするお手伝いをしてまいります。労働者の人生をめちゃくちゃにしておきながら、その解決することも否定し続けている会社に未来はあるのでしょうか。

 日本一長い差別争議と言われている、明治乳業争議。人権問題としても許されるものではありません。一日も早く解決しなければなりません。東京都労働委員会における全面解決をするためにも、しっかりと交渉のテーブルにつき、解決の道筋をつけることが、健康産業であり、命を救う企業の役割ではないでしょうか。

 いま、労働組合には、多くの労働相談が寄せられています。理不尽何差別やパワーハラスメント、同じ職場で働いている職員を上司による異常とも思えるハラスメントが多くの企業で横行しています。

 正規・非正規、男と女、外国人差別など、社会の歪みが差別へとつながっています。私たち、労働組合はあらゆる差別を許さない!全ての労働者が当たり前に生活できる賃金の支給を求め、更なる奮闘をしていきましょう。

 人間らしく働くルールの確立、全国一律最低賃金1500円の実現、一人の労働者も見捨てない立場で奮闘していきましょう。本日の行動をもって、こうした明治の社会的責任を果たすことを求めて、主催者の挨拶にします。ともに頑張りましょう。

 

連帯挨拶:松本議長

 松本議長挨拶の要旨から、なぜこの争議が解決しないのかその一つは、現経営者の裏に中山悠名誉顧問が院政を敷いている問題二つ目は、国家ぐるみでユニオンジャックをしてきた統一協会がらみのインフォーマル組織を作り上げてきた問題。

三つ目は、弁護団の問題。都労委会長が話合いでどうですかの問い掛けに対し、その場で拒否をする問題などを告発し、この争議が解決するまでは、明治の商品は買わない、食べない、飲まない、の不買運動をすすめています。皆さんのご協力をお願いします。

 

連帯挨拶:新宿区労連・福島常任幹事

 福島さん挨拶の要旨は、この明治という会社はブッラクです。労働者をイジメ差別し不祥事は後を絶たない、要請に伺っても一切受け付けないという経営姿勢です。私たちは働く者としても、消費者としても同じ立場です。この明治の闘いを38年も解決しないことに強い怒りをもっています。いま、都労委で審査が進められていますが、何としても解決をめざして頑張りますので、皆さん方もともに頑張って行きましょう。

 

決意表明:小関団長

 小関団長の決意の要旨は、この争議は、明治乳業の典型的な不当労働行為事件です。

いま、都労委で市川工場23事件、全国16事件の審査の調査が進められています。これまでの審査は、単年度審査で全てが負けてきました。しかし、本来の審査のあり方からするならば、併合審査で累積する格差の存在は明らかになります。累積格差は年間で106万円、10年間で見るならば1千万を超える格差です。私たちは、併合審査と、赤組、白組に分けて分断し、どちらに身を置くかで差別を受けてきたことを、大量観察方式で見るならば、集団間差別として明らかになります。労働委員会が長年にわたり築き上げてきた併合審査、大量観察方式でこの事件を審査するならば、必ずや勝利できる事件なのだと確信をもって奮闘しています。

今日、お集まりの皆さんのご支援をいただき頑張っていきますので、最後まで宜しくお願い申し上げます。

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株式会社 明治・坂戸工場(元明治製菓工場) 廃止された「カールおじさん」も寂しげでした

2023年06月23日 16時42分10秒 | お知らせ

株式会社明治 坂戸工場(埼玉県坂戸市)宣伝 5月17日 12時~

2009年4月1日に明治製菓と明治乳業とが経営統合すると発表されて以来、毎月の昼時間に宣伝を行い、明治乳業が抱える負の遺産である

①労働争議が1960年代から絶えない労務管理の異常、

②2000年6月に発症した雪印乳業の大腸菌群に汚染された大量食中毒事件以来から数えても30数件に及ぶ製品事故、不祥事・不正が絶えない異常、

③食品企業でありながら8名に及ぶ死亡災害を起こしているにもかかわらず、経営者は誰一人責任を取らない異常。

これらの3つの異常を抱えている企業と同一になることは、大変な労働条件の悪化が懸念されることを呼びかけてきた経緯がありました。

しかしながら、その経営統合による明治のブランド名で「相乗効果」を生み出し、当時、双方合わせた売上高は1兆2500億円を2020ビジョンで、1兆5000億円の目標を掲げましたが、2年を経過しても成果が上がらない状態を立て直すために、明治乳業に製菓の「菓子部門」を組み入れる事業再編を行い、株式会社明治とMeijiSeikaファルマと社名を変えました。

この事業再編から発生する双方の固定費の矛盾対策として、当面の給料を「調整給」とし、一時金を「激変緩和措置」として乗り切る賃金政策を打ち出しました。

どの様に生活容体が定かでありませんが、元々の製菓に従事してきた仲間の皆さんの方が割りを食っているのではないかと考える次第です。

6月末日に予定されている親会社明治HD第14回株主総会に向けた宣伝行動を、久方ぶりに行ってきました。

主催者として、明治乳業争議支援共闘会議・諸井副議長(埼労連事務局次長)からの挨拶。

地元の坂戸鶴ヶ島地区労から5名の支援をいただき、霜田副議長の連帯挨拶をいただきました。

京橋エドグラン前での座り込みに何度も駆けつけライブとトークで励ましを受けている、シンガーソングライター・うたごえの大熊さんも参加し工場構内に力強く美声をとどろかせました。

