明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治ホールディングス社長宅訪問

2010年09月22日 09時22分32秒 | レポート
 親会社・明治HDに対し、争議解決を迫る座り込み(9月8日~9日)、東京地評主催の争議支援総行動(9月10日)が行われ、3日間の抗議・要請行動を行ってきました。しかし、明治HDは、警備会社を盾に一切要請に応じない態度に終始しました。
 争議団と支援共闘会議は、社前でこの様な応対をさせているのは社長の責任であるとして、北朝霞に居住を構えている社長宅へ要請書を届けざるを得ないと判断し、9月18日(土)お伺いしました。インターフォンを鳴らしても応答なし。奥まったところに少々の洗濯物が干してありました。玄関先の上とインターフォンに組み込まれているカメラが様子を伺っているようです。やむなく参加者の名刺と要請書、チラシを同封してポストへ投函してきました。
 今後、社前での対応が真摯になされることを願うものです。
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明治HDへの座り込み2日目天気に恵まれる

2010年09月13日 17時18分14秒 | レポート
 前日の台風9号による大雨に打って変って、大変しのぎやすい天気に恵まれて座り込み日和になりました。座り込み主催者を代表して、幹事団体北区労連事務局次長:野中さんから、長期にわたる労働争議の中で、明治乳業の不祥事を引き起こす中でも最大の死亡事故を5月9日に引き起こした。山中穂奈美さんの命を返せとあらんばかりの怒りを込めた訴えがなされた。引き続きリレートークでは、新京王労組:田中さんは、新たな都労委闘争を闘う中で、特に路線バス乗務にお客様へのマイク案内、運転状況など絶えず監視カメラで記録を撮られている。差別連:篠崎さんは、会社と争議団の関係の歴史を紐解く内容で語り、浅野社長の怨念に近い気持ちが争議解決を拒んでいる。
 昼行動を抗議・要請に切り替え、共闘会議事務局次長:土井さんは、都労委会社田巻証人が制度は公正に運用されてきていると立証しているが、個々人は多かれ少なかれ欠点は持っている中で30年、40年と働いてきた。これから「アラ探し」立証が始まるが、絶対評価は許されない。賃金差別の闘いは、全税関を除いて全部話し合いで終わっている。と、訴えました。
*明治乳業本社、地元の江東区労連:中村事務局次長は、江東に本社が来て9年が経過してきている。労働争議はどの様な判断が出ようが話し合いが基本で、刑事事件とは違うところを知るべきだ。
*3月に結成された食品一般ユニオン副委員長:唐笠さんは、スタートは小粒だが心は大きく持っている。職場から、地域から、日本から差別をなくしていくと決意を述べました。
*全労連地域労組こうとう書記長:川村さんは、少しでも職場を良くしようと運動し頑張ってきた労働者に「赤組」とレッテルを貼りその先頭に立ってきた浅野社長。死亡災害・食の安全が守れない原因は、労務政策の根本を見ていかなければ消費者、労働者に目を向けることは出来ない。これはあらゆる産業に共通することだ。
*全労連常任幹事(生協労連):盛本さんは、国鉄闘争も雇用を残し解決した。明乳の闘いも全国展開で支援していく。国鉄闘争も解決するまでやめない、明乳もその立場である。生協でも、中国ギョーザ問題でなぜ起こったのか真相究明をしました。生産から流通(リーセントワーク)が正しくつくれないと問題が発生する。職場で生き生きと働いているのか、が、安全・安心を提供できない環境だとと強く感じている。
*松下年金裁判で闘っている:小山さんは、経営の神様・松下幸之助の下で働いてきた。厳しい職場環境でもあった。定年後の年金問題で裁判闘争になっているが明乳争議団など等からアドバイスをいただき頑張っています。
*最後に団長小関より2日間にわたる座りこみへの感謝と、明日の東京地評総行動へのさらなる支援を訴えました。
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明治乳業関連子会社:沖縄明治乳業株式会社でアレルギー表示欠落

2010年09月08日 18時56分38秒 | お知らせ
 明治乳業本体しかり、関連子会社においても不祥事が発生していますが、これまではお客様に被害がございませんでしたご安心くださいと云うたぐいで「食の安全・安心」をないがしろにしてきた明治乳業。この度、沖縄明治乳業のホームページにアクセスすると、なんと、ステックアイス アレルギー表示欠落 アレルギー症状が発生する可能性で商品回収との記事が目についた。
 
 沖縄明治乳業(株)は、同社が販売するスティックアイス「帰ってきた えりまきトカゲ」において、原材料表示にアレルギー物質「落花生」の記載が漏れていたことが判明したと発表した。落花生アレルギーを持っている人が誤って食べた場合、アレルギー症状が発生する可能性があるため、同社は商品を回収し返金するとしている。
 アレルギーは様々の食材で発症することがわかってきています。アイスが好きな方が「落花生」入りを知らずに食してしまったらと考えるとゾッとしませんか。単なる表示欠落ではすませられない問題ではないかと考えます。
 
