楽しまなくちゃー!!! "Carpe Diem !"

趣味の陶芸、写真、園芸、ボーイとの交遊

生命の歓喜・河井寛次郎展に行きました。

2011年01月28日 | 日記

                 
                                                                                                   愛染鳥子

     大阪・高島屋 グランドホールの河井寛次郎展に行きました。 お孫さんの鷺珠江さんのギャラリー
    
      トークがあり大変な人でした。 約1時間の説明・トークを聞きながら作品を鑑賞しました。

     第一章から第六章に構成されていて河井寛次郎の全容を理解しやすく大変勉強になりました。

     民芸運動の陶芸家だと思っていましたが、心を表現する、発信する芸術家であることが驚きです。


           「技」の時代

        高い基礎技術で華麗な作品 ”愛染鳥子”今回の目玉

           「暮らし」の時代

        日常の生活に根ざした作品  ”河井家の様子” 

           交わり

        川勝堅一、岩井武俊、毎日新聞の美術記者だった井上靖に作品を贈くられ、ためらって
          いると私があげるのではありません、この作品が行きたがっているのですと心優しく諭さ
          れたそうです。 

           生命

        哲学的思索から生まれた、生命賛歌の作品 ”動物、人をモチーフ” 

           「造形」の時代

        大胆な造形、不思議なフォルムの陶器、木彫り、真鍮のキセル

           祈り
    
          深い精神性、祈りを表現した作品 ”生命の歓喜”



        沢山の心に響く河井寛次郎”造語”が力強い筆で表現されていました。

           「この世は自分をさがしに来たところ この世は自分を見に来たところ」  
  
           「新しい自分が見たいのだー仕事する」

           「助からないと思っても 助かって居る」

           「なんといふ今だ 今こそ永遠」

              「鳥が選んだ枝 枝が待っていた鳥」

 

  
           一番心を打たれた言葉です。 大切にします。 
            
  
               「助からないと思っても 助かって居る」


         
              図録           鷺 珠江さん

          ビデオ紹介がありました。 まじめで誠実な人柄がよくわかりました。
          インタビュアーは吉永小百合さんだったのでしょうか??


陶芸・実用できる什器を作るための検討。

2011年01月24日 | 陶芸作品

                              
                                             ルリ釉薬・中鉢

     昨年来お気に入りのルリ釉薬の中鉢が出来ました。  残念ながら実用には使えません。
     140φ*80hで重さが400グラム余りあり重すぎるのです。 形は台湾の鉢を参考にしました。
     手に持って使うことを考えると300-330グラムがほしいところです。
     手に持って使う什器は適当な重さでないと使いものになりません。 難しいです。

     今後のことを考えて問題解決のための検討をしました。

     作品の比重を測定するためにボールに水を張って溢れ量をはかり、容積を求めます。
     重量ははかりで測り、重量/溢れ量=比重 で測定しました。
     今まで作った作品を5点同じように測定しました。

     結果は 陶器比重=2.3-2.5でした。

     次に粘土の比重測定しました。 白土、荒白土とも1.9-1.95でした。

     ついでいつも問題になる収縮率の測定です。 以前作ったビヤカップを使って作陶時と焼きあがり
     時の寸法測定しました。  理論的には3次元に収縮するので体積収縮率を求めました。
     結果は体積収縮率=64%でした。 平均収縮率にすると14%です。(0.86*0.86*0.86)

     しかし口径は11%、高さは15%でした。 均一には収縮しないこと。 開放端の方が大きい。

     これらのdataを使ってルリ釉薬の中鉢の”厚さ”を計算しました。 
     表面積=310cm2 比重=2.3 重量=414g  高台、底部など
     結果は av厚さ=4.5mm でした。

     これでは重たくなるのは当たり前です。  3mm-4mm位でなければ。
     全体の重さを320gにするには 3mmt にしなければなりません。
     収縮率を勘案して3.5mmで作陶をすべきでした。

     これらの結果から今後は目的の品物の容積を決め使用する粘土の重量を決めて作業が
     厚さのオーバーを防げるように計算図用を作りました。
     おそらく専門的に陶芸をやっている人はこのようなことぐらい当然なのでしょうが。

  
           
                  鉢物作成 3mm-4mm 図表

          作家は小鉢は2-2.5mmt、中鉢、大鉢でも3.5-4.0mmtで作っています。(・)
             信楽焼:荒木漢一、笠間焼:景山忠、益子焼:三宅洋司    さん 作品    
          ちなみに板原摩紀さんのお茶碗、フリーカップとも2.7-2.8mmtでした。
               (160-200g)    さすが!!
          赤楽の抹茶茶碗は3.2mmtでした。 (258g)


<製作中>
            ピラミッド形花瓶、乾燥中 7mmt*140*210h

     折角先輩から荒土を譲っていただいたので、特性を生かした、大型作品、粗仕上げの
    作品をつくりたいと思っていました。  
    思いつきでピラミッド形の花瓶を作りました。  タタラつくりのため自宅でつくりゆっくりと
    乾燥させるようにします。  釉薬は目立たないように、粗さが残るようにしたいと思います。

    久しぶりに理科の実験、ラジアン解析、モデル解析など頭を使いました。  これからも
    問題解決のために経験を土台にしながら理屈でわかるところは、解析しましょう。
 

 

 


陶芸クラブの30周年・新年会に参加しました。

2011年01月18日 | 陶芸作品

                                    
                                             陶芸クラブ30周年・新年会
                                                     宝塚ホテル

     陶芸クラブ、の30周年・新年会が宝塚ホテルで180人の出席があり、参加しました。

     配布された”陶芸クラブ30年のあゆみ”は立派な案内で成り立ちから、日常の活動、ボランティアなど
     詳しく書かれています。    これを読んでみてこの会のことがよくわかりました。

