白鷺だより

50年近く過ごした演劇界の思い出話をお聞かせします
     吉村正人

白鷺だより(283)神の島・久高島再訪

2017-12-11 14:10:46 | 旅行
 神の島・久高島再訪

 初めて沖縄を訪れたのは
昭和59年 アイエス制作(梅沢や舟木のずっと前で一番会社がどん底の頃だ)松本伊代主演「愛のシンフォニー」の地方公演の時だ 
この作品はその前年人気絶頂の松本伊代を起用して梅コマで上演した作品を各地のオーケストラを使って芝居を見せる趣向 宝塚の岡田敬二演出 僕は演出補でついた 往年の名作「オーケストラの少女」の日本版・どこへ行っても思うように客が集まらずアイエスは悩んでいた・この作品の過程で出来たのが音楽の筒井高志の小説「オーマイパパ」である 彼は音楽と指揮を担当していた 
そのころ付き合い始めた今の連れ合いに「親戚が返還後すぐから沖縄に住んでいるので見せてやってほしい」と言われ 那覇市民会館で親戚のAちゃん親子を来るのを待った 今も昔も「沖縄時間」というやつで親子は悪びれず開演ギリギリやって来た 
こっちは慌てて南部沖縄観光から引き返して来たのに・・牛の大群に道を邪魔されて・・島全体がのんびりとしていた感じだ
その時まだ子供だった甥っ子は今やバツイチの看護士 姪っ子は祖母がいる広島に帰りアパレル業に成長していく過程を見るように それから毎年のように沖縄を訪ねた
そして殆どの観光地巡りの後 久高島へ行くことになった

 前にこの久高島を訪れたのはAちゃんが広島に帰る前、僕が病気で左半身麻痺になる前だから十年以上になる その時は安座間の港から出た20分の高速船が着く港には古い民家が数件しか見えなかった 村落に入ったところの玉城さんでレンタサイクルを借り島の東橋の防風林が続く道をひっくり返りながら(まだ舗装はされてなかった)琉球の祖神アマミキヨが降り立ったといわれるカベール岬まで上がって 帰りには中央の道を村落まで帰って 当時新しく出来た村営のキャンプ場を見て その下の岩場にウミヘビが一杯泳いでいるのを見た 
真夏の暑い日だった 

その後沖縄に来るたびに斎場御嶽(せいふぁーうたき)の拝所から見ていた久高島だったが 今回12月5日看護師の仕事の休みを取ってくれた甥っ子の車で安座間港まで行った  久しぶりに高速船で行ってみる(一緒に乗っていくのも前回は殆ど郵便小包だったが今回はお歳暮シーズンとはいえ宅急便が多く中にはアマゾンの印が多く目立つ)と徳仁港には綺麗な切符売り場が出来ており そこには新しい自転車が並んでいる店ともう一軒自転車レンタル屋が見える そこから民家群に進んだところにあったかっての自転車貸し屋玉城さんはあるにはあったが古い民家は随分ハイカラな家となっていた しかもその向こうは真新しい小学校が出来ておりその一角に津波避難の高台が出来ていた 学童は二階に避難して残りの村人は全員270人避難できるのかしらとつまらぬ心配をする  
丁度僕らが行ったころから観光客が増え始め島全体が皆裕福になったように見える

今回は僕が自転車に乗れない身体なのでゆっくり歩いてカベール岬までいくことにした
一周廻っても8キロくらい 3時間半くらいで回れるとパンフレットに書いてあった
ナビを見ると歩きは島の中央の道が一番最短だとわかる 幸い暖かい日差しの中 追い越していく自転車や前にはいなかったガイド付きの車を尻目にゆっくりと・・・ゆっくりとゆっくりと 
島の南に固まった集落を抜けるとサトウキビ畑の間の一本道だけだ 集落にあれほどいた猫の姿は消え キビ畑でガサゴソ音がするのは小さなネズミだ
カベール岬への一本道は青い空と緑と白い道 昨日の雨の水たまりが多少残るでこぼこ道をゆっくりと歩く カーベル岬は相変わらず綺麗だった 昔よりもガイド付き車で来る人が増えたため多くの観光客で溢れていた 行が予定よりも早くⅠ時間弱だったので帰りは少々遠回りして島の東コースで港まで歩くコースとした 途中浜辺に抜ける道を何度も寄り道しながら綺麗に舗装された道をまたゆっくりゆっくり歩く 小さく貧弱な畑と大きなプラスチックの天水桶をながめながら歩いていたら娘が50円玉を拾った 神様からのご褒美と思って切符売り場でのコーラ代の足しにさせて貰った 船の出発時間まで少しあったので久高殿まで行ってきた これまた昔に比べて綺麗になっていた ここでもガイド付きの客で一杯だった 表札に屋号が書いてある家が幾つかあった おそらく同じ苗字の家が多いせいだろう
ちなみに携帯に入っている歩数計は行きが1時間10分 5590歩 帰り東側ロードは1時間9分6278歩 
この島で歩いた歩数は全部で14130歩を超えた
次は勇気を出してウミヘビ料理に挑戦してみようかなあ

帰りは斎場御嶽の前を通って ちょっと遠回りして いつもの奥島に渡る手前の「もづくそば屋」で遅い昼食

白鷺だより(179)「沖縄日記」

2016-12-27 11:40:18 | 旅行
沖縄日記(2016・12・17~12・21)

