日本人は綺麗好きか?
サッカーW杯カタール大会で強豪ドイツを破った日本は別の視点からも好感を持たれることになった それは試合後のサポーターのスタジアムの清掃である 日本のサッカーのサポーターにとって「当たり前のこと」「いつもやっている事」であってもことカタールにおいてその行為は驚くべき素晴らしい事だった 主催のFIFAワールドカップは「世界中から称賛される日本人ファン! 歴史的な勝利の後もスタジアムを掃除する姿に心からリスペクトです」とツィートした この日本サポーターを見習ってフランス、サウジアラビア、モロッコなどのサポーターもスタジアムの掃除を始めた
と同時にその行為を戒める意見も相次いだ 前東京都知事の舛添要一氏がそうだ 彼は「日本のサポーターがスタジアムの掃除をして帰るのを世界が評価しているという報道があるが一面的だ 身分制社会などでは分業が徹底しており、観客が掃除まですると掃除を生業としている人が失業してしまう文化や社会構成の違いからくる価値観の相違にも注意したい、日本文明だけが世界ではない」とツィート
更に大王製紙の元会長、井川意高氏も「日本の美徳は海外では凶暴でさえある 学校の掃除を生徒がすると掃除人の生活を奪っていることを日本の教育で育った我々には理解し難い」
そういえば我々は小学生の頃から教室、廊下、運動場、校門の掃除は当たり前だが外国でそんな国はほとんどないらしい
この舛添要一はフランス留学の経験があり最初の嫁はフランス人だ 井川は世界中のカジノ廻りを繰り返した経験がある
海外と言えば 昨年 エンジェルスの大谷翔平のゴミ拾いが称賛された事があった エンジェルスのベンチも心なしか綺麗だったが昨年はゴミ拾いする大谷翔平は話題にもならない それと同時にベンチ内の汚さは酷くなった 僕は密かにトラウトが戻って来たからだと思っている 大谷も大っぴらにベンチ内のゴミを拾うことなく 自分はヒマワリのタネなどは食べないでなるべくゴミを出さない努力をすることに徹していた グランドのゴミは拾ってもベンチのゴミは拾わなくなった 昨年大谷翔平が称賛された時 僕もベンチ掃除の仕事の事は考えた もしかして大谷もそんな指摘を受けたのではないかと考えている
確かにドイツに勝った日本チームは素晴らしい そのことでテレビ朝日のコスタリカ戦の視聴率がNHK(35、3%)より10%増えた(42、9%)が玉川徹の電通批判を乗り越えて無事終わった 負けた日本サポーターは相変わらずスタジアムを綺麗にして帰った サムライブルーのメンバーも使ったロッカールームをピカピカにした
翻って日本の盛り場はどうか 一夜明けた難波や渋谷はサッカー観戦で浮かれた連中の宴の後であい変わらすゴミの山だ
果たして日本人は本当に綺麗好きなのか怪しいもんだ