明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

9.14東京地評争議支援総行動、株式会社明治に東京地裁が求めた「和解協議」に真摯に応じることを求める

2017年09月18日 17時25分45秒 | お知らせ

東京地裁民事19部、裁判長が原告、被告中労委、補助参加人会社の各代理人代表一名を法廷内の部屋で協議する。
原告の意向はわかっている、中労委の意向もわかっているとし、会社の意向を聞きたいのでそれでよろしければ、会社代理人とお話ししますので退席して下さい。約10分程の会社代理人との話の上裁判官3名再入廷し、開口一番決めました、会社に聞きたいことを伝えました。補助参加人から正式な回答をすることにしました。よって、第4回口頭弁論期日を「進行協議期日」と改めますと明快な訴訟指揮を執りました。

裁判長の訴訟指揮を受けて、株式会社明治に対し東京地評争議支援総行動が午後5時30分から6時まで展開されました。行動には206名が参加しました。
行動に先がけて、5時から30分間「井桁賢一とデキシーユニオン」みなさんのライブを楽しんでいただきました。


挨拶者は、ファンファ―レを受けて挨拶に立つ

総行動主催者を代表しての挨拶 東京地評事務局長;松森さん


東京地評争議支援総行動、株式会社明治本社前にお集まりのみなさんありがとうございます。お疲れ様です。
ただ今、ご紹介をいただきました、
東京地評事務局長の松森です。主催者を代表して、ひと言、ご挨拶を申し上げます。
先ずは、演奏つきで勝利報告集会のようですが、本日、IBMロックアウト解雇事件、郵政の20条裁判でいずれも勝利判決でありました。・・・・・ともに喜び合いたいと思います。
明治もそろそろ解決に向かうべきではないでしょうか。

さて、明治乳業争議の中労委命令は 自主的解決交渉、を強く求めました。
明治乳業争議は、長いたたかいの中で司法をはじめさまざまな機関から、解決のための話し合いのテーブルに着くことを求められています。
東京地裁が9月7日、明治に和解を強く求めました。明治は、もういたずらに争議を引き延ばすことなく 
「大局的な見地に立った判断」を持って解決に大きく動くべきです。

まず、謝罪し組合差別の是正を誓うべきです。労使の健全な関係をつくりましょう。司法に社会に断罪されなんど解決の話し合いにつけと言われたら襟を正そうとするのか。
原告の思いに向き合いなさい、解決をのばそうとするなら、そのこと自身あらためて社会的な批判を受けるものとなります。
そもそも明治は逃げ回って、私たちとの話し合いに応じない、門前払いをしてきました。
団体交渉話し合いのテーブルにつかないことこれ自身不当労働行為です。  
もっと個人が尊重され、人間が大切にされる社会にすべきです。正当な理由のない解雇を法律は禁止しています。これを守るのは、企業としての最低限の責任です。

安定した雇用の確保は、国民の暮らしの土台です。日本経済を深刻な不況から立ち直らせる上でも避けて通れません。明治の態度は社会的に経済界からも強く批判されるものです勝利しましょう。
最後に、東京地評は、東京で働くすべての労働者の連帯で、「明治乳業事件」のたたかいの勝利解決をめざして奮闘することを表明して、主催者のあいさつといたします。ともに頑張りましょう。ありがとうございました。

連帯挨拶
明治乳業争議支援共闘会議議長;松本さん


 明治の元社長・会長の中山悠氏名誉顧問、その男秘書を務めていた川村和夫社長に、話合いでの解決を求めてやってまいりました。このたたかいの本質は、たたかう労働組合を潰すために年間一人あたり平均97万円、多い人では200万円も賃金差別を受け、赤組、白組、雑草組とレッテルを貼られ定年退職されています。その中で15名も亡くなっています。
その中で、明治は不祥事事故が35件、死亡事故が7件、労働事件11件も発生しています。
 明治の商いについて、いま明治のチョコレートを食べれば脳が活性化される等とテレビで大宣伝しました。しかし、そうゆう検証がなされていないことから内閣府は再検証することになりました。そしてR-1ヨーグルトのステマ商法問題を週刊新潮がたたきました。更に月刊誌ZAITENでもこれらの問題を掘り下げて報道されていますと、改めて告発しました。
 たたかいの中で潮目が変わりました、中労委命令は事実上の勝利命令を出し会社に対し話合いでの解決を求めました。そして東京地裁は、裁判長が和解に向けて10月2日に回答を持ってくるよう明治に迫りました。また、筆頭株主みずほも明治に話合いで解決するよう要請すると私たちに約束をしました。会社明治は、院政を敷いている中山名誉顧問は社会的に包囲された。
 私たちの勝利の方程式は団結と統一です。支援する仲間を増やすことです。明治を支援するステークホルダーのみなさん、株主や量販店や酪農家や消費者や社員や、そしてエドグランで働いているみなさん、みんな利害関係者です。この争議が解決することこそが明治が真っ当な食品企業として、食の安全を守る労働者の人権と命を守る、真っ当な企業に発展することがステークホルダーのみなさんの利益になることです。と訴えました。

