明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

「チョコで脳若返り」は裏付けのない誇大広告   内閣府・「中間段階で発表したのは良くなかった」

2017年12月30日 15時15分04秒 | お知らせ


明治乳業争議団が内閣府に検証開示を要請

 明治乳業争議団と明治乳業争議支援共闘会議は12月20日、「チョコレートが脳機能の若返りに効果がある」とする明治と内閣府の研究プロジェクトについて、裏付けデーターが不十分と指摘し、内閣府に検証結果の開示を求めました。

 松本悟支援共闘会議議長が検証の進捗状況を質したのに対し、内閣府の担当参事官は、「中間段階で発表したのは良くなかった。プログラムマネージャーの山川義徳教授以外の4人の専門家で検証中、年度内には結果をまとめたい」と回答しました。
 小関守争議団団長は、内閣府のお墨付きを利用して、「チョコレート効果」を大宣伝し、売上げを急増させている(株)明治の一人勝ちに対し、「検証結果が出るまでは誇大広告の自粛」を求めるべきだと指摘しました。また、(株)明治のチョコレートを買っている消費者に対し、「発表に行き過ぎがあった」と謝罪を求めました。最後に、文書回答を求めました。この要請には、日本共産党の畑野君枝衆議院議員が同席しました
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2020オリ・パラ食材調達について、(株)明治が3つの異常を抱えたまま乳製品の調達基準に見合わない企業として指摘

2017年12月30日 14時35分19秒 | お知らせ


オリ・パラ競技組織委員会所在ビル前宣伝 12月19日



ブラック企業 明治よ「世界の祭典」けがすな 五輪組織委に食材調達の見直しを要請
多発する製品事故 死亡災害 労働争議  現在も東京地裁で係争中

 ㈱明治は、20年東京オリンピック・パラリンピックでの営業に関して五輪組織委員会と「スポンサーシップ契約」を結び、日本選手団をはじめ参加者等に食材を提供するなど利益拡大をめざしています。だが、契約のための食材調達基準は、「食の安全」や労働者の労働安全など高いハードルのクリアが求められています。
 残念ながら明治の企業体質は、この基準に達しているとはいえません。主な食品事故だけでも36件(2000年の雪印集団食中毒事件以降)、死亡災害7件(1970年代以降)、労働争議12件(約半世紀間)など異常企業体質が明らかになっています。現在も33年を経過しても解決しようとしない労働争議が、東京地裁で係争中です。

五輪パートナーシップになり得るのか?

 ブラック企業ともいえる㈱明治が、世界の祭典ともいわれる五輪のスポンサーになり得るのかが問われています。明治乳業争議団と同支援共闘会議は先日12月4日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森 善朗会長に「選手らを始め世界から参加される方々の安全・安心を守るためスポンサーシップ契約に基づく食材調達を厳しく見直すことを求める」と同時に、契約の前提としては労働争議の解決など、健全な企業体質であることを選定基準とされるように要請しました。

会社回答に納得できない 学乳異臭事件に厳しい意見

 9月に発生した㈱明治 戸田工場製造の学校給食用牛乳「異臭事件」で、1301名の生徒と先生が異常を訴えた新宿区では13日、文教子供家庭委員会が開かれ、異臭問題が取り上げられました。
 委員会では、ウソと隠ぺいで真相を覆い隠す(株)明治の弁明は「原因解明になっていない」、納得できないとする意見が各会派から出されました。「企業体質ではないか」という厳しい声も聞かれ、新宿区、板橋区では、株式会社明治からの供給すら問題視する声が聞かれます。

