明治乳業争議団(blog)

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争議解決求め、明治HD・浅野茂太郎会長宅、同・松尾正彦社長宅に訪問

2016年01月26日 12時04分34秒 | お知らせ



浅野会長・松尾社長代表権者に争議解決を継続して求める

中労委から勝利命令を勝ち取り全面解決をめざす


 一方、中労委全国事件の審問が終了したこの機に、自主的に解決することが双方に望ましいことは言うに及ばないことです。明治HDの厳しい経営にあることから、浅野会長は、いまこそ決断が臨まれていることを当事者として自覚すべきです。

持参した「要請書」を紹介します。
                           2016年 1月24日
明治ホールディングス株式会社
代表取締役 会長 浅野 茂太郎 殿
                      
 明治乳業争議支援共闘会議
                          議 長  松本  悟
明治乳業争議支援千葉県共闘会議
                          議 長  高橋 成悟
                       明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
                          団 長  小関  守

要 請 書

ご承知の通り、中央労働委員会において再審査中の全国事件(9事業所32名)が、1月13日に行われた第6回審問期日をもって全ての証人調べが終了しました。
そして、公益委員の、「5月連休明け頃に最終準備書面提出期日を設定したい」との審査指揮にもとづき、双方の意見陳述を伴う最終準備書面提出期日として5月19日が確認され、争議をめぐる新たな局面を迎えるに至っています。
私たちは、浅野会長に対する昨年末及び新年のご挨拶を兼ねた要請書でも述べていますように、中労委における証人調べが終了する時期からの局面が、30年余に及ぶ長期争議の全面解決を図るうえで、極めて重要な節目になると決意を固めています。

改めて述べるまでもなく、私たちの闘いは市川工場事件から31年目を迎え、全国9事業所の事件からでも21年となる、極めて異常な長期争議となっています。
浅野会長も十分に承知の通り、これまでにも労働委員会や裁判所から和解を促す積極的な指揮がありましたが、いずれも旧明治乳業の否定的な対応で不調に終わっているのです。私たちは、株主総会でも繰り返し浅野会長を始め経営陣に対し、異常な長期争議を「経営判断で終結すべき」と提起していますが、その絶好の機会を迎えていると確信しています。そして、この長期争議の全面解決は、貴社の経営活動にとっても企業イメージの改善など、好影響を及ぼすことは明らかではないでしょうか。

ご承知の通り、明治乳業争議には未審査の事案として、市川工場事件及び全国事件の追加申立事案が都労委に多く残っています。従って、どの局面かで全面解決への合意がない限り、未審査事件の審査開始により際限なく争議が継続するのです。
私たちは、「このままでは人生終えられない」の決意で頑張っているのであり、「全面解決しない限り争議は続く」という現実を、会長にも重く受け止めて頂きたいのです。まさに、長期争議を経営上のリスクとして検討すべき局面ではないでしょうか。 
30年余に及ぶ労働争議の全面解決に向けた経営判断を重ねて強く要請いたします。

以上
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中労委審問終了、自主解決求め明治HD社前3日間「座り込み」敢行

2016年01月24日 10時14分52秒 | お知らせ



この悪天候・冷たさは、明治の冷酷な仕打ちからするならば、耐えられない冷たさではない。


1月13日に、9業所32名が争う中労委審問で全ての証人調べが終了し、今後の進行に関して審査指揮が取られました。5月19日までに最終準備書面を提出すること。意見陳述を希望するならば5月連休前に連絡を入れること。調査期日として午前10時より行うことが確認されました。

 争議団と支援共闘会議は、中労委の審査指揮のこの機をもって、労使双方話し合いでの解決を求める明治HD社前「座り込み」を1月18日から20日までの3日間、11時から13時の時間帯実施することを確認し実行しました。

