本社で要請拒否、今年3度目の直訴の宣伝・要請をしました
2011年9月15日、すでに当ブログ及びホームページに報告・挨拶等を掲載しました内容で、東京地評争議支援総行動が終日展開されました。明治ホールディングス株式会社・代表取締役社長:佐藤尚忠氏宛の要請書は警備会社を盾にさせ、一切受取りを拒否しました。その要請書は佐藤社長宅へ届けてきました。
子会社、株式会社 明治(旧明治乳業)・代表取締役社長:浅野茂太郎氏宛の要請書を作成し、親会社・明治HDの対応を受けて、2011年9月25日午後1時から3時の時間帯で、明治乳業争議支援千葉県共闘会議として宣伝を兼ねて要請を行いました。
行動報告の中で、千葉労連に結集する仲間と争議団18団体・38名を6つの地域ブロックに分け54か所スポット宣伝、チラシ2200枚をポスティングしました。
ご支援に駆けつけていただきました皆様にお礼を申し上げ、同時に地域の皆様方にご迷惑をおかけしました。今後ともご理解を申し上げます。
宣伝の中では、小さなお子さんを連れたお母さんは、チラシを受取り立ち止まって真剣な表情で読んでいました。中には、司法試験を受験のため勉強中という方は、労働関係に進みたい、もっと争議の内容を書いてもよいのではと意見をいただきましたので、是非、争議団のホームページをご覧くださいと話合ってきたと云う報告もあり、大変有意義な行動をつくることが出来ました。
全体の行動確認後、浅野社長宅へ要請書を持参して伺いましたが、留守でしたのでポストへ投函してきました。浅野社長の頑なな姿勢の中で、今年に入り2月、6月と今回で3回の直接行動を展開しましたが、身を隠すのみで何ら解決の勇断が出来ないでいます。
以下、スポット宣伝に使用した内容です。
○○地域の皆さん、お休みのところをお騒がせして申し訳ありません。
私たちは明治乳業争議団とその支援者です。明治乳業はいま、株式会社明治と名前を変えましたが、その社長である浅野茂太郎氏がこの幸田(こうで)に住んでおられます。
私たちは争議解決の話し合いを、会社に求めつづけているのですが、会社は全く耳をかさず、私たちを門前払いにしています。そこでやむをえず、浅野社長に直接申し入れるために社長のお宅にお伺いをしているわけです。
その争議がどんな内容なのかをご近所の皆さんにも知っていただきたいと思い、こうして宣伝させていただいています。
私たちは、安全・安心の乳製品を皆さんにお届けしようと頑張ってきました。今、福島原発事故以来、食品に対する不安は高まっています。牛乳についてもとりわけ子供たちが、給食等で口にすることから皆さんも心配されていることと思います。
明治乳業も私たちが、検査結果を公表するように要求しても、基準値以下だと云うだけで具体的数値を公表していません。
しかし、東京のM市の給食の牛乳からは6ベクレルのセシウムが検出されています。これは、確かに日本の基準以下ではありますが、ドイツの基準4ベクレルよりは高くなっています。
国民の不安に誠実に対応して数値を公表するように私たちは求めています。
この例からもわかるように、労働者にものを言わせない会社は、国民に対しても責任をはたさない会社です。
会社は私たち、もの言う労働者を徹底的に差別してきました。ある仲間は定年まで一度も昇給させず、定年時でも20万円を切るような低賃金に据え置かれるなど、残酷なまでの差別をしてきました。
そこで私たちは、差別をやめるよう会社に訴えてきましたが、会社は差別を続けています。そして話し合いに応じようとせず門前払いです。私たちはやむなく労働委員会や裁判所に訴えました。高等裁判所は長期にわたる労働争議を解決させる最後の機会ととらえ強い姿勢で和解勧告をしました。しかし会社は裁判所の勧告を無視し話し合いに応じようとしていません。
私たちは裁判所の和解勧告を受けとめて、当事者間同士の話合いを求めています。そんなやむを得ない状況でこうして浅野社長のお宅に直接申し入れをさせていただいているところです。
ぜひこの事情をご理解いただいて、ご支援をお願いするものです。お静かな時間にお騒がせいたしました。ご協力に感謝申しあげ、この場での訴えを終わります。