明治乳業争議弁護団事務局長;金井さん


明治乳業争議の現状、到達点を和解に対しての内容で述べて連帯挨拶とします。先ず到達点は、第一陣の市川工場事件と第二陣の全国9つの工場の労働者の二つで成り立っています。第一陣の市川工場事件は昭和60年に都労委に不当労働行為の救済命令を求めました。年収97万円にも及ぶ賃金差別、回復するに13年もかかる職分差別、明瞭な明確な証拠があるにも関わらず、残念ながら不当労働行為の一言の認定もないまま平成21年の最高裁で市川事件は途切れてしまいました。第二陣の全国事件は平成6年に都労委に申立てしました。現在は東京地裁でたたかわれている事件です。この事件も都労委で平成25年とんでもない命令でした。今年の2月に出された中労委命令は主文が救済を拒否しました。しかし、事実認定の中では職分差別において明瞭に認定しています。(差別の%で認定している数字を述べる)
それから昭和40年代から50年代にかけて、会社は争議団員等を忌み嫌い糾弾されてもやむを得ないとまで認定しています。昭和60年に申し立ててから33年目、初めて命令で判決で行政機関が不当労働行為認定と格差を認定したのです。これが33年目の争議の到達点です。
中労委命令は主文で救済しませんでしたけれども、早期に会社に和解で解決することを提示しています。
裁判所も9月7日第3回口頭弁論の中で大きく和解の方向の舵を切りました。10月2日第4回口頭弁論期日でありましたが、それを「進行協議期日」の名の下に、実質的に和解での解決に実質的に訴訟指揮を執ったのであります。裁判長は、原告代理人一人、中労委代理人一人、会社代理人一人法廷の中の部屋に入り話しをしました。
裁判長がこう言いました、原告の意向はわかる、中労委の考え方もわかっている。そこで会社の代理人の方だけ残して、裁判所は会社の意向を聞きたいと思います。と言って、原告と中労委の代理人は結構ですと言ってでました。その後会社代理人と3人の裁判官が話し合いました。
裁判長は決めましたといって、10月2日会社の回答を持ってくることにしましたと、実質的に和解交渉に応じるかどうか回答を示して下さい。と言って進行協議で進めることになりました。明瞭に和解で進めることになりました。これまでの会社であれば応じるかどうかは難しいです。そのためには、このような行動をはじめ多くの労働者、市民などの声を広めていくことが重要と思っています。みなさんのご支援の中で弁護団も今年中にはなんとかしたいと頑張っていきますのでよろしくお願いします。

食品関連一般労働組合(略称・食品一般ユニオン)副委員長;斉藤さん


 食品ユニオンは明治の争議解決に向けて、一つは、明治乳業争議団全国のみなさんは加盟しています。7次にわたる団体交渉を申し入れていますが、未だに回答をもらうに至っていません。いま、裁判所から和解で解決する重要なことを求められています。ユニオンとしてこの重要な局面にあることから運動を通して、和解での解決をすることを求めています。
もう一つは、ILOへの提訴です。ILOから正式に受理されて、正式に日本政府からの考え方の回答があれば、みなさん方にお知らせしますと回答がありました。明治は海外戦術が絶対必要だと出されています。
特に、国際的な労働機関から明治の労務政策を批判されるような問題が出てくることは明らかなことですから、早期に争議解決に決断するべきです。つきましては、地裁からの和解提案を重要な提案として会社は決断をすべきと思います。ユニオンは、この二の運動を強め一日も早い解決をめざして頑張ります。

決意表明 小関団長


この行動を通して、明治乳業の33年目のたたかいは、中労委の命令を契機に大きな潮目の変化の中での重要な局面になっています。明治乳業事件は何度も言っていますが本当にわかりやすい典型的な不当労働行為事件なのであります。会社の大幅な人減らしを強行するために赤組、白組、雑草組と分断しインフォーマル組織をつくり労働組合に直接的介入をし、賃金差別をしてきた不当労働行為なのであります。
 中労委命令は、それらの事実関係の認定をしたこと、いま東京地裁での裁判長からの積極的な訴訟指揮のもとで、会社に対し和解での解決を求める考え方を伝え、その回答を10月2日に提示させることになりました。正に、33年目のたたかいの集大成を迎えた重要な局面であります。なんとしても、会社に従わせるためのありとあらゆる運動を強めていきますので、最後の最後まで皆様方の支援をいただいていきたいと強くつよくお願いさせていただきます。本日はありがとうございました。

