明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

東京高裁「職権和解」勧告、東京争議団総行動で 株式会社明治に勧告に応じることを求める

2019年10月27日 17時37分25秒 | お知らせ

行動動画下記アドレスクリックでご覧下さい。

https://youtu.be/hHk7lzrh584

10・23東京争議団総行動で、東京高裁から「職権和解」が10月15日勧告されたことを受けて、株式会社明治に話し合い解決を求め申入れ行動を87名参加で展開しました。

主催者挨拶  東京争議団・筑肱和雄副議長

 「一人の首切りも一切の差別も許さない」一点での協力・共同した闘いで、それぞれの争議を解決してきた歴史ある東京争議団共闘会議であります。

 今、パワハラやセクハラなど理不尽な理由の中で解雇される厳しい状態の中で働かされている環境にあります。

東京争議団は、どの様な事件であっても誰でも参加でき本質を共有して共同で解決を図っています。長年にわたって明治乳業の不当労働行為の下で、賃金差別による人権侵害で闘ってきている明治乳業争議団は、東京争議団に結集して闘い勝利を勝ちとってきた大型争議の中でただ一つ残っている大型争議です。中労委命令や東京地裁からの和解勧告も拒否している明治の経営者の心根が理解出来ません。

新たに、高裁から職権による和解が示されました。いまこそ高裁からの勧告を受け入れ争議団の皆さんと真摯に向き合い解決に向かっていただきたい。東京争議団は全力をあげ全面解決をめざし奮闘するものです。ご参加の皆さん共に頑張ることを申しあげ主催者としての挨拶とします。

 

連帯挨拶  明治乳業争議支援共闘会議・松本悟議長

 明治乳業争議支援に、御多忙中に駆けつけていただいたみなさんにお礼申し上げます。

 本日の社前集会の目的は、東京高裁の職権和解勧告に基づき、明治HDの川村和夫社長と松田克也社長に和解で解決することを求めに参りました。 

 この争議の本質は何か。儲けの障害になる労働組合を潰すため、もの申す社員に赤組のレッテルを貼り、「アカムシ」とののしり、徹底した人権侵害と賃金差別を行いました。 大阪工場の正社員の糸賀さんは、高卒40年勤続で一回も昇格せず、年収200万円の賃金差別を受け、退職時の基本給は15万円でた。

 また、大阪工場の松本寿子は、10年あまり、畳一畳半の「座敷牢」に隔離しました。国会で追及され、法務省が動き、ようやく職場に戻しました。 

 2010年5月9日明乳関東工場で21歳の臨時社員の山中穂奈美さんがヨーグルトラインの機械に挟まれて亡くなりました。二人一組でやる清掃の仕事を一人でやらされていました。明らかに安全配慮義務違反の犯罪行為です。死んだんではなく、殺されたのです。

このような過去に目を閉ざすものは、現在にも盲目になるという、ワインゼッカー大統領の言葉どおりです。

苦節34年、ようやく潮目が変わり、中労委は賃金差別も人権侵害も認め、会社に話し合い解決を求めましたが会社が拒否、続く、東京地裁は裁判長が二度にわたり和解勧告をしましたが、これも会社は拒否し、今、東京高裁が職権和解勧告をし、これから話し合う段階です。

 明治乳業争議を解決しない明治の経営は行き詰まっています。株価は低迷し、明治HDの2019年4月~6月決算は、純利益15%減です。業績をリードしてきた高カカオチョコは脳の若返りに効く、R-1はインフルエンザに効く、との嘘の宣伝が衆参国会で追及され、ばれたからです。

 行き詰まりの打開策として、明治は徹底したコスト削減を社員に命じているが、「現場でできることなど、とうに無くなっている。一体何を削減しろと言うのか」と悲鳴が上がっています。そして、150億円投資してオリンピックのゴールドパートナーになり、食材を売り込もうとしています。しかし、賃金差別など人権侵害をする会社や食の安全を守らない会社の製品は、食材提供基準違反で通用しません。また、中国の天津に新工場設立など、世界に打って出ようとしていますが、食品事故多発、労働争議多発のブラック企業は世界に通用しません。その結果が、明治の海外売上高比率は5%で低迷のままです。ILOは、明治がやっているパワハラ・セクハラを禁止する国際条約を採択しました。明治は世界から孤立しています。

 みなさん、明治乳業争議団65人中、すでに15人がならず者の烙印を押されたまま、無念にも他界しています。平均年齢も75歳を超え、これ以上の長期化は、人道上も許されません。

