我が家の干支の交代、ボーイのうちでもやっていますか、通天閣でも行われました
古信楽の粘土を使って手桶を作ってみました、源土で石が入っているので作陶には
力がいります、仕上がりはスリガラスのようでざらーっとした感触を狙ったのですが
わらしろ釉薬が厚く掛かって下地のピンク筋、黄色の締めもつぶれてしまいました
来年は源土を使って多少ごつごつしたような力のある作品を作りたいものです
”「青」空と水とやきものの始まり” 以前展覧会がありました
(この写真うまく色相が再現できました、WBの微調整 自画自賛)
コバルト系釉薬には、海鼠釉と瑠璃釉があります、濃厚な青色が特徴的です
海鼠釉は乳濁釉を基礎釉として、酸化コバルトを1%添加すると、
白く濁った紺色で柔らかい優しい色彩となります
瑠璃釉薬は、石灰三号に1%程度の酸化コバルトを添加します
基礎釉を選ぶ事により、その色合いも変化します
BaO釉では、やや明るい瑠璃色になります
CaO釉では、やや暗くなります (今回作品)
酸化コバルトを15%添加し、還元焼成で、瑠璃色にピンクやオレンジ色の
結晶が析出し、瑠璃釉とは、趣が大きく異なります、今度挑戦してみましょう
母の遺作の狛犬、何回目になるのでしょうか、来年7回忌をむかえます
ちなみに神社で対になっている狛犬、口を開けて吠えているのは獅子
「青の世界」
以前美濃焼幸兵衛窯を見学した時に「青釉」のこと教えてもらって釉薬つくりました
久しぶりに”ブルー”に付き合うことになりました、人はみんな「青」が好きなのです
フェルメールブルー、デルフトブルーなど絵画でも焼き物でも貴重な「青」でした
北斎の富岳三十六景や伊藤若冲にも鮮やかな青、プルシアンブルーでした
自然界に青色はたくさんありますが、青い色素は稀少で、合成できるように
なるまで貴重でした、ウルトラマリンは金と同じくらいの価値がありました
実生活でも青色LEDが開発されて一気に「光色」が変わりました
高輝度の緑色LEDがつくられるようになり青と緑の区別がはっきりしました
来年は「ワン」ランクアップどんな「色」と付き合うことになるのでしょうか