12月17日(土)晴れ ムーンオーシャンホテル泊
あんまり暖かくない沖縄だが取り合えず甥っ子のHが身体を開けてくれたのでいつもの60年代の雰囲気が残る「7サムスカフェ」(北中城村)へ 基地の間にあるこの店は土曜日なので米兵の親子連れで満杯で1時間待ちだという 仕方なく近くの去年出来た西日本一というイオンモール・ライカム(さすがに広い)にいって今流行りの「麦とろ海物語」へ 娘によるとこの自然生村系列の店は東京で密かに流行っているらしく「裏恵比寿自然生村」「裏神田自然生村」として並ばなければ食べられない店として評判らしい その沖縄版がこの店だ なるほど弾力タップリの自然薯だ
この日オスプレイが作業再開時間以前に再開して翁長さんが怒る

12月18日(日)晴れ ムーンオーシャンホテル泊 
 朝から新聞を読んでいた娘が怒っている 今晩放送される鹿島VSレアル戦が見ることが出来ないのだ 沖縄では現在日本テレビ系列の放送をする局がないのである フロントの人に頼んでスポーツバーなどを当たって貰ったが 朝早くでは連絡もつかない 
沖縄では日本テレビが見れない そういえば日本テレビ系列だけでスターになったタレントが昔沖縄に当時の恋人(現妻)とお忍び旅行に来た時 見つからぬように変装して来たが実は沖縄の人は誰も知らなかったという笑い話を聞いたことがある 結局試合は持ってきたパソコンでも見ることが判明 鹿島の善戦で娘の歓声で煩かった
この日は娘が友達に紹介されたパン屋「宗像堂ベーカリー」で酵母パンのランチを食べた
この店の近くに普天間基地が一望できる嘉数の高台公園があり寄ってみたがさすがに昨日の今日ではマスコミで一杯らしく駐車場が溢れていた ここは沖縄市街戦最大の激戦地であり日米多くの兵士が死んだところで記念の高台からは普天間基地の全貌が見ることが出来る 帰りに買い物をするためにホテル近所のユニクロに行くが満車で入れず

12月19日(月)晴れ時々雨  ムーンオーシャン泊
 今日はいとこのHが介護士の仕事を休んで付き合ってくれるというので 予定していた
今帰仁まで遠出して前にテレビのドキュメンタリーで見た「あいあい手作りファーム」に向かった 沖縄南から高速に乗って許田のインターまで出て名護を経由して今帰仁へ 湧川小学校という統合された校舎をそのまま使ってレストラン 宿泊施設 売店 農業体験
直売所などがある 大きなグランドはそのままだ 元職員室で食べるランチは僕は島豚のハンバーグ+副菜ブッフェ取り放題で1280円だ 副菜コーナーは沖縄独特の野菜の山だ +島豆腐の色々 モズク天ぷら 玄米ごはん ジューシーなどなど これで1280円は安い 食後校舎内を散歩すると校舎は沖縄でもどこでも同じように懐かしさが蘇る
近くの古宇利島までドライブして許田まで帰る 許田でジャンボ宝くじ三種を買って高速に上がらずゆっくり恩納村のビーチホテルを見ながら南下 夜はあっさりスシローで回転ずし この日ASKAが釈放される

12月20日(火)晴れ ロワジールホテル泊
 ホテルが変わるのでチェックアウトして朝から前に入れなかったユニクロでゆっくり買い物 一月の旅行用の着るものを買う この前のパン屋に行き持ち帰り用のパンを買い 今日は空いているだろうと嘉数高台に登る 普天間基地がきれいに見え噂のオスプレイがズラッと並んでいたが飛ぶことはなかった その足で南に下りながら途中ブルーシールズに入ってアイスクリームを食べる 仕事終わりのいとこと合流 久茂地の「琉球居酒屋あかがーら」で沖縄料理と島唄を堪能 
ASKAはブログで採尿ではなくお茶だったという
それなら尿だとねつ造される恐れがあったのでお茶にしたら やはりでっち上げたと言っているようで逮捕時まるで最初から逮捕が決まっているような様子だったことを思い出させる

12月21日(水)晴れ 
 前回6月と違い今回は殆ど雨に合わず暖かく過ごせたました
那覇空港でいつもの大東島のサワラ寿司「大東寿司」を食べて東京にそのまま帰る娘と別れて一路伊丹空港へ

白鷺だより(37)ラスベガスでこんなショウを見た

2016-04-10 19:55:59 | 旅行
ラスベガスには三度行った そのつどショウを見た

1  「O(オー)」  ベラージオ
ラスベガスで一番最初に見たシルクドソレイユの水がテーマのショウ
一瞬に水が増えたりなくなったり 驚いた。

2 「KA(カー)」  MGMグランド
 シルクドソレイユの中でストリーがある作品
舞台が宙に浮いたり 垂直になったり 舞台一面の砂が一瞬無くなって
椅子にも仕掛けがあるらしく音が飛んだり揺れたり

3  「ZUMANITY」  ニューヨークニューヨーク
シルクドソレイユの中で唯一大人向けのアクロバットセックス・ショウ
 題名は ZOO+HUMANIYの造語
 隣りに座った老人夫婦がMCにインタビューをうけていたが
 突然若い恰好で舞台に上がり踊り狂ったのにはビックリした。

4 「MYSTERE」  トレジャーアイランド
  ラスベガスで一番古いシルクドソレイユのショウ

5  「LOVE」   ミラージ
 ビートルズの楽曲を使ったショウ

6  「ザ・プロデューサーズ」
 ブロードウェーミュージカルのラスベガス版


無料ショー
ミラージュ 火山噴火ショウ ボルケーノ
ベラージオ 噴水ショウ 
トレジャーアイランド  海賊船
サーカスサーカス  サーカスアクト
シーザーパレス  アトランティス



マカオ  シテイオブドリームズ

水舞間  ザ・ハウス・オブ・ダンシングウオーターショウ

マカオ初のシルクドソレイユ
中国人はショウよりも博奕が好きらしくあんまり入っていなかった