 市民のみなさんにお願いします。私たちは断腸の思いで明治製品の不買を決断しました。不買行為は、ボイコットさんが提唱した消費者の正当な権利です。森永ヒ素ミルク事件もお母さんたちの不買で解決に追い込みました。ご協力、よろしくお願いします。

 今、食品企業に求められていることは、食の安全を守ることと、社員の人権、尊厳を守ることです。 社員・消費者・酪農家・商店・株主のみなさんに訴えます。私たちはこのあらゆる争議が解決するまでたたかいます。

 

連帯挨拶  東京母親大会連絡会・木原秀子委員長

 東京母親大会の木原と申します。組合差別、不当労働行為と34年にわたってたたかっておられる争議団の皆さん、支援行動にご参加の皆さんに、心から連帯のご挨拶を申し上げます。

 母親運動は1954年太平洋のビキニ環礁でアメリカの水爆実験に抗議して、母親・女性たちが声を上げたことから始まりました。「いのちを生み出す母親は 命を育て、命を守ることをのぞみます」のスローガンのもと、「核戦争から子供たちを守りましょう!」と、命を脅かすすべてのことを許さない運動をすすめてきました。

母親運動と、牛乳は実は深く結びついているのです。当時日本は「アメリカの余剰農産物」ということで脱脂粉乳を輸入させられていました。ところがアメリカでは脱脂粉乳は家畜のえさで、人間の飲み物ではなかったのです。脱脂粉乳はおなかにガスがたまって激しい腹痛を起こした子もいたそうです。

 1963年、もう50年以上前の話ですが、第9回日本母親大会の「子どもの健康」という分科会で、学校給食で出されていた脱脂粉乳を生乳にという運動がおこりました。全体会で「アメリカの脱脂粉乳反対」の決議を上げました。親たちは子供たち栄養のある安全な食べ物を与えたいということをずっと大切にしてきました。

当時の文部省も認めざるをえなくなり、その後、牛乳に代わりました。その時に明治乳業も販路を広げ学校給食に参入できたのではないでしょうか。

 私たち消費者は安全で安心な食べ物を食べたいと思っています。ところが明治乳業は、これまでに遺物混入があったり、給食の牛乳に異臭や放射性セシウムが検出されたり、不安になることがたくさんありました。しかも原因究明に背を向けてあいまいにしています。こういう不祥事が続くのは消費者の目線に立っていないからだと思います。それはこれまで、組合に対する差別、作業環境や労働条件などを改善しない企業のモラル、体質に通じるのではないでしょうか。

 明治乳業の経営者の皆さん、本当に労働者の人格を尊重しているなら、働きやすい職場環境を作ろうと思っているなら、真っ先にやることは何十年も無視してきた争議を解決すべきです。高裁の和解勧告を受け入れてください。こんなことを続けていたら明治の製品を買わなくなります。消費者をないがしろにし、働くものの命や人権を守れない企業には未来はありません。

 私たちも消費者として声を上げ続けていきたいと思います。そして争議の早期解決を求めてご一緒に頑張っていきたいと思います。最後まであきらめずにたたかいましょう!

 

連帯挨拶  明治乳業争議支援千葉県共闘会議・高橋成悟議長

 お集まりの皆さん、明治で働く仲間の皆さん、近隣の皆さん、私たちはこの間毎月、何度も何度もここで株式会社明治に対して争議か一決のための話し合いのテーブルに着くようにと訴えてきました。

 この争議は長年にわたる人権侵害と賃金・昇格差別の是正を要求しているものです。今、最終局面を迎えています。今たたかわれている東京高裁では来年の1月30日に判決の言い渡しが指定されました。その上で、裁判長の職権で酒井勧告が提示されています。原告・被告双方が持ち帰って検討しているところです。私たちは、話し合い解決を一貫して要求してきました。さらにこれまで、中央労働委員会・東京地裁も人権侵害・差別もあったことを認定し、話し合い解決を求めましたが、明治は一貫してこれを拒否してきました。今度こそ明治は話し合いテーブルに着いて争議解決を決断するよう強く求めます。

