明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

酪農家は「東電と国が補償を担保してもらわないと再建の気持ちが折れる」

2011年07月17日 12時47分53秒 | お知らせ
放射能の検査を済ませた乳製品を安定供給することを決議

 日本酪農乳業協会が、「震災からの復興・再生を共に目指す酪農乳業の集い」を7月13日に開きました。
 地震と原発事故の放射能汚染によって、「産業として危機的状況にある」と訴え、安全な牛乳・乳製品を安定供給するとりくみを宣言しました。
 いまやるべきことは、放射能検査の徹底で安心・安全の牛乳の提供と、危機的状況にある酪農家に対する損害賠償を早急に行うことです。
 下記に新聞記事を記します。
 
日本酪農乳業協会が集い 原発被害の救済訴え
 (新聞記事転載)

 大震災と東京電力福島原発事故による酪農被害が広がるなか、酪農家や乳業者、牛乳販売者でつくる日本酪農乳業協会は13日、「震災からの復興・再生を共に目指す酪農乳業の集い」を東京都内で開きました。

 震災被災地の50人をはじめ全国から約450人が参加。同協会の高野瀬忠明会長は、地震と原発事故の放射能汚染によって、「産業として危機的状況にある」と訴え、安全な牛乳・乳製品を安定供給するとりくみを宣言しました。

 放射能汚染の影響では、福島県と茨城県で1万9千トンの生乳が捨てられました。福島県で避難を余儀なくされた酪農家は73戸もあり「これらの農家の方々は塗炭の苦しみの中にある」と告発しました。

 「被災地からの声」として福島県酪農業協同組合の但野忠義組合長は、先月、同県相馬市で酪農を営んでいた男性(55)が自殺したことにふれ、「第二の自殺者が出なければいいが…」と話しました。原発被害は3月分でも半分程度しか補償されてないと報告。「国のエネルギー政策として原発を40年前に建てた。東電と国が補償を担保してもらわないと再建の気持ちが折れる」とのべ、損害賠償が遅れていることが復興の足かせになっていると訴えました。

 集いでは、放射能の検査を済ませた乳製品を安定供給することを決議。口蹄(こうてい)疫被害に苦しんだ宮崎県酪農協議会の吉松孝一副会長も参加。「みなさんのおかげでここまでこられた。力強い意志と心で復興してほしい」とエールを送りました。全国消費者団体連絡会の阿南久事務局長らが激励あいさつしました。(赤旗7月14日付)
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子どもの命が危ない!牛乳の放射能検査はダブルチェックを

2011年07月17日 12時39分27秒 | お知らせ
乳業最大手の明治乳業は放射能検査を実施せよ

長期にわたる労働争議を解決し社会的責任を果たすことを求める

牛乳の放射能汚染と小児甲状腺ガンの因果関係はチェルノブイリ原発事故で明確です。
 社団法人日本酪農乳業協会の「牛乳の放射能問題に関するQ&A」に次のように記されています。

 「この小児ガンが増加した最大の要因は、旧ソ連政府が事故を認めず初動が遅れたことと言われています。チェルノブイリの子どもたちは、避難や食品規制の立ち後れから放射性ヨウ素に汚染されたミルクを飲んでいました。そのため、人為的・必然的に小児甲状腺ガンが増えたものと思われます。[「放射線のひみつ」(中川恵一著、朝日出版社)参考]
 原発事故に伴う避難、放射線汚染分布の情報開示の遅れなどは、チェルノブイリと同じ状況です。

牛乳の放射能検査の有無を各社に問い合わせた方(テッペイの森管理人の森氏)によると、乳業メーカー最大手の明治乳業は「2重3重の検査をする方が望ましい」と次のように回答しています。
「独自検査はしていない。お客様からの声が大きく、また、牛乳という液体であるため、洗い流すことができないことから、確かに2重3重の検査をする方が望ましいのではないかと考えている。しかし、具体的な独自検査の予定は現段階では出ていない」と検査の必要性を認めながら、利益最優先の経営で無責任な対応をしています。
 直近では福島産肉牛からのセシウムが検出されました。これも全頭検査、ダブル検査をしなかったために生じました。枝野官房長官は全頭検査の検討を7月11日の会見で明らかにしました。

 乳業最大手の明治乳業は子どもたちの命をまもるため、牛乳の放射能検査の自治体任せを改め、乳業最大手メーカーとしても独自の検査をし、最低でもダブル検査体制を確立させることを求めるものです。
 明治乳業の浅野茂太郎社長は、一般社団法人日本乳業協会副会長、社団法人日本酪農乳業協会理事など、社会的に影響力のある存在です。
 長期にわたる明治乳業の労働争議を解決し、消費者に安全・安心の乳製品提供に全社員の英知を結集し、社会的責任を果たすことを訴えるものです。
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牛乳の放射能検査の杜撰さを示す記事を下記に紹介します。

2011年07月13日 17時20分58秒 | お知らせ
こんな杜撰な放射能検査でいいのか 混ぜたあとの原乳で測定

原乳の放射性物質、基準値下回る 福島
福島県は8日夜、福島第1原発事故を受けて、7日に実施した原乳の緊急時モニタリング検査(4回目)で、放射性ヨウ素、セシウムが暫定基準値を上回った検体はなかったと発表した。

