明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

4・20第97回栄総行動(名古屋)「みんなの要求・みんなで実現」働きやすい職場環境と市民共通の 要求実現を求め展開

2022年04月29日 16時27分20秒 | お知らせ

4・20 第97回栄総行動(名古屋市)を展開

第97回栄総行動「みんなの要求・みんなで実現」を合言葉に、働くものが働きやすい職場環境と市民共通の要求実現を求め、世論と運動を広げる昼休み集会として「決議文」(案)を採択しました。小畑ジャズバンドの協力を得て生演奏を聴く裕福な時間を過ごしました。

尚、早朝宣伝を地下鉄伏見交差点、三の丸交差点、市役所5番出口でチラシ配布宣伝を実施しました。

集会の時間をいただき「明治乳業賃金昇格差別の闘い」を明治乳業愛知争議団・野村団長が訴えさせていただきました。

総行動実行委員会として各方面に要請を展開し、明治乳業争議解決に向け「みずほ銀行名古屋支店」、「株式会社明治・中部支社」に要請をしました。

①明治HD大口重要株主・みずほ銀行名古屋支店要請を8名で実施

◎銀行・副支店長、お客様サービス2課 課長が応対

◎要請団に国民救援会稲沢支部・服部房親さんを団長にフィール労組・山下義札さん安井大介さん、愛知県労働者学習協議会・最賀猛さん、一宮地区労・大井豊さん、一宮救援会会長・池山三男さん伊藤幸康さん、当該愛知争議団から野村茂団長が要請をおこなう。

服部要請団長より要請主旨を説明した上で、要請書内容について毎回回答がない。貴行においても不祥事が続出している。信頼回復への経営刷新を期待したい。もっとリラックスして、要請内容に対し事情交換する正常な対応を求めたいと要望しました。

当該野村から、千代田区春闘共闘委員会(4月15日)がみずほ銀行本店に要請書を提出していることに返答を 求めましたが、皆さんの今日来ていただいた要請内容については、「本部のしかるべき部署」に報告しています。

部署の名前を明らかにして欲しいことに関しては、「お客さまサービス課」がしかるべき部署で、このような要請内容は集約されている。

各々要請者から、あまりにも長い明治乳業争議解決に向けて大口重要株主としての役割を果たすことを強く求めました。

②株式会社明治・中部支社(新栄マザックビル17階)要請を8名で実施

◎支社社員2名が入口に横向きに立ったまま、名前も語らず名札もなしで「お答えできません」の一転張りを通していました。

◎要請団に(元)日産愛知争議団・山田忠義さんを団長にかわらまち保育園労組・三高真由子さん田中真倫子さん、国民救援名古屋本部・仲林聡さん、一宮救援会・池山三男さん、(元)中電・竹内春樹さん、フィール労組・安井大介さん、当該愛知争議団から野村茂団長が要請をおこなう。

要請に参加した方々がそれぞれの思い訴えをしましたが、一切無視する対応の仕方を目の当たりにした若い労働者たちは、「明治の企業イメージ」が落ちたと感想を述べています。

長期争議解決は、当事者双方の話し合いで紛争の全面解決を目指すべきだとして、山田要請団長が「要請書」を読み上げて要請を終了しました。

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千代田総行動の一環として明治HDの筆頭株主、重点大口株主へ要請を実施しました

2022年04月16日 11時42分43秒 | お知らせ

新型コロナ感染「まん延防止等重点措置」が解除され行動開始!