シュプレヒコール

一、株式会社明治川村社長は、東京地裁が求める和解解決に応じろ!
一、株式会社明治川村社長は、10月2日「進行協議期日」に真摯な答えを示せ!
一、川村社長は、中山名誉顧問・浅野相談役「院政」に支配されることなく、
   東京地裁の求めに今こそ応じろ!
一、明治HD松尾社長は、経営トップの全責任者として争議解決を決断せよ!
一、株式会社明治が、東京地裁の意に沿う解決への姿勢を示すまで、
   我々は最後までたたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!

〈ガンバロウ 三唱〉
・裁判所・労働委員会は公正な判断を行え!
・なくそうブラック企業、許すな労働法制大改悪、安心して働けるルールの確立を!
・憲法を職場とくらしに生かそう!
・明乳争議とすべての争議の早期全面解決をめざして
  団結してガンバロウ、 ガンバロウ、 ガンバロウ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第22次座り込み行動は、延べ55団体112名が「株式会社明治」に対し、裁判長が求めた和解解決に真摯な回答を示すことを求める。

2017年09月18日 16時56分48秒 | お知らせ
東京地裁第3回「口頭弁論期日」(9月7日)の中で、次回(10月2日)「進行協議期日」とした裁判長の積極的な訴訟指揮が出されました。


主催挨拶  松本議長(挨拶省略)

 
連帯と激励の挨拶いただきました、
航空連;粟田さん

空の安全と食の安全は同じく生命に関わる問題です。現場からの声をしっかり受け取ることが企業の発展につながることです。争議団のみなさんの運動であります食の安全を守らせることと航空会社で働く私たちの空の安全を守らせるためにも、ともにたたかっていきましょう。

申入れ報告 唐笠さん

 株式会社明治の方は、受付の方が総務部の方に電話をしてくれましたが担当者がおりませんのでお受けできません。明治HDは最初から電話もしない不思議な会社だなと思いました。中労委命令の内容や東京地裁が会社明治に和解で解決を求めている訴訟指揮内容など、受付の女性の方に話しをしてきました。また、受け取る受け取らないことを別にして「申入書」を置いてきました。と報告がありました。

他の挨拶の方々です。(それぞれ素晴らしい挨でしたが、失礼ながら省略させていただきました)
元日東整争議団;佐藤さん、


千葉労連;栗原さん(元ソーラーシリコン争議・労組書記長)


千葉支援共闘会議副議長;田中さん(関東ダンプ労組委員長)

みなさんからいただきました。

3日間のお礼と決意の中で小関団長


この3日間の座り込みは、明日行動が予定されている東京地評の争議支援総行動の最後のメーン行動として、首都圏でのこの争議をなんとかしてと行われる多くの労働者、労働組合の決意によって明日の最終として行われます。
 その背景においては、中労委の命令を踏まえての東京地裁の民事19部の裁判長の訴訟指揮によって、大きく潮目が変わりつつある。その様な重要な局面を迎えた座り込み行動になっています。
 いま33年目の解決に向けての道筋をつけることで問われているのは、このエドグランに入っている株式会社なのであります。
株式会社明治は異常な経営体質なのであります。消費者にわからなければ何でもあり、儲け本位な企業活動を行っていることを、月刊誌ZAIKAIが12頁を使って見事に暴いています。この月刊誌を大量に購入し、このエドグランの中の店舗にも手渡しし、更に多くの関係先にお渡ししてお話しをしています。
いま既に15名の仲間が亡くなっています。その無念の思いを背負ってたたかっているところです。私たちの決意は会社にも届いています。9月7日東京地裁の裁判長の訴訟指揮にもとづいて、10月2日の進行協議までに、この株式会社明治、親会社明治HDが長期に及ぶ異常な労使関係をどの様にこの争議を終結させるのか、その問いかけが厳しく問われているのです。そのためにも、明日の総行動への一回りも二回りのご支援を呼びかけさせていただきます。3日間ありがとうございました。


シュプレヒコール
一、株式会社明治川村社長は、東京地裁が求める和解解決に応じろ!
一、株式会社明治川村社長は、10月2日「進行協議期日」に真摯な答えを示せ!
一、川村社長は、中山名誉顧問・浅野相談役「院政」に支配されることなく、
   東京地裁の求めに今こそ応じろ!
一、明治HD松尾社長は、経営トップの全責任者として争議解決を決断せよ!
一、株式会社明治が、東京地裁に解決への姿勢を示すまで、
   我々は最後までたたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!

