美空ひばり芸能生活10周年記念映画
You Tubeの東映時代劇チャンネルが時々自社の古い映画を期間限定で特別配信してくれる 今回は1958年上映のこんなミュージカル映画「希望の乙女」、 芸能生活10周年と言っても少女時代のデビューだから御年21歳の美空ひばりだ
物語は北海道から歌手になるために上京してきた少女、美原さゆりが青函連絡船の中で出逢ったサックスを吹く男(高倉健)と知り合う 担任の教師に書いて貰った紹介状を持って作曲家月森浩一(山村聡)を訪ねるが彼は奥さんを亡くしたばかりで なかなか心を開いてくれず弟子入りも許して貰えない 近所の下町商店街の素人バンド「あけぼの楽団」のメンバー(北村英治ら)と親しくなる
戦後すぐヒットした並木路子の「そよかぜ」(松竹、主題歌リンゴの歌)とストーリーが似ているが 原案のひばりの母親加藤喜美枝が昔観た映画だったりして、そう言えば「そよかぜ」の監督は佐々木康だ
スタッフ
製作 大川博 原案
原案 加藤喜美枝
脚本 笠原良三/ 笠原和夫
監督 佐々木康
音楽 米山一夫
振付 矢田茂
笠原和夫は東映宣伝部在席だった19:56年社内シナリオコンクールで1位となる
キャスト
美空ひばり/山村聡/高倉健/山東昭子
柳家金語楼/小野透(当時、17歳.のちのかとう哲也)
ダークダックスが北海道時代の音楽仲間で東京で再会する役( 芝居もしている)「アカシヤ楽団」は北村英治とシックスブラザースのメンバー
さて吉村は梅田コマにて美空ひばり芸能生活30周年記念公演「鳳城の花嫁」、33周年記念「北条政子」40 周年記念「春秋千姫絵巻」を手伝った