 ホームページで掲載している内容全文を皆様にお知らせしておきたいと思います。

● お詫びと商品回収のお知らせ
平成22年6月15日
 この度、弊社が販売しておりますアイス「帰ってきた えりまきトカゲ 90ml」につきまして、原材料表示にアレルギー物質の「落花生」の記載漏れが判明いたしました。「帰ってきた えりまきトカゲ 90ml」には落花生を含む旨の表示がありませんが、当該商品には落花生が含まれております。
 従って、落花生アレルギーをお持ちのお客様が、落花生含有商品との認識をお持ちにならずに「帰ってきた えりまきトカゲ 90ml」を召し上がった場合、アレルギー症状が発生する可能性がございますので、当該商品を自主回収させていただきます。
 落花生アレルギー体質のお客様ならびにご家族の皆様、また関係者各位には多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく心より深くお詫び申し上げます。
 大変お手数ではございますが、お手元に当該商品がございましたら、下記送付先まで料金受取人払いにてお送りくださいますようお願い申し上げます。後日商品代金をお返しさせて頂きます。
 今後は安全・安心な製品を提供するため、品質管理体制を強化し、再発防止に努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。



1.対象商品
(1)商品名
スティックアイス
「帰ってきた えりまきトカゲ 90ml」

(2)販売者及び製造者
1.販売者
    沖縄明治乳業株式会社
2.製造者
    エムアンドビー株式会社

(3)販売地域
沖縄県内

2.お客様からのお問い合わせ先と商品のご送付先
お問い合わせ先
電話番号 098-877-5274
午前9時から午後5時まで受付いたします。
ご送付先
〒901-2502 沖縄県浦添市牧港1-65-1
沖縄明治乳業株式会社
お客様からご連絡いただきました氏名、住所などの個人情報は本件の目的以外には
使用いたしません。
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雨を呼び込む明乳争議団、親会社明治HD座込み実施

2010年09月08日 15時48分18秒 | レポート
 これまで猛暑・真夏日が連日続く異常気象でした。明治乳業争議団が行動を実行するたびに、なぜか雨が降ります。「雨降り争議団」という異名をいただいています。7月時点に、9月8日~9日親会社明治HDに対し座り込みを計画・実施を決めていました。ところがどうでしょうか、約一ヶ月振りに、台風9号の影響が8日の朝から現れ気象予報からも早まり、JR東京駅八重洲南口側宣伝から雨がパラツキはじめてきました。支援者の方々が一様に、明乳争議団の皆様のおかげで「恵みの雨」ありがとうと云ってきました。私たちもその通り、農家の方々もこれで一息つけるでしょう。と、まさに「雨乞いの争議団」です。雨のほしい方は是非とも明乳争議団に行動提起をしてください。日程を確定します。
 
さて、朝宣伝は9団体21名で実施。明治HD前座り込みには延べ28団体50名で雨の中実施しました。挨拶には、主催者を代表して永瀬事務局長は、この間の運動の報告と秋口から来春にかけ運動を強める決意を。
*リレートークに元東芝差別闘争で和解解決した海老根さんは、東芝の労務政策は公安を雇い入れて労働者を弾圧した内容を明乳の労務政策とをだぶらせて明快に明乳を断罪しました。
*金融労連に結集する八千代銀行の中で、パワハラのもとで書いた「退職願」の撤回を通知したが、銀行は認めず退職とされた問題の支援を本人に代わって訴えた村上さん。
*明治製菓が親会社でありながら経営権を放棄し、ファンドに委ねる中で、昭和ゴム労働組合が、企業再建闘争を余儀なくされ身銭を切りながら闘い黒字に転じた矢先に、次なる悪徳ファンドが経営権を牛耳り「昭和ゴムホールディングス」を設立し4分割子会社で労働組合解体の攻撃を強めている等を報告した大庭さん。
*時間の都合上帰られる支援共闘会議議長松本さんは、明治乳業の原点は昭和47年に国会問題になった「インチキ牛乳」を製造販売し3人の役員が辞職に追い込まれた問題、昭和57年に大阪工場の女性労働者が一畳半のプレハブ小屋に隔離された人権問題が同じく国会で取り上げられやむなく解放した問題の体質などを中心に話されました。
*東京美装に働く中でセクハラ・パワハラを受けやむなく司法の場で闘いを決意した川崎さんは、東京高裁は女性が受け続けてきた事実に目を向けずに、手を出した本人の犯罪を免罪した。女性の権利を守るためにも私は負けられませんと決意を語りました。
*農民連の上山さんは、いま、米作農家が直面している米価の低価格によって、60Kg生産に掛る費用は1万6千5百円なのに、米価は1万円前後になっている、一俵の俵に5千円札を付けて出荷する事態だと話し、10日には農水省に対し交渉・市民にアッピールデモを行う、争議団が配布しているチラシに円高差益の中で乳業3社が24億円もぼろもうけ、酪農家・消費者に還元することはまっとうな要求だと話されました。
*争議団を代表して小関団長は、雨の中駆けつけていただいたお礼と東京高裁で確定した事実内容と全国都労委の闘いを通じて早い時期に解決の目途をつくりたいと決意を話した。
 