【明治乳業と明治製菓が経営統合(2009年4月)した以降の不祥事の数々】

2009年 6月 「低脂肪乳」を牛乳と表示し、乳等省令違反で摘発、販売中止。
2010年 6月 沖縄明治乳業がアレルギー物質「落花生」の表示記載をせず違反。
      8月 「とろけるチーズ」などにステンレス破片が混入、23万個回収。
2011年 6月 神奈川工場製造の学校給食牛乳から放射性セシウム6ベクレルを
         検出、事後対応にマスコミから厳しい批判が出る。
     12月 埼玉工場製造の粉ミルクから放射性セシウム30・8ベクレルを検
         出、発覚から2週間の放置。真相はいまだに闇の中。
2012年 8月 「明治ミルクプリン」、風味不良により23万個回収。
      8月 防衛医科大学病院(埼玉)での、粉ミルク一般競争入札で談合が発
         覚。明治に家宅捜索。
2013年 8月 中国で、明治らが粉ミルクで談合。
      9月 「明治ヨーグルトR-1」などに異物混入、100万本を回収。
2015年 5月 「明治」チーズに髪の毛が混入、発覚から12日間も放置。
     11月 旭川工場でアルカリ性洗剤6000ℓを石狩川に放流。
     12月 明治「チョコっとグラノーラ」の包装に破損があり回収。
2016年12月 岩手放送が、明治「R-1ヨーグルト」宣伝のステマ放映疑惑発覚。

(週刊新潮誌 2016年12月22日号から転載)
2017年 5月 「チョコレートで脳若返り」宣伝は表記誇大と内閣府が発表。
      9月 戸田工場製造「学校給食用牛乳」の異臭事故発生し1900人が訴
         える。新宿区、板橋区教育委員会などが真相追求中。



2017年12月 4日
 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会
 組織委員会 会長 森 喜朗 様
全国労働組合総連合  議長 小田川義和
明治乳業争議支援共闘会議 議長 松本  悟
明治乳業争議団      団長 小関  守
                   
株式会社 明治の
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への食材調達について、調達基準違反を指摘し、厳正な審査にもとづき見直されることを要請します


 .明治HDは、公益財団法人東京2020組織委員会とスポンサーシップ契約を締結しています。競技大会組織委員会は、選手村や競技場で提供される食材(農産物・畜産物・水産物)の調達基準を決定しました。畜産物については、持続可能性の観点から調達については、(1)食材の安全(2)環境保全に配慮した畜産物生産活動(3)作業者の労働安全、(4)快適性に配慮した家畜の飼養管理を示しました。
1.食品事故36件、死亡事故7件、解雇や賃金昇格差別争議ら12件も引き起こしている明治HD及び明治は、明らかに食材調達基準に違反する企業体質といわざるを得ません。
選手らを始め世界から参加される方々の安全・安心を守る観点から、スポンサーシップ契約に基づく食材調達を、厳しく見直すことを強く求めます。

2.東京2020組織委員会は国際労働機関(ILO)と「パートナーシップに関する覚書を結ぶ合意」をしています。特に、持続可能性に関する国際的な合意・行動規範としてILO多国籍企業宣言(ILO中核的労働基準含む)を挙げるとともに、これを踏まえて、「結社の自由や団体交渉権の尊重」「児童労働の禁止」「強制労働の禁止」「職場における差別の禁止」などの取組をサプライヤーに求めています。
これに照らし、30年余もの長期に及んで労働組合活動を嫌悪した不当労働行為・差別事件を抱え、さらに、国の機関(中央労働委員会)や司法判断(東京地裁)に基づく、「和解解決」への勧告をも拒否している明治の企業体質は、食材調達基準に二重三重に違背するものと考え、その見直しを求めます。
 
以上


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明治に真っ当な企業にする為には、不買運動を起こし経営陣に法令順守を求めよう

2017年12月30日 14時03分40秒 | お知らせ


第26次座り込み行動を12月19日 12時から13時の一時間実施しました。

主催者挨拶に立った明治乳業争議支援共闘会議・松本議長


 明治乳業争議全国事件は、今年の2月中労委が人権侵害も賃金格差も認め、会社に話し合い解決を求めました。続いて、東京地裁の裁判長は、2度にわたり明治に和解勧告をしましたが、明治はそれを拒否し、現在も係争中です。この争議が解決しないのは、不当労働行為の実行犯が現在も院政(中山悠 名誉顧問ら)を敷いているからと告発。

 9月25日に学校給食牛乳異臭事件を起こしました。新宿区、板橋区の小・中学生ら1900人が「塩素臭」「ガソリン臭」「石鹸臭」を訴え、体調不良や下痢をした子どもいます。未だに、牛乳嫌いになり、牛乳が飲めなくなった児童もいるといいます。
 新宿区と板橋区は、原因究明、謝罪などを求めています。しかし、明治は、異臭ではなく、「風味」だと回答し、酪農家と子どもたちの味覚に責任を転嫁し、原因を隠ぺいし続けていると告発。