県によると、今回から検査方法を改め、前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した。

県は、約1週間後に予定する次回検査で、基準値を上回らなければ、国と調整して出荷制限を解除していく構えだ。

2011.4.9  産経新聞より転載
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誠実な社会を取り戻したい・・・牛乳と柏市の放射線

2011年07月13日 17時15分27秒 | お知らせ
武田邦彦ブログより転載

チェルノブイリでは原発から少し遠いところの牛乳を飲んだ子供たちから大量の甲状腺がんがでました。
このことがあるので、私も牛乳については慎重に調査をしていましたが、どうも危険なようです。

事故直後は、北海道産の牛乳は北海道産でしたが、今では、福島、茨城、千葉の牛乳は大量に西日本に送り、そこで、「汚染された牛乳」と「綺麗な牛乳」をまぜて、ベクレルを規制値以内に納めていることも分かってきました。
つまり、政府が「規制値を下回ったものを拒否するのは風評」と言い、それにのって業者が「混ぜてベクレルを下げる」ということをしているのです。

もちろん、政府も業者も「罪の意識」がありますから、発表しませんし、マスコミの調査も隠されているようです。悪いことをしているという気持ちはあるのです。
牛乳は産地が限定された少し高めの牛乳を買ってください。


業者の方へ

原発近くの牛乳を西日本に運んで、放射性物質を薄めていることを自ら発表してください。
食材の安全と安心を得るには「正直で誠実」であることだけが求められます!!
汚染された牛乳を飲む子供たちとともに。日本の酪農業には大変な打撃です!!

千葉県柏市の焼却灰に7万ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
おそらく半減期が短いヨウ素はそれほど無いと思いますが、ストロンチウムは測定されたかどうかは不明です.
いずれにしても、福島原発事故当時から柏市の放射線量はたかく、放射線のチリが柏市に流れたのは間違い無いと思います.

このことは早くから柏市にある東大やがんセンターの測定値が示していましたが、柏市は頑として市民の声を聞かず、「被曝してくれ」の一本槍でした。
かくして対策は遅れ、市民が除染したものが、焼却灰に入り、その処理に困っています。3月から対策を練っていたら、今頃はいろいろなことが解決していたでしょう.

東電がばらまいた放射性物質からの被曝を市民から守るのが市であり、被曝させるために柏市があるわけではありません。
そして焼却灰に放射性物質が入った原因を「市民が被曝を避けるために除染するから市が迷惑を被った」と発表するのですから、いったい誰の税金で市を運営しているのでしょうか?


柏市にも誠実を求めます

柏市の役人の人。これまで市民が高い市税を払って暮れていたのですから、せめて被曝を避けるように全力を尽くしてください。

誠意のある日本、それこそが私たちが子供たちに引き継ぐべき大切なことでしょう。

2011年07月11日 武田邦彦 プロフィール

(たけだ・くにひこ)
中部大学教授(所属:総合工学研究所)
高知工科大学客員教授、多摩美術大学非常勤講師、上智大学非常勤講師
内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員
物理化学的手法を用いた原子力、材料、環境などの研究と、倫理などの研究。
専門は資源材料工学
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株式会社 明治(明治乳業)に放射能検査を求める 株主総会 株主54名

2011年07月13日 16時30分14秒 | レポート
子どもたちの命を守れ! チェルノブイリの悲劇をくり返すな!

 明治乳業争議団の小関守団長は、牛乳の放射能汚染に対する不安が広がっているもとで、明治ホールディングスの株主総会(6月29日)で株主54人を代表して、明治乳業に放射能検査と争議解決を求めました。

放射能検査を求める根拠は、チェリノブイリ原発事故で多くの子どもたちが甲状腺ガンを発症し、その原因が牛乳汚染による内部被曝だったことを重視したからです。
それに対し、浅野茂太郎社長は、「行政機関の発表に基づいて安全確認している」と答弁し、放射能検査をするつもりがないことを明らかにしました。
乳業最大手の明治乳業は、「原材料および製品への放射性物質の検査は行っていない。外部検査機関への検査依頼も行っていない」と消費者に対して、誠意のない態度をとりつづけています。

 明治乳業の浅野茂太郎社長は、乳業協会の副会長です。乳業協会のホームページで「生乳は、自治体が放射性物質の検査を行っており、暫定規制値を超えた地域の生乳は出荷できないことになっています。したがって流通している生乳の安全性は確保されていると考えます。安全が確保された生乳のみが乳業会社に送られ、牛乳・乳製品が製造されることから、市販される製品も安全です」と言い切っています。

 それでは放射能検査の実態はどうなっているのでしょうか。
 「原乳は個別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが,他の市町村産と混ぜたあとの原乳で測定した」(2011.4.9 産経新聞)と報道されています。現在の検査方法は、個別検査も明治乳業も検査をしていません。こんな杜撰な検査で「安全」と言い切れるのでしょうか。

 「安全」「安全」と言って国民をだまし、重大な原発事故をおこした東京電力の隠ぺい体質に似ています。私たちは明治乳業が長期にわたる労働争議を解決し、乳業メーカー最大手として、いまこそ安心・安全の乳製品づくりに全力をあげることを求めるものです。
 チェルノブイリの悲劇をくり返してはなりません。子どもたちの命を守るため、個別検査とともに、明治乳業などのメーカーに放射能検査を求める声をあげようではありませんか。
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