 この長い争議の中で多くの仲間が、人間としての尊厳を踏みにじられたまま亡くなっていきました。これらの仲間のためにも尊厳を回復させる解決を勝ちとる必要があります。

 皆さん、労働組合とは、一人では弱い立場にある労働者が団結することによって会社と対等の立場に立って、働く者の生活と権利を守る、それだけではなく明治のような食品企業の場合では、安全・安心の製品を消費者に提供する責任がある。それを会社に守らせていく、そうゆう役割ももつ組織です。当時の明治乳業はそうゆう労働組合があった。その中心にいたのが、いま、争議をたたかっている人たちでした。会社はそのまともな労働組合を嫌悪し、会社の意のままになる御用組合に変質させようと様々な介入をしてきました。そのために組合執行部とそれを支持する労働者を徹底的に差別をした、賃金差別は言うまでもなく、村八分以上の差別・人権侵害を行ってきました。

 その結果明治乳業はどうなったか。放射性物資の入ったミルク、学校給食の牛乳、さらに異物の入った製品の回収は後を絶たず、労働者の死亡事故も7件もだしています。

 皆さん、この争議の解決は単にこの争議の解決にとどまらず、労働者全体の問題であると同時に日本全体の食の安全に大きく影響する重大な問題です。私たちはそうゆう観点からもこの争議を絶対に勝利解決させる。そのためにも明治を話し合いの席に着かせるために皆さんの力を貸して頂けることを訴えて私の決意とします。

 

争議団決意表明  明治乳業争議団・村山東男事務局長

 ご紹介いただきました事務局長の村山です。今回、団長に代わり争議団を代表しての決意を述べさせていただきます。先ず報告をさせていただきます。先ほど主催者筑肱副議長と当該米元が松田克也社長へ申入れに行きました。受付から担当部署に電話していただきましたが担当者が居りませんと回答がありました。本日は状況が大きく変化しているので申入書をお渡ししたいと今一度お願いしたところ、責任もって判断をする者が居ないと再度断られたと報告がありました。

 私たちの闘いの基本は、私たちの運営する労働組合全国9事業所それぞれの支部が、要求を掲げ人権を守る運動の中で、明治は森永、雪印に追いつけ追い越せと8000名の生産体制から6000名にするという大合理化を押し付けてきました。当然ながら労働条件の低下に結びつくことには断固反対を掲げました。明治は促進するために、全国一斉にインフォーマル組織をつくりあげ労働組合役員選挙に支配加入し意のままになる組合に変質させました。なんとこのインフォーマル組織を東京都労働委員会の荒木尚志会長は、労働組合の中で意見の違う自主的組織と判断し、会社の支配介入を排除しました。しかし、中央労働委員会では、市川工場、戸田橋工場、大阪工場、福岡工場の実態をしっかり精査し、明治乳業の支配介入を22年のたたかいの中で始めて事実認定をしています。明治乳業はしっかり反省するべきことを私たちは手にすることが出来ました。

 明治乳業は、インフォーマル組織を使って、私たちを「生産疎外者」「職場秩序破壊者」とレッテルを貼り付け、また、「赤ダニ」や「赤虫」などと誹謗中傷を加え分断を図ってきたのです。中央労働委員会の命令「付言」の中で誹謗中傷を加えてきたことは、非難を免れ得ないと不当労働行為の背景を認定して居るのです。

 皆さん、明治乳業が合理化をなし得るために、労働組合に分断と見せしめ的に差別してきたのがこの賃金昇給昇格事件です。東京地裁の中でも2回の和解がありました。これも中労委の命令付言の立場に立ったものでした。

 いま進められている東京高裁の第3回口頭弁論の中では、私たちが求めている累積した格差32名平均して97万円の是正救済に於いては、労組法27条2項を盾にして申立て救済期間は法律上救済出来ないとしました。しかし、中労委が言っている昭和40年代50年代に職分間差別が存在している。帰結して言うならば賃金格差としています。これらは紛れもない事実と認定しています。

ならば、私たちが求めている97万円が救済出来ないのであれば、高裁は職権和解で進めるという中で、明治乳業は、歴史的に見て不当労働行為・格差の存在をどの様に捉えて行くのか。

 私たちは高裁の中で、34年間闘ってきたことの意味を会社と向き合って、真摯に心を開き合い全面解決に向け1月30日の判決を待つまでもなく皆さんのご支援や世論に訴えて、必ずや解決めざすことを決意とします。ありがとうございました。

【シュプレヒコール】

一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令に従い

  全面解決を決断しろ!

 一、(株)明治は、高裁の「和解勧告」を受入れ、人道上も許されない35年争議の全面解決を決断しろ!

 、製品不祥事・不正行為に対し、消費者の信頼に応えろ!

