明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

12・10 明治乳業に対し、「争議全面解決を求めます!」包囲行動にご支援を!

2010年11月28日 12時48分31秒 | お知らせ
  12月10日(金)争議の全面解決を浅野茂太郎社長に求めます!

 2010年も、早いもので残すところ一ヶ月となってきました。昨年の4月に、四半世紀にわたり、「負の遺産」である労働争議を抱え込む明治乳業が、明治製菓との「経営統合」を果たし、親会社「明治ホールディングス」を設立しました。双方の主張は、国内市場の頭打ちを打開するために、「明治」のブランドを世界の市場に打って出るという標榜を掲げました。そして、2011年4月に「事業再編」を行い、食品事業会社「株式会社明治」と薬品事業会社「Meiji Seikaファルマ」の2事業体で、儲けを追求していくというものですが、そこには、労働者への犠牲が様々な態様で迫ってくるということが提案内容から伺えるところです。
 この間、支援共闘会議と争議団は、争議の全面解決を求める運動を展開してきました。
特に、この度の経営統合を重要な節目と位置づけて、親会社初代社長の佐藤尚忠氏に対する社前要請行動を行ってきました。因みに、09年4月以降、明治HD前で取組んだ総行動(8回)には延べ1760名が結集し、社前「座込み(14日間)」には延べ639名が参加し要請をしてきました。しかし、第一回株主総会においての佐藤社長は、10名の取締役員の一致した意見としての立場を表明したうえで、明治乳業側の判断を述べさせ自身の判断を逃避してきているのが現状であります。
 25年というとてつもなく長期わたる労働争議。これまでの先輩争議の解決から見ても、基本は、当事者間の真摯な話し合いによって解決しています。
 暮れも押し迫る時期の12月10日、明治乳業本社前行動を午後6時30分から7時まで。東陽公園に場所を移動し猿江2丁目公園までデモ行進を準備しています。尚、デモは、ディキシーバンド演奏を先頭に賑やかに行います。貴団体・個人の多くの皆様方のご支援をいただき、明治乳業浅野茂太郎社長(明治HD副社長)に対し、「争議の全面解決を求めます!」の行動で迫ります。改めて参加ご支援をお願いいたします。(ノボリ旗を持参下さい)
 
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11月25日、明乳本社・明菓本社前「事業再編」を告発する宣伝実施

2010年11月27日 18時09分39秒 | レポート
 仕事・身分・賃金が危ない!  
 
 11月25日、明治乳業争議支援共闘会議と争議団は、明治グループが予定する来年4月からの「事業再編」には、明治乳業及び明治製菓に働く全ての労働者の、仕事・身分・賃金に大きく影響を及ぼす重大問題が含まれていることを知らせる、一斉宣伝行動を行いました。
早朝8時から9時の同時間帯に、明治乳業本社及び明治製菓本社(明治HD)前で、当該争議団や支援共闘役員らが次々とマイクを握り、会社が提案している「明治グループ一本化」を前提とした、人事諸制度や資格・賃金制度などの問題について、出勤する社員にチラシを配布しながら訴えました。
特に、賃金水準に大きな差が生じていることが、食品年収ランキングで見ると明治製菓14位(年収769.6万円)、明治乳業41位(646.3万円)との差額は123.3万円。移行するに当たり、二社の資格・賃金制度を強引に一本化することでの矛盾を、「調整給」や「激変緩和措置」などの一時しのぎにしている問題や、連結子会社だけでも51社もが出向対象となる可能性など、提案内容から見えてくるリストラの危険性を訴えました。「争議団のビラは受け取るな」等の、社内妨害があるとは考えたくないのですが、足早に出勤する社員が多い中でも、ビラを受け取り素早くカバンやポケットに仕舞い込む社員の姿が印象的でした。この宣伝行動には、支援者も含め明治乳業社前に9名、明治製菓・HD社前にも9名の総勢18名でした。
争議団と支援共闘会議は、「事業再編の前に長期争議を解決せよ!」の要求と、無謀なリストラから雇用・暮らしを守る要求を掲げて宣伝行動を頑張ります。
 尚、宣伝チラシは、HPの争議団ニュース・ビラのセクションからお読みください。
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