高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

いよいよ

2007-05-03 17:36:52 | まゆみのつぶやき室
いよいよ、我が家の大切なアスパラ君たちが出始めた。

20キロの肥料をショって、可愛がったかいがあると言うもの。
家では出荷できない、曲がったのとか、ほけてしまったのとか、器量の悪い物しか口に出来ないが、味は同じ。春アスパラは甘くて本当においしい。

今朝も朝採りを4箱くらい収穫できた。
採ってきたアスパラを機械に一つ一つ置いて振るいにかける・・・と言っても、機械が勝手に大きさや長さを選別する。
選別されたアスパラは100グラムずつ、束ねて出荷となる。
まだ、値がいいので、人に送れないでいるが、これから、「見るのもいや・・・」になって来る日も近い。そうしたら・・・そうしたら・・・・デス。

そんな今日、貴重なアスパラを少しお土産にして、平安堂長野店で初サイン会をしている未来君に会いに行った。

2時からというのに、30分も前から未来君は、緊張しながら机の前で構えていた。
ベージュのチャイナ襟のジャケットが大人っぽさを見せていた。
未来君と目があった。きりりとした青年の目に少し「ドキ!」
すると、ゴールデン街様{未来君のお父さんのニックネーム}が居たので、腰掛けながらおしゃべりをした。
サイン会が始まり、「うば桜・・・」でもいいかなと行ってみたのだが、なんの何のたくさんの人が並んでいる。
私もかつて同じ場所でサイン会をやった事があるが、そんなに人はいなく、店員さんまでならんでいただいたような・・・・この差はなんなの差
未来君は一人一人にしっかりと、お父さんに手を助けられながら、言葉まで入れたサインをしてくれた。
『命{ぬち}どぅ宝』と書いてくれたが、意味が解らず尋ねた。
ハンコウを押している、おば様が「沖縄の言葉で、命あればこそ宝」だと言った気がする。ごめんなさい。しっかり聞いてなくて。もう一冊の本には「強くあれ」と書いてくれた。
嬉しかったよ!未来君。

その後、お母さんともおしゃべりをした中で、当たり前のことを当たり前にさせてきただけだとカラっと言ってのけるその瞳の強さには、ゆるぎない信念を感じた。

双子の弟の自由君は、遊んでいたマグネットのダーツに私を連れて行き、「おばさんもやってみる?」「エイ!」全然ダメだった。
そして、あちらには寝そべって本に読みふけるマイペースの希望君が居た。

いい家族だ!