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、

  団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

 

 

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9・19東京地評争議支援総行動展開 (株)明治に話合いでの争議解決求め186名が結集

2019年10月07日 10時48分18秒 | お知らせ

 すべての争議の早期全面解決を! 裁判所・労働委員会は公正な判断を行え!

許すな企業の横暴! なくそう解雇・差別・長時間労働! 安心して働けるルールの確立を! ストップ安倍改憲! のスローガンを掲げて争議関係企業への抗議・要請。

同時に、係争先の裁判所、労働委員会に対しても公正・公平な判断を求める要請もおこないました。

 明治乳業争議団も株式会社明治(京橋エドグラン)前に於いて、松田克也社長に向け186名が結集し、中労委命令の立場で長期争議解決を求めました。

 主催者挨拶 東京地評・白滝副議長

 明治乳業は1960年代に入り、増産体制を強化して巨大工場を全国に次々と建設、操業してきました。高校新卒者を次々と採用しましたが、その労働条件は劣悪そのものでした。7畳半の寮に4人も詰め込むタコ部屋生活、早朝6時から深夜に及ぶ変則勤務、冷たい冷蔵庫内の厳しい重労働が続き、身体疾患,精神疾患が相次ぐ異常な職場環境でした。

そのうえに、「企業間競争の激化」を理由に、人員削減に走ります。千葉県市川の工場では3分の1以下に生産ラインを縮小するなど、猛烈な人減らし合理化を強行。それに反対する労働組合員に不当な差別攻撃を行ってきました。組合活動家は「余剰人員」扱いし、仕事を与えずに、毎日草取り、ゴミ拾い、ドブ掃除など、嫌がらせを繰り返しました。

その間に、たたかわれた明治乳業に関する労働争議は全国で12件にも上ったほどの、組合つぶしと労務管理の強化、人権蹂躙と差別を繰り広げてきました。

不当な解雇、隔離、差別、労働安全問題でも数々の危険な事故が発生しています。

1985年、明治乳業の異常な企業体質の根幹に迫る戦いとして、市川工場をはじめ、北海道から九州までの全国の事業所から64人が立ちあがっての、大型争議に発展しています。じつに35年近くの長期間にわたる争議が続いていますが、会社は解決に向かう姿勢を見せていません。

 この間に、明治の製品に不祥事件が相次いでいます。合理化をさらに強化し、工場を縮小してきたことがその背景です。

また、現在の職場では、昇給昇格の差別が深刻に広がり、そして過密労働によってトイレになかなか行けない。休憩時間取れない、昼食もとれず体調を崩すなど、合理化と労務管理強化による問題が横行しています。こんな状態で働いていては、安全な食品の提供は困難です。株式会社明治は、長期にわたる争議を終結させることが社会的な責務です。

日本経済は悪化の局面に至っています。今後、大企業のリストラや下請けいじめが強まる恐れがあります。一方では大企業の内部留保が毎年積みあがり、450兆円に届こうとしています。しかし労働者の賃金は、先進国で唯一あがっていません。むしろ下がっています。この秋に政府は、解雇の金銭解決や日雇い派遣労働の緩和など労働者を使い捨てる法律を検討してきています。絶対に許せません。暮らせる賃金、差別のない処遇と権利が守られる法制度を勝ち取らなければなりません。

労働者の権利と処遇を守ることこそ、日本経済にとって大切です。とくに食品にかかわる産業での安全安心を守ることは絶対です。労働者が生き生きと働ける明治の職場をつくる運動をすすめましょう。東京地評は連帯してたたかいを支援します。

 

連帯挨拶 明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

 明治乳業争議支援に、御多忙中に駆けつけていただいたみなさんに感謝申し上げます。明治HDの川村和夫社長と松田和也(かずなり)社長に明治乳業争議の話し合いのテーブルにつくことを求めます。

 争議の本質は何か。利潤第一の明治乳業は、食の安全と労働者の人権を守ることを求める労働組合を潰すため、赤差別、賃金差別を徹底し、大阪工場の糸賀久さんが年収200万円の賃金差別を受けました。

 苦節34年、ようやく潮目が変わり、中労委は賃金差別も人権侵害も認め、会社に話し合い解決を求めましたが会社が拒否、続く、東京地裁は裁判長が二度にわたり和解勧告をしましたが、これも会社は拒否し、今、東京高裁でたたかっています。