〈ガンバロウ 三唱〉
・明乳争議とすべての争議の早期全面解決をめざして
  団結してガンバロウ、 ガンバロウ、 ガンバロウ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国の機関中央労働委員会(厚生労働省外局の一つ)と司法の裁判官が「話合い解決」を会社明治に迫る

2017年09月15日 18時41分56秒 | お知らせ
東京地裁第3回「口頭弁論期日」(9月7日)の中で、次回(10月2日)「進行協議期日」とした裁判長の積極的な訴訟指揮が出されました。

会社明治は、裁判長の意に沿う解決姿勢を示せと1日目に引き続き2日目の天気は、朝から日中通して雨が降ったりやんだりの天候不純でしたが、実施時間は雨もやみ「虹」がきれいに東方天空に輝きました。

会社が「申入れ」を真摯に受けてくれるならば、直ちに「座り込み行動」を中止することを参加者一同確認の上、株式会社明治に「申入れ」を行いました。

申入れ報告 海老根さん

 会社明治は、担当者が不在ですいう不誠実な対応に徹する姿勢に、受付嬢に、この争議の解決は会社明治の態度一つで終了していく問題になっているので、その旨理解していただき然るべき担当者にお伝え下さいと切々とお話しをし、「申入書」を置いてきました。と申入れ責任者海老根さんから報告がありました。
 同時に、明治乳業の姿勢に対し、はこれまで労働委員会や裁判所からの和解勧告にも従わずして、これを一切拒否し続け未だに裁判を続けようとしています。いま行われている東京地裁も高等裁判所、最高裁判所ともなれば、あと5年、10年とかかってしまうわけです。何故に続けようとするのか私にはそれが全く理解できません。また会社は、中労委命令書のなかで認定している秘密文書に対し定かなものではないと難癖をつけていますが、違うというならば会社が事実関係なるものを出せばいいではないですか。そして、比較してここが違うと指摘すればいいではないですか、そのこともしないで命令書に難癖をつけているのであります。東京地裁の訴訟指揮を受け入れてこの争議の解決に向かうべきです。そのことをしっかり行うことを強く求めて報告とします。

主催挨拶;松本議長からありました。


連帯・激励挨拶に埼労連常任幹事;諸井さん

 会社明治は社会的に包囲されていると思っています。一つは、中労委命令には不当労働行為認定や差別もあったと断じられています。そして、この争議の解決には明治が先頭に立って解決しなければいけないと書かれて居るわけであります。そしてもう一点、この争議を支援する食品一般ユニオンがILOに申立てをして受理されたとしています。このことからしても世界的に包囲されていくことであります。埼玉でも、工場要請にいっても受け取らない、郵送で送りつけると突っ返してくるというように、まともな対応をしない異常な姿勢であります。襟を正して真摯に対応なされて争議解決に踏み出していただくことを強く求めておきたいと思います。

国公労連常任顧問;宮垣さん

 9月7日の第3回口頭弁論に傍聴させていただきました。春名茂裁判長が原告、中央労働委員会、会社の代理人を法廷の別室に呼んで、進行協議を行って、会社の代理人に15分にわたって和解するよう迫った訳であります。春名裁判長は民事19部の裁判長になる前は、最高裁人事局の給与課長を経由して民事19部の裁判長に就任をしています。いわば全国の裁判の中での最高裁の人事局の中枢にいた幹部であります。その裁判官が会社に和解を迫っているわけであります。
 日本は3権分立の国であります。法律を作る立法府の国会、行政をする行政機関、裁判をする司法機関があります。その3権の中の中央労働委員会という厚生労働省の外局の一つ行政委員会、そして司法の裁判官この二つが、会社の経営に対して話合いでの解決を迫っているわけであります。原告のみなさんも私たち支援するものも真摯に話合いのテーブルにつき真剣に話し合うならば、この座り込みを直ちに中止するとしています。
 映画「釣りばか日誌」の最終盤の鈴木社長の挨拶を紹介し・・・、明治の経営陣も是非とも鈴木社長を見習ってほしいと願いをこめました。