初日の18日

夜半からの沿岸低気圧の発達によって都心に降雪がありました。その後、午後にかけて風雨と寒気が強まり、支援者などから実施の問い合わせが多く寄せられました。
たたかいは今日明日に解決の状況を生み出すことはないことから、健康第一をモットーにご遠慮していただきつつも、当該争議団と支援に駆けつけていただいた方々とともに、30年争議の解決は、中労委から勝利命令を勝ち取ることを基本にしていくことは言うまでもないことです。
同時に、「明治HD」に対しては、自主解決を求める運動をも強めていくことでもあります。
争議団員らと市川工場当時、激しく対立してきた明治乳業浅野茂太郎氏は、社長時代に明治製菓と経営統合によって親会社明治HD副社長、社長から現在の会長に就いている浅野茂太郎会長こそが、この争議の当事者責任を負っているわけです。
そのようなことから、当日の悪天候の中でも、19日、20日の座り込みによって意思を伝える行動の「キックオフ」を宣言して、30分の行動で終了しました。


2日目の19日

 天気は晴れ、しかし、天気予報の西風が強まると言う通りかなりの寒気が襲ってきました。延べ17団体33名がご支援に駆けつけていただきました。
日の当たらない明治京橋ビル社前、午前11時に座り込み意思確認と闘争宣言をして、12時まで無言の「座り込み」。チラシを通行人に配布、この寒空での行動に通行人は驚きの中チラシをとっていただき、約180枚手渡しすることができました。
 主催者挨拶として支援共闘会議議長松本悟さん(千葉労連議長)、連帯と激励に駆けつけていただきました、千葉支援共闘会議議長高橋成悟さん、戸田地区労議長横田文夫さん、食品一般ユニオン書記長佐藤泰文さん、差別連篠崎力さん、航空連竹島昌弘さん、東京争議団事務局長畠中さん等から1日も早く解決を目指そう、そのためにともにたたかう決意が寄せられました。
小関団長のお礼と決意の中で、中労委で明確になった集団間「累積格差」の実態と、改めて、典型的な不当労働行為事件の全体像が鮮明になったことを報告しました。


3日目の20日

 前日に続き天気は晴れ、風は弱いが底冷えする寒気は変わらない状況の中、時間のくくりは同じに座り込み宣言。延べ20団体42名が支援に来ていただきました。チラシは約220枚配布。
参加している時間の都合から主催者挨拶前にJAL客乗原告団副団長杉山陽子さんの連帯挨拶に始まり、主催者挨拶として、支援共闘会議事務局次長土井清さん、千葉県支援共闘会議事務局長山城重久さん、食品一般ユニオン唐笠治夫さん、全労連・全国一般昭和ゴム労組山本博さん、JAL乗員原告団団長山口宏弥さん、同客乗原告団団長内田妙子さん等から、明治の労働者管理は許せない、1日も早い解決を決断せよと明治に抗議と争議団に激励をいただきました。
 小関守団長は、厳しい寒波の中での3日間座り込みに激励に駆けつけていただいた皆さんにお礼を述べながら、中労委からの勝利命令を必ず勝ち取るたたかいと合わせ、この明治の冷たい仕打ちは我慢できないが、寒空の冷たさは我慢できる。皆さんからの温かい激励に報いるたたかいで必ずこの長期にわたる争議に今年中に決着をつける意気込みで頑張るので、さらなるご支援を訴えてお礼と決意の挨拶をしました。
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1月14日 明治HD社前明治乳業「全国事件」 中労委審査終了報告

2016年01月17日 18時30分16秒 | お知らせ
明治HD・株式会社明治はこの機に争議全面解決の決断を求める早朝宣伝

30年争議、人道上、社会的にも許されない

 1月13日、明治乳業差別「全国事件」の中労委審査がすべて終了しました。
 昨年来、集中的に実施されてきた審査の中では、あらためてこの事件が典型的な不当労働行為事件であることが浮き彫りになりました。
 この事件、市川工場事件から31年目、全国事件からも22年目となる長期争議となっています。過去、何回かの解決チャンスがあったにもかかわらず、会社・明治のかたくなな対応により実現にいたりませんでした。
 しかし、もはや社会的にも人道的にも、これ以上の引き伸ばしは許されるものではありません。
 