千代田総行動の一環として明治HDの筆頭株主、重点大口株主へ要請を実施しました

 新型コロナ感染「まん延防止等重点措置」が解除された環境から、千代田区春闘共闘委員会主催の千代田総行動が4月15日雨の中展開されました。

 明治乳業争議団として、2021年6月に開催される明治HD第12回株主総会に向け「事前質問書」を作成し、明治HD総務部に対し質問内容の説明と適切な回答を求めて来ました。

 この事前質問書を持って、筆頭株主、重要大口株主に対しても内容説明と協力を求めて来ましたが、新型コロナ感染爆発から株主サイトからも当該争議団としても自粛を迫られ株主総会の会社対応を報告できないままこの時期まで来てしまいました。

 それぞれの株主に、明治HDの売上高、営業利益、経常利益共々大幅なマイナスという経営責任の中で、極めて悪質な不祥事が3件も発生している実態と37年に及ぶ長期労働争議が都労委に残存している市川工場事件(23件)、全国9事業所事件(16件)が、現在調査が進行している内容と中労委命令の事実認定と付言が指し示している人道的にも解決が望ましいと指摘している点を再度強調し争議解決に向けたご協力を要請しました。

 また、第12回株主総会の報告では、事前質問書で川村和夫社長の経営手腕が及ぼした減収・減益に関する問題と株価の大幅な下落の責任を求めていました。しかし、川村和夫社長への責任問題に関わる事柄からなのか「回答する必要性はない」と一切回答をせずに避けたことの異常性を報告してきました。

 

筆頭株主と重要大口株主への共通内容の要請書を以下紹介しておきます

2022年 4月15日

筆頭株主・重要大口株主

        殿

                      千代田区春闘共闘委員会

                        議 長  小林 秀治

                      明治乳業争議支援共闘会

                        議 長  松本  悟

                         明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団

                        団 長  小関  守    

要  請  書

明治HD「21年度通期見込み連結決算」は深刻であり、体質改善は避けられない課題です

明治HD2021年度通期見込み決算は、売上高1兆90億(-15.3%)、営業利益900億(-15.1%)、経常利益940億(-14.7%)と深刻です。反応した株価も、一気に360円下落するなど長期低迷が続きます。背景に不祥事や人権侵害の異常体質があり、ZAIZEN(昨年10月号)は経営体質や川村社長について、「就任わずか4年の間に、実に40%も株価を下落させたのが明治HD川村社長である。不祥事続きの上、業績悪化の責任も取らない姿勢に社内外から怨嗟の声が上がっている」と指摘し、1年間で3つの不祥事と告発します。

① 明治HDは昨年5月12日予定の決算発表を当日に突如延期しましたが、その理由は「売上高水増し」の不正経理が発覚したことにあることを厳しく告発しています。

② 爪水虫治療薬への睡眠導入剤混入により死亡者が出る等では、製造企業「小林化工」の責任は重大です。しかし、委託製造で販売していたMeiji Seikaファルマは、製品の販売停止と一部ロットの回収をしただけで、最後まで謝罪会見すらしなかったと告発します。

③ 明治大阪工場の採用面接で、女性応募者に10年余に亘って、体重・ウエスト・既往歴を書面で尋ねるなどのセクハラ行為が告発されました。職業安定所から、就職差別など職業安定法に抵触する疑いがあるとして、「行政指導」を受けたことを告発しています。

 これら、消費者の信頼を裏切る不祥事・不正行為の背景に、明治乳業時代から続く差別や人権侵害の異常企業体質があり、その象徴が37年も続いている労働争議の存在です。

都労委審査は人生かけた「集大成の闘い」。解決局面に向け筆頭株主の真価発揮を求めます

 昨年4月から開始された、都労委残留39事件に関する第5回調査が3月29日にありました。公益委員は、申立人らが一貫して求めている全事件の「併合審査」を受け止め、昨年12月の調査で「両事件を一括併合審査」の指揮を執りました。しかし、会社は反対の「意見書」を提出し第5回調査でも併合審査に同意せず、その結論は次回以降となりました。

 申立人らは、単年度審査・判断による誤った命令を繰り返させない立場から、「併合による大量観察方式での集団間比較」を強く求めています。同時に、会社に強く求めているのは差別・人権侵害の歴史的事実を認め、経営陣の判断で全面解決を早期に決断することです。

人道上も放置が許されない長期争議の解決に向け、筆頭株主の真価発揮を強く要請します。

以上

 

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