他に、挨拶をいただきました。
新宿区労連C&S;松竹さん


北区労連;野中常任幹事

食品一般ユニオン;佐藤書記長


お礼と決意を小関団長がおこないました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

株式会社明治は、東京地裁からの求めに謙虚に従うよう夕方の座り込みを実行しました。

2017年09月12日 14時15分19秒 | お知らせ


株式会社明治社前 第22次座り込み行動一日目(京橋エドグラン)17時~19時

東京地裁第3回「口頭弁論期日」(9月7日)の中で、次回(10月2日)「進行協議期日」とした裁判長の積極的な訴訟指揮が出されました。

 東京地裁「第3回口頭弁論期日」で、裁判長の訴訟指揮において原告、中労委、会社明治の代理人が別室に入り、原告、中労委の意向は話合いでの解決を望んでいることを前提として、会社代理人が残り意向を問いただした模様でした。
 裁判官再入廷し、裁判長が決めました会社に聞きたいことを伝えました。10月2日「口頭弁論期日」を先ずは「進行協議期日」とします。補助参加人(会社)から正式な回答をすることになりました。
 報告集会のなかで原告側の見方は、会社側の反論書から見た場合に裁判長はベストな判断をなされたと感想が述べられました。

株式会社明治は、東京地裁からの求めに謙虚に従い解決に向けた判断を求め夕方の座り込みを実行しました。


松本議長主催者挨拶

 明治は、労働者を「赤組」「白組」「雑草組」に分断し差別を続けてきました。多くの大企業は争議を解決しています。解決しないのは明治だけです。その結果、2000年に入ってからでも食品事故は35件も起きています。更に、青年労働者など7人もの尊い命を落としました。労働争議も11件も引き起こし、文字通り日本一のブラック企業になりました。その原因がこの争議を解決しない、不当労働行為のやり得に味をしめ反社会的な行為をしているからであります。
 ところが潮目が変わりました。一つは、お国の中央労働委員会が差別を認め不当労働行為を認めました。最後に、会社に対して大局的な見地に立って解決をするように求めました。
それを受けて東京地裁の裁判官が、この争議は話合いで解決すべきとの観点に立って、会社に対し解決するようにボールを投げました。今までとは違う局面です。
 二つ目は、食品一般ユニオンがILOに提訴して受領されたということです。明治は世界に打ってでるとしましたが失敗をしています。こんな不祥事を抱えた企業は世界では認められないということです。現役の社長や取締役が経営の舵取りをしているのでなく、かつての社長中山悠名誉顧問や浅野茂太郎相談役が「院政」を敷いているという事実、このことが「ZAITEN」の8月号で暴露されました。経済産業省などが「院政」は見直すべきだと主張を始めました。明治の社員の中では、恥ずかしい思いをしている早く解決してほしいということが広がっているということです。
 解決しない明治に対し私たちは、厚労省や農水省や文部科学省などに対し、近々要請行動をし、ブラック企業体質を管理監督の責任を求めます。明治が争議を解決しないことに社会が解決を求めていることです。
 社前で要請書を受け取らない、話合いにも出てこないために社長宅などの自宅を訪問し、家族と対話ができるようになってきました。
明治で働く皆さん、争議の解決は話合いでしか解決しません。私たちは一刻も早く争議を解決するまで、ここ京橋エドグラン前をお借りしてご迷惑をおかけしますが、最後までたたかい続けなければなりません。そのことを訴え挨拶とします。

株式会社明治、明治HDへ申入れを行った平川さんからの報告


株式会社明治は総務の方に電話を入れてくれましたが、コンタクトがないということで「申入書」を受付においてきた、明治HDも同様に置いてきた。と報告をする中で、明治がちゃんとした企業として利用者の皆さんが安心して食べたり飲んだりできるような明治にならなければと思った。そのためにも一刻も早く争議を解決して、真摯に労働者と向き合って会社を良くするということをしていただきたい。消費者の目が大事ですから10月2日に回答を求められていますので、解決への回答をお願いしたい。この座り込み大事ですので三日間頑張りましょう。

 連帯挨拶には、戸田地区労議長・支援する戸田の会;横田議長、千葉支援共闘会議;高橋議長、差別連;篠崎さん、食品一般ユニオン;唐笠副委員長からいただきました。
 お礼と決意を小関団長がおこないました。

シュプレヒコール

一、株式会社明治川村社長は、東京地裁が求める解決に応じろ!
一、株式会社明治川村社長は、10月2日「進行協議期日」に真摯な答えを示せ!
一、川村社長は、中山名誉顧問・浅野相談役「院政」に支配されることなく、
   東京地裁の求めに今こそ応じろ!
一、明治HD松尾社長は、経営トップの全責任者として争議解決を決断せよ!
一、株式会社明治が、東京地裁に解決への姿勢を示すまで、
   我々は最後までたたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!

〈ガンバロウ 三唱〉
・明乳争議とすべての争議の早期全面解決をめざして
  団結してガンバロウ、 ガンバロウ、 ガンバロウ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする