明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治HDに、争議の自主的解決を求め285名が結集!

2016年05月31日 07時12分39秒 | お知らせ




争議を解決し、国民に、子供たちに誇れる 民主的な企業体質への転換を求める

5.27 全労連・東京地評争議支援総行動
・すべての争議の早期全面解決を! ・裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ! 
・許すな労働法制代改悪、なくそうブラック企業! ・戦争法廃止! ・安倍内閣退陣! ・憲法を職場とくらしに活かそう!

明治ホールディングス株式会社社前行動

主催者挨拶
東京地評事務局長 松森 陽一 さんの挨拶をご紹介します。

 全労連・東京地評争議支援総行動にご参加のみなさん、ここ明治ホールディングス前に結集いただき、ありがとうございます。また、争議の全面解決を求めてたたかっている明治乳業争議団の仲間のみなさん、大変ご苦労様です。
ご紹介いただきました、東京地評の松森と申します。主催者を代表して、一言ごあいさつをさせていただきます。

 明治乳業争議は、1985年(31年前)に市川工場事件からはじまり、全国のたたかいに広がり、北海道から福岡まで9事業所で不当労働行為とたたかっています。
全国事件からも 22年がたち すでに12人の争議団が他界しています。

明治乳業・本社が指揮して、分裂攻撃・人権侵害を強め、1966年頃から全国的にユニオンジャックを強行しました。

労働者を「紅組」「白組」「雑草組」に分類し、「赤組」の労働者には、職制らを先頭に「赤い水虫」「赤いゴキブリ」などと罵倒を浴びせ、人権蹂躙と差別の限りをつくしました。

 明治乳業が巨大工場を次々と建設し、高校新卒の労働者を全国から採用し、タコ部屋状態の寮生活、重労働を強いりました。

20歳前後の若い身体が腰痛、胃腸障害、ノイローゼ等で次々に倒れる中で働く者の暮らし・権利を守れと労働組合が誕生したことへの攻撃でした。

(株)明治が、歴代、行ってきた不当労働行為・差別攻撃の事実は、時がたっても、免罪されるものではありません。
(株)明治が、長期争議の全面解決を直ちに決断することを求めます。
 国民に、子供たちに誇れる 民主的な企業体質への 転換をはかるべきです

このことは、(株)明治で繰り返される不祥事、食の安全をおびやかす事態と無縁ではありません。
人権侵害の明治の歴史を 誠意をもって謝罪することを求めます。

 さて、安倍内閣は、日本を「世界で一番企業が活動しやすい国」にするために、労働法制の大改悪を進めようとしています。
参議院選挙後、解雇自由化、残業代不払いの合法化など具体化が着々と進められています。

 この、労働法制の大改悪が実行されれば、日本中が「解雇」やりたい放題の国になってしまいます。
明治争議のように、労働法制を軽視し遵守しない動きを1つ1つ正しながら、同時に、労働法制大改悪を止めなければなりません。

 6月1日、国会閉会とともに、日本の将来を決める参議院選挙のたたかいがはじまります。大きく成功させ、戦争法廃止とともに「人権が尊重される社会」を実現し、労働法制改悪、労働者切り捨ての流れに決別しようではありませんか。

本日は、6コースに分かれて、21の企業と厚労省など行政と司法に対し、争議支援行動を終日に渡り展開します。このあと、IBM争議の決起集会も開催されます。ご一緒にがんばりましょう。

 最後に、東京地評として、全ての争議の早期解決にむけて、みなさんとともに闘い抜く決意を表明し、主催者のあいさつとさせていただきます。どうも、ありがとうございました。
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「母の日」に21歳の女性従業員が一人作業の中で機械にはさまれて「圧死」7回忌を追悼する

2016年05月14日 17時38分17秒 | お知らせ


2016年05月9日

浅野茂太郎会長様 「明治乳業に殺されたのは私だ!」と訴えている山中穂奈美(21歳)さんの無念の声が聞こえますか? 明治戸田工場社前に34人が集まり7回忌、食の安全と社員の人権と長期にわたる明治乳業争議の解決を松本悟議長が訴える。



 本日の母の日が、明治戸田工場で圧死した山中保奈美さんの7回忌です。
 7年前、入社間もない21歳の臨時社員の山中穂並美さんに、ヨーグルトラインの清掃作業を命じました。本来二人一組でやる危険な作業を一人でやるように命じました。亡くなった現場には、誰もいませんでした。どれだけ、痛かったか、苦しんだか、想像を絶します。
 明らかにこの事故は、安全配慮義務違反です。しかし、明治は本人が安全棒をさしていなかったと、言い逃れをし、本人の自己責任にしました。
 浅野茂太郎会長、川村和男社長、そして、戸田の工場長は、山中穂並美さんと家族に謝って下さい、償って下さい、墓参りをするなど、誠意を示して供養をして下さい。
 このように明治乳業の会社では、40年間に7人が事故死しています。また、2000年以降、33件も食品事故を繰り返しています。なぜ、このような不正・不祥事をくり消すのか、その背景は、もの申す社員にたいし、徹底的に賃金差別と排除をする異常体質があります。その結果、賃金差別、人権侵害などの争議は11件も起きています。現在も、32年目に入った明治乳業争議は、都労委や中労委、東京高裁などが和解提案をしましたが、ことごとく拒否し、長期争議になっています。
 同じ食品企業であるネスレや雪印乳業は争議を解決し、新たなスタートをきっています。
 明治HDの浅野茂太郎会長は、不当労働行為を実行した明治乳業争議の当事者です。ですから、この争議を解決する責任があります。今年は、明治グループ創業100周年です。食の安全を守り、社員の人権を守るまっとうな企業として発展するためにも、明治乳業争議の解決を求めます。


山中さんの人生を奪った明治乳業関東工場(現在は、株式会社明治戸田工場)工場前で「追悼式」をおこなう。

49日法要に合わせて同場所で追悼式を行いました時には、「社旗・安全旗」は半旗掲揚されず抗議の意思を伝えたことを思い出します。
本日は、7回忌を認識されていたようで、半旗掲揚で追悼していました。
その意思をくんで、改めて、本日から安全教育と安全環境を整え将来にわたって山中さんの死を無駄にすることなく徹底することを求めました。
追悼式を主催しました、明乳争議支援する戸田の会議長田中さん、埼労連幹事・諸井さん、地元戸田地区労議長・横田さん、明治乳業争議団団長・小関のみなさんから、7回忌を迎え、山中保奈美さんの命を奪った明治の企業体質を告発し、二度と引き起こすことのないよう求めました。
また、この行動には、トランぺッター松平晃さんにも49日に引き続き演奏をいただき「千の風にのって」他追悼の演奏をいただきました。




 
2010年=明治乳業 関東工場(埼玉県) 山中穂奈美さんが事故死

5月9日午前9時ごろ、埼玉県戸田市川岸の明治乳業関東工場で、契約社員の女性(21 山中穂奈美)=上尾市=が、製品運搬用の油圧リフターを点検作業中、荷物を置く鉄板が落下、女性が鉄板と床の間に肩などを挟まれた。女性は病院に運ばれたが、同日夕、死亡が確認された。
 蕨署の調べでは、鉄板は2メートル×3メートルの大きさで、事故当時は約1メートルの高さに固定されていた。女性は1人で潤滑剤の油をリフターに塗る作業中だったという。 同署で事故原因を調べている。

産経msnニュース 2010.5.9 20:56 より転載
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