 明治の看板商品、チョコとヨーグルトの薬事法違反宣伝について告発。
 チョコレートを食べると脳が若返ると、明治は新聞・テレビで大宣伝しヒット商品になりました。これは、内閣府と明治の共同研究の結果です。しかし、研究者から抗議が殺到し、内閣府は再検証に追い込まれました。
 また、明治はRー1ヨーグルトを食べるとインフルエンザに効くと、NHKの朝イチなどで大宣伝し、ヒット商品にしました。この実験は、有田町の井上医師と明治の共同研究です。東洋経済が井上医師に効果を確認したところ、「しょせんはヨーグルト」とインチキを認めました。

 こんなブラック企業が東京オリンピックの選手らに食材を提供する準備をしています。私たちは、虎ノ門ヒルズのオリンピック組織委員会を訪れ、食材調達課長に明治は、調達基準である食の安全と労働者保護に問題があり、食材提供の資格がないことを指摘し回答をもとめていると報告されました。

 このような明治をまっとうな企業にするには、不買運動を起こし、経営陣に法令順守をさせる以外にありません。森永ヒ素ミルク事件は、お母さんたちの不買運動で、森永は話し合いに応じました。
 不買は消費者が命を守るための正当な権利です。明治が明治乳業争議を話し合いで解決し、食の安全と社員の人権を守る、まっとうな企業になるまで、私たちは明治製品の不買を訴えます。ご理解の上、ご協力をお願いしまして、私の訴えとさせていただきます。

 
食品一般ユニオン・佐藤書記長 (株)明治へ団体交渉申入れの報告


 株式会社明治に、第8回目の「団交申入れ」を12月18日に送付したことと、これまで貴労組からの団交議題につきまして、団体交渉に応じる義務はないものと考えております。したがって応じることはできません。と回答が送られてきています。
 今回は、東京地裁からの「和解勧告」が出されたこと、学校給食牛乳の異臭問題、(株)
明治が2020五輪スポンサーシップ契約を結ぶ明治に、食材調達基準である「食の安全確保、作業者の労働安全や人権尊重」などで、その健全性が問われていることから、団交申入れを行ったことが報告されました。

(株)明治・明治HDに申入れの報告・土井さん 一旦受け取った「申入れ書」をコメントもなく送り帰してきた明治に「抗議」


 12.7争議支援総行動において、株式会社明治お客さま相談センターの人が受付に降りてきて、「申入れ書」を受け取ってくれたにもかかわらず、後日、何のコメントもなく突き返してきたことから、今回の座り込みから改めて抗議の意思表示とキチンと説明を求め申入れに出向きましたところ、何の扱いもせずに受付で拒否をし続けたことを、許せない怒りをこめて座り込みの参加者に報告しました。

明乳争議団小関団長 一年間「京橋エドグラン」前ご迷惑かけた原因は(株)明治に


 一年間、この場所をお借りし座り込み行動の中ご近所の皆様方に多大なご迷惑をおかけしてきました。これも、中労委の解決に向けた呼びかけにも応えず、また、東京地裁から2度にわたる「和解勧告」いずれも拒否した結果であることを強調しました。
 明治が抱える3つの経営異常を告発し社会的包囲運動を広めて解決の決断を強く求めていきます。

その他、参加された皆さんの方々からも連帯挨拶をいただきました。
千葉労連・本原議長

国公労連顧問・宮垣さん

戸田橋地区労働組合・横田議長

明治乳業争議支援千葉県共闘会議・山城事務局長

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(株)明治「学校給食牛乳異臭事件」生産者(酪農家)や子どもたちの「過敏性」に原因をなすりつけ、問題を終わりにさせないように!

2017年12月21日 15時33分37秒 | お知らせ
株式会社明治・戸田工場製造の学校給食牛乳「異味、異臭」問題での委員会傍聴記
新宿区区議会 文教こども家庭委員会(12月13日)

 9月22日製造され25日に給食として出された牛乳に、「異臭等」の苦情が新宿区内小学校・中学校で1301人が「異味、異臭」などを感じた問題となり文教こども家庭委員会で議論されました。

【株式会社明治の原因の見解】

 株式会社明治からの原因調査にあたった発生原因の報告からすると、お申し出品では風味に若干違いが感じられましたが、その他の検査結果に以上はなく、製造工程にも異常は認められませんでした。
としながら、「生乳は気温、湿度、乳牛のエサなどの飼育環境により風味が変化します」。また、「風味に敏感な生徒様が通常品とは異なる風味に感じ取られたものと考えております」。が、発生原因としている事件です。