 明治HDは、要請団に対し相も変わらず警備会社員8名をバリケードに配置し、一切連絡も取りつがせないことに終始しました。
 台風9号の雨脚も強くなり、予定していました午後1時までの座り込みを12時10分で終了することにいたしました。明日の座り込みは、台風も熱帯低気圧に変わりましたが、秋雨前線が残るようでチョット心配です。皆さまのご支援を改めてお願いします。
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明治HDが中労委「公益委員」を取締役に据える異常さ!

2010年09月07日 16時36分55秒 | お知らせ
         ━━ 明治ホールディングス株式会社 ━━
       中央労働委員会「公益委員」を取締役に据えている異常さ!

● 明治HDの取締役は佐藤社長、浅野副社長を筆頭に10名体制です。そのうち2名が社外取締役ですが、なんと、現役の中央労働委員会公益委員である佐貫葉子氏がその一人で す。明治HD発行「6月29日開催株主総会」資料によると、「当期開催の取締役会13 回中12回に出席し、経営に対し弁護士としての観点から活発な助言、意見をいただいて おります」とあり、また、株主総会でも、他の取締役と同列に檀上に座していたのです。

● 問題は、労働委員会の公益委員という、労働者・労働組合の権利擁護にとって極めて重 要な役職にある人物を、民間大企業の取締役に据える事の異常さです。労働委員会は、労 働者・労働組合の団結権を擁護し、使用者(企業)の不当労働行為や権利侵害を厳しく規 制し、労働者・労働組合の諸権利の原状回復を使命に、①不当労働行為の審査・救済、② 労働争議の調整、③個別労使紛争のあっせん等を行う行政機関です。
 特に、公益委員の職責は重大です。使用者委員、労働者委員の参与委員と公益委員の三者 構成で不当労働行為などを扱いますが、その審査・判断の権限は公益委員にあるのです。 従って、公益委員は使用者側、労働者側からも信頼が得られ、一方にかたよることのな  い、まさに、公益を代表するに相応しい識者があたるべき役職なのです。

● 明治HD子会社の明治乳業は、1960年代から労働争議の絶えない極めて異常な企業 体質であり、いまでも市川工場事件(32名)と全国事件(9事業所32名)の、不当労 働行為・差別事件が未解決のまま続いているのです。今年の明治HD株主総会以降、各方 面で話題となり問題視されているのは、「労働争議の絶えない明治乳業の親会社明治HD が、労働者・労働組合の権利救済機関である労働委員会の公益委員を、高い報酬を支払っ て経営陣の一角に据えているのはなぜか?」、「民間大企業の取締役が公益委員とは異常 だ」など等であり、中労委に係訴中の事件当事者からも不信・不安の声が聞かれます。

     ━━ 公益委員「選考基準」の在り方を厚生労働省に問い質す ━━

● 今年11月の、中央労働委員会委員改選(第31期)に向け、労働委員会民主化対策会 議(全労連、純中立労組懇、MICなど)は公平任命を求め、厚生労働省への要請行動を 継続しています。要請の中で、公益委員の選考基準の在り方について問題を提起し、「民 間大企業の取締役が公益代表と言えるのか」、「労働委員会への信頼を失い、活性化にも 逆行する選考は改めるべき」と迫りました。応対した労使関係担当参事官室の調査官は、 「ご指摘の内容を受け止め、選考に向けて悩まさせてください」等と答弁しています。

● 経過を通じて明らかなのは、①労働委員会公益委員という役職を承知で、取締役に据え ている明治HDの異常企業体質、②公益委員という重要な職責にありながら取締役に就任 している佐貫葉子氏、③民間大企業の取締役を公益委員に選考した厚生労働省(行政)の 責任と、それぞれ重大ですが、やっぱり明治乳業・明治HDの企業体質は許しがたいもの です。

● 明治乳業争議団と支援共闘会議は、労働委員会公益委員を経営陣に据えて不当労働行為 や差別の「やり得」を改めようとしない、明治乳業・明治HDを許さない闘いを全力で行 うと同時に、労働委員会が労働者・労働組合の権利救済機関として活性化を図る為にも、 民間大企業の取締役が公益委員に選任されること等の異常さを正すために奮闘します。
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