     昭和55年に25名で作陶を初めて30年になります。  現在の会員は200人を超えています。
     日常は4組に分かれて活動しているため全体の様子がよく理解できていませんでした。

     年間の焼成回数は130回を超えています、また作陶を通じて体験、支援、指導などボランティア活動も
     数多く行われています。

     これだけの人と経歴があるので立派な作品が出来てくるのも納得できます。
     こんな立派な会に入って作陶できるのは大変幸せなことだと思います。

        30年のあゆみ、おみやげのバームクーヘン
         立派な30年のあゆみです。

     15年以上の活動をされた方が表彰を受けられました。(7名)
 

     食事、懇談、プレゼントの抽選会がありなごやかでにぎやかな中余興がありました。
     陶芸のほかにも、いろんな趣味を持っている人がいるのだと感心しました。




                      会員の有志による南京玉すだれ




                          会員によるマジック

     明日から今年の作陶開始します。  今年の作品初めは還元焼成の中練り込み鉢です。
     焼成は2-3月ごろになりそうです。  荒土での大皿で白土、象嵌をやってみようと思います。




写真クラブの例会がありました。

2011年01月17日 | 写真・撮影会

                            
                           ” 祈り ”
                       ウィーン・シュテファン大聖堂

     写真クラブの1月例会がありました。  課題は”神戸・北野散歩”でした。
     撮影当日は夕方で人も少なく皆さん大変苦労でしたが、あまりよい写真はありませんでした。

     自由作品で久しぶりに”祈り”をよい評価をいただきました。
     2010.9の中欧旅行で撮った、ウィーン・シュテファン大聖堂での写真です。  
     ろうそくの明かりがよい雰囲気になっている、ピントはやや??


         
                           シュテファン大聖堂                 サラ・ブライトマン
                                               ”シンフォニー”

       年末にNHK-Hでサラ・ブライトマンのシュテファン大聖堂でのコンサートが放送されていました。
       すばらしい歌声が荘厳な大聖堂に響き、圧倒的なレーザー光線の演出で息をのむシーンの
       連続でした。  2時間があっという間に過ぎてしまいました。

<写真の講評、指導>

   --> プリントが浅い、明暗、色彩、など修正
        ”クリムト”    加工、修正

    二人並列はよくない前後感をだすように。 帯,白とび。
     ”祇園の仕事始め”(3枚組)

      テーマがはっきりしない。ピント? 
    "北野boy"      "北野baby" 

 
   <注意事項>
     1. 横顔のとき、鼻は背景の上にのらないように、顔の輪郭の中に入るように。

     2. 人の多いところでは、ローアングルで、背景を空に向けて抜けるとよい。
       白とびには十分気をつける。

     3. クレーンなどから吊ったものは、吊元を入れて撮る。

     4. 二人並び、並列はよくない、遠近を明確にする。

     5. スナップでは人の進行方向、前を空ける、ピントはしっかりと大きめに撮る。
       背景はスッキリとする、自分が動いて調整する。
       2LからA3への拡大を念頭において、全体構図を決めることも大切。
   
 <阪神大震災>
    1995.1.17の阪神大震災から満16年たちました。  仕事人生に大きな影響を
    与えた大事件でした。  今日は一日中TVで当時の様子から復興までの道のりを
    心を痛めながら観ていました。
    報道写真とはいえ、このような写真を撮らねばならないカメラマンの気持ちはいか
    ばかりかと、日ごろ無頓着に写真を撮っていることへの戒めのようなものを感じます。
    これからも、愛のある写真を撮っていこうと思います。

 

 


健康推進教室のOG、OBで新年会がありました。

2011年01月12日 | 日記

                                                
                        海清寺の大クス・天然記念物
                                          (皆で見上げています。)


     ”舞妓さん”、”福むすめ”さんときれいなBLOGが続きましたが今日は、地味な内容になりました。

     11.00に西宮JRに集合して8人でまずは海清寺の大クス・天然記念物を見に行きました。
     樹齢約600年、樹高35M、目通し6Mでこのお寺が建創されるときに植えられたとのことです。
     海清寺は高僧無因宗因により開かれた臨済宗の名刹です。


    
         海清寺山門                          高僧「南天棒」さん・南天の棒で叩き諭します。

     西宮JR駅から日向ぼっこをしながら大クスを見に、”立峰”の前を通り過ぎて行きました。
     大クスを見た後、先生ご自慢の、隠れ家的な日本料理の”立峰”につきました。 
     中はぎっしりと満員、 女性ばかりでした。

     小説”細雪”にもでてくる、甲陽園の料亭「播半」の出身の料理長の店だそうです。    
     正月気分を十分感じられる、きれいな料理で皆さん大変喜んでいました。
 
     今年も青春18キップで旅行をしようとのことです。 福山、尾道など話が出ていました。 


    
  えべっさん通りにむかいます。(右手が”立峰”)          隠れ家、日本料理”立峰”

     食事の後昨日”えべっさん”の終わった西宮神社におまいりに行きました。
     神社では沢山の人達が”えべっさん”の後片付けをしていました。
     逆さ門松飾が残っていました。  これはこの門前町独特の風習で各家での門松を逆に飾ります。
     馬にまたがった”えべす様”の通る道を広くして、怪我のないようにすることが目的のようです。


 
    逆さ門松飾り          赤門・福男のスタート点   今年の”福男”の様子です。(神戸新聞)