【各議員からの発言要旨】

 幸のことに健康被害ありませんでしたでは、ことがすむ問題ではありません。今後も同じような問題が起こる可能性があることと、子どもたちに大きな影響を与えたことから、食の「安全・安心」を提供させる責任を果たさせるためにも、真の原因解明を求める全会派から厳しい質疑が行われました。

 行程上、5カ所(5名?)で検査しているが、そもそも味に問題があるものを提供した自体にも問題があり、チェックを行う人に問題はなかったのか。結果的には誰一人異常を見極めることができていなかった。今後検査員の質の向上に努めていきたいといいますが疑問は解消できない。との指摘もありました。

 異味、異臭とか風味と言うけれども、結局、まずいものを出したと言うことですよ。そういった「認識の範囲」なんですよこの明治は。子どもが敏感だ、敏感だと言うけれど実際に飲んだのは子どもですから。当たり前の事の認識がないってことですよね。不思議でしょうがないですよね、

 明治という会社が気に入らないとか言うのではないけれども、牛乳ばかりでなく他のものなどにも新宿区を中心として食材の提供というのは厳しいってことを、生産者と供給者に示すことが重要で、姿勢を示していくことが重要と考えていくことです。

 余りにも誠意が見られない。言葉の使い方にしても「異味、異臭」を「風味」という言葉に置き換える会社がどの様に使っているかわからないのですが、世間一般的通用しないような表現で使っていることは如何な事かなと思います。
 使用した牛乳が特定されたエリアの牛乳に「異味、異臭」があったといっていますが、それはどこなのかは言いませんと、迷惑をかかるからと言っているのですが、原因がはっきりしなければ酪農家の方にもっていって改善をさせることなどをしていかねば、再発防止にならない。元々つくったところがどうであったのかをしっかり調査したりしなければ、再発防止にはならないと思う。
 クーラーステーションにくる牛乳がどこから入ってどこに出したのかをきちんとさせ、この地域のものが「異味、異臭」があったのだとお知らせした方が、原因の改善になっていくことなので決して酪農家に迷惑をかけるということにはならないと思います。このことは明治がやるべき根本的問題だと思います。
 
 情報公開について教育委員会から会社に求めていますが、酪農家のプライバシーの関係で明らかにできない、の一点張りを繰り返していて真相がわからないまま、今のままでは根本的な問題解決になっていきません。
 
 会社明治の説明で最も納得できないのは、「異味、異臭」を訴えた子どもたちがいても、あくまで味覚に敏感な子どもたちだから「風味の違い」を感じ取ったからだとなっています。だから何も問題がなかったように強調されている。明らかに普段とは違うといっている状況から、ここに結論つけることはありえません。

 今年6月に茨城県でも類似した問題が発生しています。学校給食牛乳で370人が体調不良、異臭訴えが日本経済新聞で見ました。茨城の事例でも「風味の違い」ということで、問題がうやむやになってしまっています。今回の明治に関わらず業界の共通した問題があるのでしょうか。
業者や工場を変えたとしても、今後も同様の問題が発生して、「風味の違い」の以上の説明が得られなかったどうなりますか。また、業者を変更しなければならないし問題はずっと解決しません。
今後、問題が起きた後の対応を改善することや同じことを繰り返さないようにするするために、類似問題が発生した際に、「風味の違い以上」に原因が特定できるように「情報公開」の姿勢を問うべきです。
牛乳については、新宿区が直接関わることができないので、都に対して新たな「企業情報開示」や「説明責任」を果たせるよう働きかけることを要望します。

【傍聴 後記】

 各会派の議員の皆さんが、子どもたちの健康と命を守るために食材の「安全・安心」を自ら確認することの重要性。とりわけ、納入する業者に対し厳しいチェック体制を施させることが重要だとし、今回の明治の回答報告書をみる限り原因の信憑性を伺うことができないと厳しく教育委員会に問題提起をし、真の問題解決のために追及していただくことが全会派共通した議論でした。

 さァ、明治よ酪農家、子どもたちに原因があったとしたことを戒め、本当の原因を表明し謝罪することを強く求める。
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東京地裁から「和解勧告」すら拒否した株式会社明治に、全労連・東京地評争議支援総行動で解決を迫る