争議団から小関団長から、経営統合からその後の経緯の実態を報告、長期に抱え込む賃金差別闘争が都労委で審査が進んでいる状況報告などを行ってきました。

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第77次座り込み行動継続 5月16日

2023年06月13日 16時36分48秒 | お知らせ

第77次座り込み行動 5月16日 12時~13時

 市川工場事件(23件)、全国9事業所事件(16件)の審査が、東京都労働委員会において調査(11回)が進行中。審査を待つまでもなく中労委から認定された事実、長期争議の解決にあるべき方向性が提起されている「付言」の立場で、話合いの時間をつくることを呼びかけました。

 また、明乳争議「労働組合つぶし・賃金差別許さない 5・10総決起集会」で決議された「決議文」を、株式会社明治・松田克也社長、明治HD・川村和夫社長に対し、「執行」しました。

 

主催者挨拶で明治乳業争議支援共闘会議・松本悟議長挨拶

動画を視聴ください   https://youtu.be/4VO9DFVyBfI

 

支援のうたごえ埼玉合唱団の皆さん

動画を視聴ください  https://youtu.be/cFwsicU9HR4  

 

食品一般ユニオン・佐藤書記長

5・10総決起集会 決議文を提出してきた報告

動画を視聴ください   https://youtu.be/PSg6WeWZ6DU

【5・10総決起集会 決議文】

明乳争議「労働組合つぶし・賃金差別許さない 5・10総決起集会」

決 議 文

株式会社明治(旧明治乳業)において、1960年代後半から続いた「労働組合活動への支配介入及び昇給昇格差別」の是正を求める明治乳業争議団の闘いは、市川工場32人の都労委申立てから38年、全国9事業所32人の申立てからでも29年であり、「日本一長い差別争議」となり人道上も放置できない闘いとなっている。

 本日、「5・10総決起集会」に結集した私たちは、明治乳業争議の闘いの歴史と到達点を共有し、全面解決への道筋を「待ったなし」で切り拓く決意を確認した。

明治乳業争議は、大企業における典型的「不当労働行為・差別事件」である。

明治乳業は1960年代後半から企業間競争激化などを理由に、8000人の生産体制から一気に2000人を削減する生産効率5倍化の大「合理化」を動機に、全国主要工場の旺盛な組合活動を敵視し、大企業労働組合の右傾化に暗躍していた反共労務屋組織と結びつき、主要工場に「インフォーマル組織」を一気に結成した。

そして、労働者を「赤組・白組・雑草組」に分断し、赤組の烙印を捺した申立人ら集団に「マル共・民青、生産阻害者」等のレッテルを貼り、昇給昇格差別や仕事差別など人権侵害の限りを尽くす攻撃を、停年退職に至るまで継続したのである。

これまでの明治乳業事件は、「組合間・潮流間差別事件」の審査方法として定着してきた、各年度追加事件の併合を前提とする「大量観察方式にもとづく集団間比較」の審査方法ではなく、市川工場事件では2年度分3事件、全国事件では1年度分1事件だけの単年度審査の指揮が強行されてきた。その結果、年々拡大しながら累積する格差の実態や年度を超えて継続する不当労働行為の全体像が正確に認定・判断されず、異常・不当な命令・判決が続いた。争議団・弁護団・支援共闘会議は、都労委に残留する39事件の闘いを「敗訴の連鎖を断ち切る集大成」と位置づけ、労働委員会に対し差別事件本来の審査方法に基づく指揮を強く求め奮闘している。

さらに、明乳事件の事実認定には重要な到達点がある。2017年1月の全国事件中労委命令は、各事業所の不当労働行為を認定した上で「付言」を特記し、賃金格差の存在は「紛れもない事実」と認め、組合活動を嫌悪する様々な行為も「会社は非難を免れ得ない」と厳しく断罪した。その上で命令は、「当事者双方の互譲による合意をもって紛争の全面解決を目指すべきことは自明の理である」と明記し、殊に会社に対して、「より大局的見地に立った判断が期待される」と強調したのである。

「5・10総決起集会」に結集した私たちは、都労委残留39事件を「敗訴の連鎖を断ち切る」決意で奮闘する争議団を全力で支援し、同時に、株式会社明治及び親会社明治HDに対し、都労委審査を待つまでもなく第三者機関での到達点を真摯に受け入れ、全面解決に向け直ちに話合いに応じることを強く求めるものである。

2023年5月10日、上記、決議する。

 

参加者へのお礼と決意表明の松下副団長

動画を視聴ください  https://youtu.be/Kevaa-QoGW0

 

シュプレヒコール

動画を視聴ください  https://youtu.be/nxwqA2-INpE

一、都労委第7回調査の中で「和解の打診」を、即「明確にありません」と

代理人が拒否しました。人道的にも許されません。直ちに応じろ!

一、赤組集団と称して、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」の立場で

   話し合い解決の場をつくれ!

 

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、

  団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

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