古代1号 (140w*210h)
銅鐸もどき ”土鐸、舌付き”
神戸市立博物館に常設展示されている神戸灘区で発掘された弥生中期の銅鐸を
モデルに原寸大で”土鐸”をつくりました、えがらの書き込みに苦心しました
備前土(本備前土Fe3%)を使って何とか備前風な雰囲気がだせないものかと
模索してきました、前回の炭入れ鉢はMgcl処理をしましたが色合いがうすく
満足できませんでした、今回は思い切ってベンガラを水で溶いて数回にわけて
塗装スプレーガンで強くふきつけます、濃淡の加減を考慮して量を追加します
乾燥してからCMC水にとかした樫灰を同じように強くむらむらに吹き付けます
最後はガイロメを艶が出すぎないようにごくごく薄く遠くからスプレーします
樫灰によっての景色が弱いようなので次回の作品は松灰でやってみましょう
このところ古代3部作で銅鐸のあと埴輪住居、埴輪人形を計画、制作中です
古代ギリシャ展をみて刺激されて日本の陶芸の原点に興味をおぼえています
ておけさら(小)(150φ*150h)
昨年ておけさらの大きいもの(230φ*230h)を作りましたが日常使えるように小さい
ものを作りました、唐津白土、唐津釉薬、鬼板で同じように十分乾燥して作りました
唐津の土、釉薬の組み合わせはなかなか相性がよく十分に再現性があります
お気に入りのようでもう一つほしいとのこと、土がない、釉薬がない・・・
備前焼もどき花器
信楽赤土にベンガラを水で溶いてスプレーガンで吹き付けます
2度かけ3度かけでグラデーションを作ります、その上に
樫灰をCMC水にまぜこみスプレーガンで強く吹き付けます
さいごに灰が飛ばないようにガイロメをごく薄く吹き付けます
友人の作品に釉薬かけをお手伝いですが気に入ってもらったようです
池田呉服座の大衆演劇に講座で出かけました、いきなりの80db超の大音量には
たえきれず申し訳なくもすぐにギブアップです、隣の落語の方がいいのになあ
通天閣のビリケンさんは池田発祥です、有名な菊炭、全国のお茶関連から注文があります