2017年12月18日 10時19分22秒 | お知らせ
12・7全労連・東京地評争議支援総行動が展開される

裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ! 許すな労働法制大改悪! 戦争法廃止! 守れ憲法9条! 
憲法を職場とくらしに活かしブラック企業をなくそう! すべての争議の早期全面解決をめざすスローガンを掲げて総行動が行われました。


株式会社 明治(京橋エドグラン)に186名が結集し、中労委命令に従え、東京地裁からの「和解勧告」拒否の会社明治の経営姿勢を厳しく問う行動になりました。

主催者挨拶・全労連副議長 野村 幸裕さん
 
 明治乳業本社前にお集まりの皆さんこんばんは。本日は12.7争議支援総行動の一環として、この明治乳業の前で、明治乳業は一刻も早く争議を解決をするテーブルに着き、国民のために安心・安全な乳製品を供給せよと皆さんと共に訴えていきたいと思います。
 ご通行中の皆さま、ご近所の皆さんこの明治乳業では、労働者を差別するそうゆう実態があり、今日、今もこの問題について真摯に立ち向かって、立ち入ってそして解決をする姿勢が感じられない。
 では、この間の中央労働委員会や裁判所で和解をしたらどうかと云われているにも関わらず、これに応えない明治乳業の姿勢、これは皆さんと一緒にとんでもないと声を上げていこうではありませんか。
 そし明治乳業、食の安全でもいろんなことがいわれています。皆さん思い起こしてみて下さい。この近所で本社のある多くの企業の中でも、ズーっと不祥事が続いています。それは何故か、根本的に云えば会社の中に民主主義がないからです。おかしいことをおかしいと云っている労働者をどんどんどんどん首切れば、最終的に困るのは私たち国民ではないでしょうか。ともすれば会社の中にもそしてこの世界にもいろんな人たちがいて、そして、その人たちを統合してやっていくそれが組織だとその様に思います。
であるからこそ、この明治乳業が協賛団体になっているオリンピックでは、この現状であらゆる差別を禁止することではないですか。会社は、自分の会社の中で差別をしていながらオリンピックに堂々と協賛団体になったとして名をあげていることは最大の矛盾だと思います。皆さん、ご通行中の皆さん、こんな明治を断じて許してはならない。この声を是非お寄せいただきたいこの様に思っています。
 この様な労働者を捨てる、労働者を差別するこれは明治の一企業に止まっていません。しかしこの間の私たちのたたかいによって、一つ一つ争議が解決してきています。今回のこの行動にもエントリーをしている中で解決をしてきています。二つの争議がこの行動をやめています。
つまりそれは何か、争議を継続していれば明治のブランドに傷がつくからです。そしてその様な明治に対してみんなおかしいと声を寄せられるからです。
 改めて云いたいと思います。私たち労働者は働くことによってしか生活をして生きて行けません。その労働者を差別し分断をし、何を決断するのでしょうか。
ここの社長は労働組合の出身の方です。だとすれば、この人が本に労働組合の役員の時に、私たちの労働者のために何かをしようと思ったのであれば、そのところを今思って争議を解決してほしい。もし労働者を裏切って、会社のために組合の役員をやっていたとするならば、本当に大きく反省をし、そしてこれからの明治乳業と日本経済の発展のために頭を下げてほしい、このことを強く云いたいと思います。
 いま安倍内閣は、戦争法を改悪し私たちの生活基盤を奪おうとしています。その内、労働法制法の改悪をし、私たち労働者が保護されずにその犠牲をすべて民法のみでそうゆう働き方を将来につくろうとしています。残業代は払わないことをすすめようとしています。しかも、約束さえすれば100時間という過労死時間を超えることも認めようとしています。こんな安倍内閣の労働政策を打ち破るためにも、そして、すべての争議を一刻も早く解決するためにも、是非皆さん、先ずこの明治乳業のこのたたかいを皆さんの力で勝利をし、そして私たち働く者の働く人権を守るそうゆう社会をつくっていこうではありませんか。皆さんと一緒に、明治乳業争議解決のために奮闘していこうではありませんか。そのことを申しあげまして主催者としての挨拶とします。共に、頑張りましょう。

