明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治HDの筆頭株主・メインバンクへ争議解決の要請行う

2010年12月25日 13時17分43秒 | レポート
 みずほ銀行本店へ筆頭株主・メインバンクとしての役割を求める 

 12月21日(火)、明治乳業争議支援共闘会議と争議団は、筆頭株主・メインバンクとしての役割を果たすよう要請を行いました。(要請書はHPの文書・声明からご覧ください) 
冒頭、これまで約6年間要請を受けその役割を担っていました担当者が急きょ転籍され、今後、新たに私どもがお受けすることになったと挨拶を受けました。

 この間、明治HDの第一回株主総会に向けての事前質問書を持参し、筆頭株主として努力をしていただくよう求めた以降、力をたくわえてから窺うことを考えていたと…。
国鉄問題も雇用問題のみを残し基本的に解決した。長期的大型争議は明治乳業のみになった状況から、ナショナルセンター全労連組織の支持決定を受け、全国的な運動の基盤がつくられたことと、明治HDが経営統合によるシナジー効果が達成できなかった中で、2011年4月1日に「事業再編」を行うと発表されているなどから、解決すべき波が出来てきている。90年に及ぶ歴史上の「乳業」という商号がなくなる。事業再編を契機にするのか、あるいは無くなるその前にするのか、それまでに話し合いの場を4月から6月に山をつくりたい。そのためにメインバンクの責任を果たしていく努力を求めた。

 新しくなった後任担当者は、波に乗っていけるようなメインバンクとして、株主として何ができるか議論していきたい、しっかりやっていきたいという主旨の返事を受けて、状況判断しながら今後の要請を継続させていくことを告げて要請を終了した。
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ぇえ! 休日で仕事していないのに「作業ミス」を犯した?(都労委審問)

2010年12月14日 17時07分24秒 | レポート
全国都労委事件で会社アラ探し証人へ反対尋問(11月29日、12月7日)

ぇえ! 休日で仕事していないのに「作業ミス」を犯した?
 
大阪工場申立人8名の「ミス事例」報告書を157枚提出して証言した会社証人(当時課長)に対し、2回廷の時間で反論を行いました。
証人は、①人事考課査定は相対評価でなく個々の事例をあてはめてそれぞれ決定している。②申立人以外の従業員のミス事例は把握していない。工場、製造課全体についてもわからない。③この様なミス事例の多い従業員はいなかった。と、「報告書」が各従業員の仕事ぶりを書きとめた唯一の資料であり、各々の人事査定の低査定には合理性があると証言している。

 申立人側は、この様な結果、勤続30年以上経ても「3名は一ランクも昇格なし」、「5名は一ランク昇格」しただけの結果を生み出された。(標準者は6年で昇格する)
それらの原因を作り出したのは、申立人らが組合役員選挙に立候補し、会社の支配介入によるインフォーマル組織の役員と争っていた事実を確認した上で、ミス事例の報告書を作成した人物のほとんどが、支部役員と同時に、人事考課評定に係わる資料収集(班長)、予備評定者(主任)、第一次評定者(係長)等が携わっていた人物であることを証人に確認した。これらの人物が作成した「報告書」の内容や証人陳述書を見ると、「…しているところを見つけた」、「気配りが不足…」、「…言い逃れをした」、「…原因を探そうともせず」、「理解力不足」、「…能力がなかった為」など等であり、更には、「報告者、課長、工場長」の捺印欄に押印なしが20枚、「課長、工場長」の捺印がないものが35枚、中には記載内容と合わない日付のものまで散見される事実など確認。合わせて、先の証言で申立人以外の報告書の存在は分からないとしていたが、さすがに分からないとは言えず、「画一的ではないが一人10枚位あったと思う」と証言せざるを得なくなった。

 会社は、「従業員の賃金や昇格を左右する人事考課評定の大切な資料」「ミスの再発防止と教育に使用するのが目的」、と云っているが、それにしては余りにも杜撰な管理方法であり作成者として、「評定者」としての自覚と認識がまるで欠如しているいい加減な資料ではないかと質すと、証人は「報告書は事実しか書かないことになっている」と証言するのが精一杯であった。特に、ミス事例の報告書の中には、なんと、本人が休日で工場に出勤していない日であったことが、本人の手帳(一ヶ月の出勤時間・休日を記載し事の動きを記入されている)から判明した事実の確認をすると、証人は、報告書を信頼すると開き直るしかなかった。
如何に会社による偏見と差別意思に基づいた結果であったものと、証人立証に対し反論を加えた。
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11月19日、争議団が贈る「人として生きる」梅原司平コンサート開く

2010年12月02日 11時45分48秒 | レポート
 明治乳業争議・音楽の夕べ「人として生きる」に350名余が参加

 「明るく働きがいのある職場を求めて=明治乳業争議団があなたに贈る音楽の夕べ(同実行委員会主催)」が11月19日、千葉県・市川市文化会館で開かれ首都圏から約350名余が参加しました。
 集いの第1部では、高橋成悟明治乳業争議支援千葉共闘会議議長(千葉労連副議長)が主催者挨拶で、争議の経過報告とあわせ「あまりに長い争議、早期解決にむけ全力で闘いましょう」と呼びかけました。 争議団を代表して松下秀孝さんからは、明治乳業争議が「人として生きる」ための人権回復の闘いであることが訴えられました。
その後、原告遺族・加賀谷武喜前団長の奥様である保子さんが明治乳業・中山社長(当時)に宛てた「夫の死を無駄にしないで、早期に争議を終らせて・・・」と訴えるなど、全団員とその家族の思いのたけを綴った手紙を、昆野美和子(青年劇場俳優)さんが朗読し参加者の感動をさそいました。
 第2部では、シンガーソングライター梅原司平さんがゲスト出演。反戦・平和、愛と人生、教育とは、など多岐にわたった語りと社会風刺に笑いと涙をさそい、「折り鶴」などの歌声は参加者を魅了しました。
参加者の一人は、「文化のかおり豊かな集いで、争議全面解決させることの大切さが一層よくわかりました」と話していました。
実行委員の方々、多くの券を販売してくれた方はじめ、集いの成功に力をお貸しくださった方々にお礼申し上げます。
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