「PCモニターの画像とプリント写真の色があわない」
Q:良い方法はないものでしょうか / A:自己流ですが参考までに!
最近写真の事でよくきかれます。
Q: ”PCではきれいな画像なのにプリントすると暗く、色が合わない”
プリンターの調子がわるいのか、どうすればPCどおりの写真になるのでしょうかときかれます。
PCモニターに合うようにプリンターの設定をいろいろ変えて何枚も印刷で大変なロスとのこと。
PCのモニターで汎用のプリンターを使う範囲ではなかなか難しい事ではありますが、
我流で工夫していることを簡単に書いておきます。参考になればいいですが。
まず考え方を反対にしてプリンターの標準写真にモニターの色調整をして色をあわせます
<モニターとプリンターの両方のソフト基準点を同じにします>
そのうえでモニターで画像の編集、加工をするとプリンターも追従して色調節をします。
このときカメラ、pcソフト、モニター、プリンターのソフトの連携が重要になります。
プリンターの色調節は汎用プリンターでは設定変更できる項目が少なくまた目での
確認になり、外光の影響を受けるためになかなか思い通りの成果がえられません。
液晶ディスプレイはディスプレイそのものが光を発して色を表現するので、
光の三原色であるRGBで色が表示されます。プリンターは自ら光を発するのでは
なく太陽や蛍光灯の光を反射させて色を表現するので色材の三原色である
CMYで色が表現されます。ともかく光の三原色を色材の三原色で変換して
表現しようとの事、合わないことが当然と考えて気楽な気持ちでやりましょう
「モニターの調整」の方法です。
1.カメラ、ビューワー、プリンターの色空間をsRGBにあわせます
2.モニターのプロファイルを設定・確認します(既定済みが多い)
3.プリンターの色補正をマニュアルにし(ICMを使うに設定します)
カラーマッチング設定を”OSに従う”レンダリングを視覚的に設定します
4.撮った写真をwindowsビューワーで表示しプリントします
空の多い風景 いろいろな色の花 人物の肌色など2~3枚
5.プリントを見ながらモニターの色管理(OSD)で個々に調整します
輝度、ガンマー、コントラスト (プリントなしの白でも確認)
良くある例では輝度が高過ぎプリントが暗くなる大きな要因となっています
6.納得できない場合は個別にRGBの調整をします
7.最後にもう一度輝度を確認調整します。
8.普段使う編集ソフトの設定を”OSに従う”にします
ソフトがうまく機能すればICC(ICM)は使わずに無しにします。
以上で終わりですが、専門的なカラーマネージメントではないが納得できる程度
にはなると思います。ノートPCを使っている場合はこの調整機能はついていない
場合が多いとおもいます。この場合はグラフィックカードでの色調整になります。
ディスクトップ画面で右clicしてグラフィック・プロパティを開き、色補正でRGBの
設定変更が同じようにできます。納得したところで保存、メモしておくと便利です。
参考までにこのTVモニターの設定は(ガンマー1.0 明るさ0 コントラスト50)です
この設定でTVモニターでも十分に色はあっています。<ガンマ1.0>
いろいろな事書きましたが、迷ったらリセットでもどります。”最後は目の感性で”
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