明治乳業争議支援共闘会議の松本 悟議長が訴える


(株)明治社前に明治乳業争議支援でお集まりのみなさん、京橋のエドグランで働いているみなさん、明治で働いているみなさん、ご通行中のみなさん、私たちの訴えに耳を傾けてくださるようお願いします。
 私たちは、33年に及ぶ明治乳業賃金差別争議の話し合い解決と食の安全を守るまっとうな企業になることを求め、本日、ここに集まりました。
明治乳業賃金差別争議の本質は、明治乳業が食の安全と働くものの人権を守るまともな労働組合を乗っ取るため、社員を「赤組」「白組」「雑草組」に差別分断し、「赤組」の社員に対し、平均で97万円の年収差別、ひどい人は年収200万円の賃金差別をした不当労働行為事件です。

 33年たたかってきた結果、潮目が変わりました。明治乳業争議全国事件は、今年の2月に中労委が人権侵害も賃金格差も認め、会社に話し合い解決を求めました。続いて、東京地裁の裁判長は、2度にわたり明治に和解提案をしましたが、明治はそれを拒否し、現在も係争中です。この争議が解決しないのは、不当労働行為の実行犯が現在も院政(中山悠 名誉顧問ら)を敷いているからです。

 不当労働行為のやり得に味を占めた明治は、食品事故36件、死亡事故7件、重傷事故1件、解雇争議ら12件引き起こすブラック企業になりました。
 直近では9月25日に学校給食牛乳異臭事件を起こしました。新宿区、板橋区の小中生ら1900人が「塩素臭」「ガソリン臭」「石鹸臭」を訴え、体調不良や下痢をした子どもいます。未だに、牛乳嫌いになり、牛乳が飲めなくなった児童もいます。
 新宿区と板橋区は、原因究明、謝罪などを求めています。しかし、明治は、異臭ではなく、「風味」だと回答し、酪農家と子どもたちの味覚に責任を転嫁し、原因を隠ぺいしました。

 みなさん、「塩素臭」「ガソリン臭」「石鹸臭」が風味ですか、説明に無理があります。原因は明らかです。明治らが作成した「 学乳における異味・異臭発生対応マニュアル (日本酪農乳業協会)」の事故事例の中に、消毒剤の塩素の混入事例が3つも掲載されています。現に紙パックで配給した戸田市では被害がでていません。瓶で配給している新宿区と板橋区らに被害がでたと言うことは、瓶の消毒に使う塩素が混入したという可能性が大です。新宿区と板橋区は異臭の原因が明らかにならない限り、明治の戸田工場の牛乳を受け入れるわけにはいかないと述べています。原因が明らかにならない限り、再発防止はできません。他のメーカーに変えるには、学校給食会が関係するので、東京都に相談しています。

 次に明治の看板商品、チョコとヨーグルトの薬事法違反宣伝について述べます。
 チョコレートを食べると脳が若返ると、明治は新聞・テレビで大宣伝しヒット商品になりました。これは、内閣府と明治の共同研究の結果です。しかし、研究者から抗議が殺到し、内閣府は再検証に追い込まれました。
 また、明治はRー1ヨーグルトを食べるとインフルエンザに効くと、NHKの朝イチなどで大宣伝し、ヒット商品にしました。この実験は、有田町の井上医師と明治の共同研究です。東洋経済が井上医師に効果を確認したところ、「しょせんはヨーグルト」とインチキを認めました。

 こんなブラック企業が東京オリンピックの選手らに食材を提供する準備をしています。私たちは、虎ノ門ヒルズのオリンピック組織委員会を訪れ、調達課長に明治は、調達基準である食の安全と労働者保護に問題があり、食材提供の資格がないことを指摘し回答をもとめました。
明治HDと明治の社員のみなさん、今、大企業の不祥事が続発し、企業の経営にも影響を与えています。明治は、食品事故36件、死亡事故7件、重傷事故1件、解雇争議ら12件、33年経過の明治乳業賃金差別争議を解決しない企業体質が、インターネットなどで社会に知られるようになりました。食の安全と社員の人権を守るまっとうな企業にならない限り、明治の未来はありません。ご一緒に力を合わせようではありませんか。
消費者のみなさん、明治乳業賃金差別争議は、中労委も裁判所も大株主も解決を求めています。国際労働機関(ILO)も私たちの要請を受領しました。
しかし、明治は、一切の話し合い解決を拒否しています。すでに、全国の争議団員64人中、15人が早死にするなど、人道上もこれ以上の長期化は許されません。

