高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

岐阜の人形展

2006-09-17 09:58:33 | まゆみのつぶやき室
16日、岐阜高島屋での、人形展が始まった。
会場によっては、真夜中の搬入、準備というものがあるが、今回スタッフは深夜、1時頃から大きなジオラマや人形を会場に運び込んだ。私も早朝6時に会場作りができた所で人形の飾り込みに入った。
朝が早いのは少しつらい所もあるが、人気の無いデパートでの作業は集中でき、物静かでやりやすかった。
今回の展示会は今年他界した、カメラばあちゃん{増山さん}の追悼展も兼ねているので、たくさんの写真も飾られた。
岐阜は増山さんの地元。今は人もいない徳山村での暮らしや、そこに住む輝く笑顔の人々。同じ村民ならでは向けられる表情を、誰でも撮れるというピッカリコニカで撮り続けたおばあちゃん。やっと地元岐阜での開催年に亡くなってしまった、そして25日展示会の最終日は徳山村のダムに初めて水が溜められると知った。
深い因縁めいた物を感じずにはいられない今回の展示会だが、おばあちゃんへのお悔やみと、今まで一緒にやらせていただいてありがとう・・・と、あらためて感謝の意を伝えたい。
早朝の準備が終え、私はホテルにいったん戻り、職人姿から一応作家さんっぽい姿に着替え開店を迎えた。
今回はマスコミのほとんどが、ありがたい事に取り上げてくれたのでオープン早々人が次々来場してくれた。
何度も見たけどまた来た・・・という人。可愛い花にいるかの置物をくれた青年。
人形店を営む社長さんも大阪から駆けつけてくれたと言った。
ありがたい!ありがたい!

宣伝効果もあり、今回の岐阜はたくさんの方に見ていただける作品展にまちがいないと確信して、名古屋から中央線、振り子電車に酔いも忘れて眠り込んでいた。