引き伸ばしは企業経営にも疲弊  

 さらに明治HDとしても、厳しさを増す経営環境の激変のなか企業活動を疲弊させる労働争議を、これ以上続けることに何の得策も見いだせないでしょう。
 中労委審査終了を機に、明治HDと㈱明治は命令を待つまでも無く自らの判断で争議解決を決断せよと経営陣に訴えました。
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2016年を迎えて争議の当事者浅野茂太郎会長宅に30年争議解決の決断を求め新年挨拶訪問

2016年01月02日 14時24分48秒 | お知らせ
全国9事業所32名の中労委事件が1月13日最後の証人尋問を控え、明治HD浅野茂太郎会長宅新年挨拶に伺う
浅野茂太郎会長の判断一つで新たな経営に変革すべき時です

 昨年の12月13日(浅野会長)と23日(松尾社長)に、30年争議解決めざし、社前要請を拒否し続ける会長、社長宅に解決判断を求めて訪問をしてきました。
 改めて、2016年新年を迎えて、恒例となってきました浅野会長宅訪問を支援共闘会議と一緒に正月2日、12名で訪問してきました。
残念なことに留守でありました。下記要請書をポストに投函してきました。


2016年 1月 2日
明治ホールディングス株式会社
代表取締役 会長 浅野 茂太郎 殿
                       

明治乳業争議支援共闘会議
議 長  松本  悟
明治乳業争議支援千葉県共闘会議
議 長  高橋 成悟
明治乳業賃金昇格差別撤廃争議団
団 長  小関  守



要 請 書
新年のご挨拶を申し上げますと共に年頭にあたり
争議全面解決に向けた経営判断を強く求めます
浅野会長には2016年の新しい年をどのようにお迎えでしょうか。
私たち、差別の是正と人権の回復を求めて闘っている争議当事者は勿論のこと、長期に及ぶ明治乳業争議を共に闘っている首都圏及び全国の支援組織においても、「今年こそが全面解決を果たす決定的な年」との決意で新年を迎えています。

浅野会長もご承知の通り、明治乳業争議は市川工場事件が31年目を迎え、全国9事業所の事件も22年目を迎えています。さらに、都労委には、未審査の事案として市川工場事件及び全国事件の追加申立事案が多く滞留しているのであり、どの局面かで争議全面解決への合意がない限り、さらに際限なく継続することになるのです。
争議団員の高齢化は避けられない課題ですが、「このままでは人生終えられない」の固い決意で、私たちは一年一年を全力で頑張っているのであり、「全面解決しない限り争議は継続する」という現実を、浅野会長にも重く受け止めていただきたいのです。 

私たちは、株主総会でも繰り返し経営陣に対し、「経営判断として労働争議を解決すべき」と提起していますが、これは極めて道理に叶った要求だと考えています。  
第一は、労働委員会や司法がいかなる判断を示そうとも、旧明治乳業時代から行われてきた、不当労働行為や人権否定の差別は歴史的事実であること。第二は、厳しさを増す経営環境の激変です。熾烈さを増す国内市場から世界市場を目指す企業間競争や、酪農の危機的状況を壊滅的に加速させるTPP「大筋合意」、そして、予測される国内乳製品工場の操業停止など等、企業イメージも含め企業活動を疲弊させる労働争議を、さらに継続することが許されない経営環境にあることは明らかです。
浅野会長も承知の通り、中労委での全国事件再審査の証人調べが1月13日で終了します。まさに、争議終結に向けた重要局面を迎えますが、中労委命令を待つまでもなく経営判断によって、長期争議を全面的に解決することを強く求めるものです。
浅野会長の経営判断を重ねて要請し、年頭のご挨拶と致します。
以上
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