 また、明治粉ミルクセシウム事件も学校給食牛乳異臭事件も、すべて原因を隠ぺいし、責任を取りません。さらに、明治R-1ヨーグルトはインフルエンザに効くと薬事法違反の宣伝、チョコレートは脳の若返りに効くと、根拠がない、薬事法違反の宣伝を繰り返しています。
 このような明治をまっとうな企業にするには、不買運動を起こし、経営陣に法令順守をさせる以外にありません。森永ヒ素ミルク事件は、お母さんたちの不買運動で、森永は話し合いに応じました。

 不買は消費者が命を守るための正当な権利です。明治が明治乳業争議を話し合いで解決し、食の安全と社員の人権を守る、まっとうな企業になるまで、私たちは明治製品の不買を訴えます。ご理解の上、ご協力をお願いしまして、私の訴えとさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。


日本共産党新宿区議会沢田あゆみ議員(文教こども家庭委員会委員長)から学乳異臭問題の取り組み


お集まりの皆さん、寒い中での行動お疲れ様です。いまご紹介いただきました日本共産党新宿区議会議員の沢田あゆみと申します。先ほどから出ています明治の学校牛乳事件について、明治乳業争議団の皆さんには沢山のご支援をいただきお世話になったものですから、お礼の意味をこめて連帯のご挨拶に伺いました。
 お話しにもありましたように9月25日、明治の牛乳いろんな所に配給されているのですけれども、とりわけ一番被害というか「異味・異臭」を感じた子どもが多かったところが新宿区なのです。全体で約1900人の子どもたちがおかしいと感じた、中でも1301人が新宿だったのです。塩素臭いとか、いつもと味が違うとか子どもたちばかりでなく先生の方たちも感じていたのですね。
 ところが株式会社明治は、それは特定の産地のものに偏ったために「風味」が出たのだと、こうゆう風に言う訳ですよ。
 「風味」じゃないだろうと「異味・異臭」と言っているじゃないかと「教育委員会」もさすがに怒りました。
 そしてやりとりをずっとしていく中で、やっぱり「産地の問題」だと。じゃ産地はどこかと言えばそれは「風評被害」になるからそれは言えない。じゃなんで、現場で子どもや大人がおかしいと感じたのか、そちらの検査はどうなっているのか教育委員会が聞きました。ところが検査員がいるけれども、お子さんの方が敏感なんで感じるのですよと、こういう回答をするんですね。
それは余りにもひどすぎるじゃないかと言うことで、新宿区と板橋区とですね一緒になって明治とやりとりをしています。
 ところが明治はなかなか言い分を変えない。新宿区は二度にわたって公文書で要請文と言いますか公開質問のような事になると思うのですけれど公文書ですからね、それを出しているのですが、明治の本社として回答して下さいと云っているにも関わらず、株式会社明治としては一切文書は出してきません。戸田工場の名でしか出してきません。こういう所からしても本当にバカにしているのではないかと、私たちも教育委員会と一緒になって怒っているところなんですけれども、教育委員会の方も東京都になんとかしてほしいと、入札は東京都が行うことになっていますが、明治は困るんですと口頭で言いにいきました。
東京都も困って、これは東京都が明治を呼んで三者で話し合いをさせるからと、今週話し合いが行われることになっていますけれども、これは子どもの命と安全に関わることと、安全の問題でもありますから曖昧にできないと言うことで、私たちも徹底的に明治に対し問題を明らかにしていきたい。
 今回の問題を感じたのは、ここで働く人たち労働者を大事にしない企業は、やっぱり国民、子どもの命安全をないがしろにするのかなと思わざるをえません。
 そういう意味では、私たち争議団の皆さんの争議が解決するように、そちらの方も全力で応援をしながら連帯して個々の問題も解決していきたいとその様に思っています。
 今日は、争議団のみなさんにお礼の意味も含め連帯のご挨拶をさせていただきました。ありがとうございました。

