大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

雪の青森

2011-02-06 | 
大寒波の中、青森に出かけた。白河を通るころには外は真っ白に
なってきた。連結していた秋田新幹線の「こまち」は盛岡で運行
打ち切りになった。「はやて」も盛岡を過ぎたら空席が大分増えてきた。

新青森駅の在来線ホームは奥羽本線上下線だけで1つしかない。 接続の
特急が大幅に遅れ、1つ前の駅で止まっているという。 何時来るか
分からない電車を吹きさらしのホームで待つ。乗客は風雪を避けて
団子虫の様に固まってしまい八甲田の雪中行軍みたいになる。



大幅に遅れてきた特急を見てビックリ、雪だるまみたいなのが入ってきた。
席に座ってまたビックリ、窓が真っ白。氷や雪がへばり付いていて外が
まったく見えなかった。こんな電車に乗ったのは初めてだった。


青い森鉄道


予定の浅虫温泉まで乗ろうと思っていた青い森鉄道の車両、 止まると
怖いので駅前の食堂でお昼にする。駅前の大通りは寄せた雪で向う側が
全く見えない。県立図書館に寄ってから街中の善知鳥(うとう)神社に行く。

お目当ては、この神社にある明治十一年八月に建立された死節碑。
陸軍大尉村田成禮以下七十七余人の西南戦争の戦没者の霊を祭るため、招魂祭が
この善知鳥神社において明治十一年二月に執行され、式後戦没者の功績を
伝えるため建碑がなされたもの。かろうじて死節碑の文字だけが見えた。



翌日は一転して抜けるような青空になった。青森の街中にいるとどこからでも
よくみえる高さ76m、正三角形の建物で青森県観光物産館「アスパム」の
十三階にある展望台に行く。当日、青森県若年者就職支援センターもある、
この産業振興の拠点でどこかの大学の入試試験が行われていた。







青森はねぶたとリンゴ、青函連絡船にホタテの町、風景印を少し集めてから
工房と市場の複合施設「A-FACTORY」にいく。
駅以外で大勢人が集まっている所があった





新幹線の新青森駅は何所が正面なのかわからないほど駅の周りに何もない 駅で、
真冬とはいえ、気の毒になるほど閑散としていた。

 

観光コンシェルジュや青森おもてなし隊などの人達が駅などで頑張って
いたみたいだが、ただ座っていたり、立っていたりしているだけでは
なんの役にも立たない。新青森駅にいた観光コンシェルジュ、どっかの
団体の出迎えかと思った。東京に帰って検索して初めて何をする人か
分かった。そのなかで頑張っていたのが一階で民話と童謡を歌ってくれた
ご婦人二人、ニコニコと一生懸命だった。なにか救われる気持ちになった。

コメント (4)
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