 その結果、労働争議を解決しない企業は疲弊するとのジンクスどおりの展開になっています。株価は低迷し、明治HDの2019年4月~6月決算は、純利益15%減です。業績をリードしてきた高カカオチョコは脳の若返りに効く、R-1はインフルエンザに効く、との嘘の宣伝が衆参国会で追及され、ばれたからです。

 行き詰まった結果がリストラの嵐です。根室工場、北陸工場閉鎖などを打ち出しました。行き詰まりの打開策として、明治は150億円投資してオリンピックのゴールドパートナーになり、食材を売り込もうとしています。しかし、賃金差別など人権侵害をする会や食の安全を守らない会社の製品は、食材提供基準違反で通用しません。

 また、中国に新工場設立など、世界に打って出ようとしていますが、食品事故多発、労働争議多発のブラック企業は世界に通用しません。その結果が、明治の海外売上高比率は5%で低迷のままです。

 みなさん、明治乳業争議団65人中、すでに15人がならず者の烙印を押されたまま、無念にも他界しています。平均年齢も75歳を超え、これ以上の長期化は、人道上も許されません。

 市民のみなさん、労働争議というのは、労使が話し合わなければ解決しません。亡くなった明治乳業の重鎮、島村靖三名誉顧問は、私たちの要請に、争議が早く終わるといいねと遺言を残しています。ところが、明治は、いっさいの話し合いを拒否しています。

 明治乳業争議の本質は、赤差別、共産党差別事件です。今は、パワハラ禁止法も成立しています。また、共産党を差別する、共産党を除くという路線は破たんし、今は市民と野党の共闘で共産党を含め、野党連合政府をつくる時代です。大企業の赤差別、賃金差別で唯一残っているのが明治乳業争議です。明治は社会から包囲され孤立しています。

 市民のみなさんにお願いします。私たちは断腸の思いで明治製品の不買を決断しました。不買行為は、ボイコットさんが提唱した消費者の正当な権利です。森永ヒ素ミルク事件もお母さんたちの不買で解決に追い込みました。ご協力、よろしくお願いします。

 連帯挨拶 埼労連・諸井常任幹事

 東京地評争議支援総行動明治京橋エドグラン前宣伝行動に結集された仲間のみなさん大変ご苦労様です。エドグラン前、ご通行中のみなさん、しばらくお騒がせしますが、どうぞ私たちの活動にご理解いただけるよう、あらためてお願い申し上げるところでございます。

 ただいま、紹介いただきました、埼玉県労働組合連合会の諸井と申します。そして、本日は 明治戸田工場のある戸田から「明治乳業争議を支援する戸田の会」の仲間も駆けつけていることも紹介します埼玉の10万人を超える労働者が結集する労働組合の仲間を代表し、一言この場を借り発言します。

 さて、先日の9月14日、埼労連定期大会がありました。大会では、明治乳業争議について組織をあげて、支援することを確認しました。さらに明治の争議は労働者全体にかけられた攻撃であると確認したところです。

原告のみなさんは、30年をこえる職場内での 賃金・昇格差別を受けていたわけです。「この理由は何ですか」と問いたいです。

原告の皆さんが、他の労働者と相対的に仕事をさぼっていたのですか。そんなこと、この間の労働委員会、裁判所は言っていないわけです。やっぱり、理由は労働組合活動なのです。そんなことは許されないわけです。だから、私たちは、このたたかいは、労働者全体への攻撃であるとしたわけです。

 明治の経営者のみなさん、この間の労働委員会や裁判所は「付言」で不当労働行為を認めているし、労使により話し合いで解決して下さいといっているわけです。 どうか、話し合いましょうよ

 「不買運動」最近色々なところで耳にします。明治は、東京オリパラのパートナーを結んでいるようですが、かたやこのような不誠実な対応をしているし、この間、埼玉県の明治戸田工場でも21歳の女性が、二人作業を一人で作業させられ機械に挟まれ死亡するなどの労災事故や埼玉県の和光市内の小学校牛乳異臭事件などの「食の安全」を置き去りにする不正行為も明らかになっているわけですから「不買運動」も私たちに大義はあるわけです。

 最後に明治乳業争議の解決にむけ、最後まで地域から、職場から支援を広げ全力で支援すること訴え、埼玉からの発言とします。ともに最後まで頑張りましょう。

 この他にも、江東区労連・中村事務局次長からの連帯挨拶もいただきました。

争議解決に向け争議団・小関団長の決意も表明されました。

 

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