日本婦人団体連合会 柴田 真佐子会長からの連帯挨拶

 ご紹介いただきました日本婦人団体連合会の柴田です。日本婦人団体連合会は、食の「安全・安心」を守り、子どもたちの安全と未来を守る立場で、明治乳業争議を支援してきました。
 明治グループの人権方針のトップに「人権の尊重及び差別の禁止」とあります。
「私たちは、国際社会の一員として基本的人権を尊重し、人権侵害に加担しないよう努めます。また、各国・地域の法令遵守・文化尊重はもとより、人種、性別、年齢、言語、宗教、国籍、障がい、社会的出身、財産、その他の地位等に関する一切の差別的行為を行いません。」とその様にホームページで公表しているのに、「進行協議」でも、会社回答は「和解は受けられません」でした。回答を聞いた裁判長は、改めて「和解案を考えないでもないが、持ち帰り検討することはできないか」と勧告しましたが、会社代理人は即座に拒否」を行ったと聞いています。未だに争議を解決しない会社の姿勢はおかしいと思います。

 「学校給食牛乳」異臭問題、1900名児童・教職員の告発が9月25日社会問題として報道されました。10月10日会社ホームページ上の見解を見ましたら、「学校給食用牛乳の風味に関するご指摘について」という表題でした。異臭問題は、風味なのでしょうか。多くの子どもたちが、いつもと違うと感じ異臭を訴えたわけですから、それを風味というのはどうなのでしょうか。消費者としては納得がいきません。
 東京オリンピック・パラリンピックへの食材調達するスポンサーシップ契約についてですが、食材を提供するスポンサー契約の基準は、食の安全確保と合わせ作業者の労働安全や人権尊重などの面で健全な企業でなければなりません。
その基準からしたら、こんなに長い間、労働争議を解決せず、現在も東京地裁で争議を抱えているわけですから、問題だと想います。明治乳業争議支援共闘会議と争議団は、大会組織委員会の森会長に対してスポンサーシップ契約について厳正な審査をするよう要請したと聞いています。

 私たちは、食の「安全・安心」には物言う労働者、労働組合が必要だと思っています。明治乳業は、会社に物言う労働者・労働組合を敵視し、仕事や昇給・昇格差別などの人権侵害を長期にわたって行っています。働く者の人権を守れない企業には、食の安全を求める私たち消費者の安全も守れません。消費者、助成団体の立場から明治乳業争議の早期全面解決を求めます。
 ブラック企業が社会的問題になっています。「働く者の人権を守れない企業には、食の安全を求める私たち消費者の安全も守れません」
 明治乳業争議の解決は働く者の尊厳を守ることと同時に、「食の安全・安心」にとっても大切なことです。争議の1日も早い解決のために、婦団連も微力ながら支援します。勝利の日までともに頑張りましょう、連帯の挨拶とします。


争議団 小関 守団長決意の一端


 中央労働委員会命令の中で、殊に会社明治に大局的立場に立って解決にあたることへの道筋を示した内容を、東京地裁春名裁判長もその立場に立っての二度にわたる「和解勧告」にも応じない明治に強く反省を求めると同時に、会社明治が隠ぺいを続けている「学校給食異臭問題」の根本的原因を、「酪農家」の管理上からの「風味」を損ねたと責任転嫁をし、また、子どもたちの「過敏性」を強調して原因の真相を隠し通していることの本質は、36件もの不祥事を繰り返してきている経営姿勢のもとでは、食の「安心・安全」を提供できる会社出ないことを社会的に徹底的告発していくことを強調しました。
 また会社明治は、2020オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナーとして競技組織委員会と契約をしていることから、食材調達基準に反したことを繰り返していることから、基準に見合った経営に改めさせることを求めるため競技組織委員会・森喜朗会長へ12月4日要請を行ってきたことを報告し、明治の社会的責任を追及していきながら、裁判闘争の中で必ず解決の道筋を切り開いていく決意を会社に向けて、また参加者へ方々に決意を述べました。



シュプレヒコール
一、川村社長は、中労委・東京地裁が求めた
    人道的見地からの和解勧告拒否は、許さないぞ!
一、学校給食牛乳の「異臭」事件を生産者酪農家に責任を転嫁するな!
一、真相を明かし、生徒・保護者に向き合い隠ぺいする事なく謝罪をおこなえ!
一、繰り返される「不祥事36件」を反省し、食の「安全・安心」をつくれ!
一、川村社長が争議解決を決断するまで、
    我々は最後の最後まで断固たたかうぞ!
コメント
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