今日の続編日記は、松竹映画『男はつらいよ(最終48作)寅次郎紅の花』(1995年製作:山田洋次監督 渥美清 倍賞千恵子主演 浅丘ルリ子 吉岡秀隆 後藤久美子共演)でリリーが語った名言のことです。
この映画では奄美大島で、寅次郎(渥美清)とリリー(浅丘ルリ子)は、満男(吉岡秀隆)と泉(後藤久美子)のことで口喧嘩をします。添付した写真は、その直前の二人です。そして、正しく理解してもらう為、少し長くなりますが、その会話を以下に引用掲載します。
・(渥美清)『リリー、まるでガキだよ、こいつのしてる事は!まったく、えらい事をしてくれたな~』
・(浅丘ルリ子)『あら?そんなに悪い事なの?満男君のやった事は!』
・(渥美清)『決まってるじゃねえか!泉ちゃんの、いや、こいつのほれてる娘だけどな、それが今どんなに今つらい思いをしてるかって事が、こいつにはわからねえんだ!』
・(浅丘ルリ子)『へえ~どんな風につらいの?』
・(渥美清)『分かってないね~お前も 古い城下町だよ、花嫁さんの車にあいつが突っ込んだんだ 町中噂で持ちきりだよ泉ちゃんも買い物にも出られやしねえや!「ほら、あのお嫁さんよ 結婚式の時に東京から変な男が来て、大声でわめいたりして、いやらしいわねえ~」舅にはいじめられる、友達は出来ない、夫はとたんに浮気をする、実家に帰りたくたって実の母は再婚しちゃってるんだからな、まったく可哀想になあ~』
・(吉岡秀隆)『分かってるよ おじさん、俺だって後悔してるんだよ!』
・(渥美清)『後悔するぐらいだったら、どうしてじっと我慢できなかったんだ!男にはな、耐えなきゃいけない事が一杯有るんだぞ!「泉ちゃん、おめでとう そうぞお幸せに」電報一本、ポーンと打っといて、お前は柴又からはるか津山の空に向かって両手を合わせ、どうぞ、今日一日、いいお天気でありますよう、無事結婚式が行われますようにと、それが男ってもんじゃないのか!?』
・(浅丘ルリ子)『バカバカしくって、聞いちゃいられないよ!』
・(渥美清)『何だい、どこが気にいらねえんだい』
・(浅丘ルリ子)『それがかっこいいと、思ってるんだろ?あんたは!だけどね、女から見たら滑稽なだけなんだよ!』
・(渥美清)『お前、何が言いたいんだよ、リリーは!』
・(浅丘ルリ子)『かっこなんて悪くたっていいから、男の気持ちをちゃんと伝えて欲しいんだよ女は!だいたい男と女の間って言うのは、どこかみっともないもんなんだ!後で考えてみると、顔から火が出るような恥ずかしい事だってたくさんあるさ。だけど、愛するっていうのはそういう事なんだろ?奇麗事なんかじゃないんだろう?満男君のやった事は間違ってやなんかいないよ!』
・(渥美清)『ちょっと待てよ、俺が言ってることはな、男は引き際が肝心だって事を言ってるの!それが悪いのか?』
・(浅丘ルリ子)『悪いよ!バカにしか見えなよそんなのは!自分じゃかっこいいつもりだろうけど 要するに卑怯なの!意気地が無いの!気が小さいの!体裁ばっかり考えてるエゴイストで、口ほどにもない臆病もんで、ツッコロバシで、グニャチンで、トンチキチンのオタンコナスって言うんだよ!』
リリーは、最初は冷静に泉の立場で寅次郎に語り始めましたが、最後には思わず自分の本音を、寅次郎にぶつけてしまいます。浅丘ルリ子扮するリリーは、恋する女性の複雑でデリケートな心境をとても巧みに演じていました。この映画でも、とても感動する名場面です。
この映画では奄美大島で、寅次郎(渥美清)とリリー(浅丘ルリ子)は、満男(吉岡秀隆)と泉(後藤久美子)のことで口喧嘩をします。添付した写真は、その直前の二人です。そして、正しく理解してもらう為、少し長くなりますが、その会話を以下に引用掲載します。
・(渥美清)『リリー、まるでガキだよ、こいつのしてる事は!まったく、えらい事をしてくれたな~』
・(浅丘ルリ子)『あら?そんなに悪い事なの?満男君のやった事は!』
・(渥美清)『決まってるじゃねえか!泉ちゃんの、いや、こいつのほれてる娘だけどな、それが今どんなに今つらい思いをしてるかって事が、こいつにはわからねえんだ!』
・(浅丘ルリ子)『へえ~どんな風につらいの?』
・(渥美清)『分かってないね~お前も 古い城下町だよ、花嫁さんの車にあいつが突っ込んだんだ 町中噂で持ちきりだよ泉ちゃんも買い物にも出られやしねえや!「ほら、あのお嫁さんよ 結婚式の時に東京から変な男が来て、大声でわめいたりして、いやらしいわねえ~」舅にはいじめられる、友達は出来ない、夫はとたんに浮気をする、実家に帰りたくたって実の母は再婚しちゃってるんだからな、まったく可哀想になあ~』
・(吉岡秀隆)『分かってるよ おじさん、俺だって後悔してるんだよ!』
・(渥美清)『後悔するぐらいだったら、どうしてじっと我慢できなかったんだ!男にはな、耐えなきゃいけない事が一杯有るんだぞ!「泉ちゃん、おめでとう そうぞお幸せに」電報一本、ポーンと打っといて、お前は柴又からはるか津山の空に向かって両手を合わせ、どうぞ、今日一日、いいお天気でありますよう、無事結婚式が行われますようにと、それが男ってもんじゃないのか!?』
・(浅丘ルリ子)『バカバカしくって、聞いちゃいられないよ!』
・(渥美清)『何だい、どこが気にいらねえんだい』
・(浅丘ルリ子)『それがかっこいいと、思ってるんだろ?あんたは!だけどね、女から見たら滑稽なだけなんだよ!』
・(渥美清)『お前、何が言いたいんだよ、リリーは!』
・(浅丘ルリ子)『かっこなんて悪くたっていいから、男の気持ちをちゃんと伝えて欲しいんだよ女は!だいたい男と女の間って言うのは、どこかみっともないもんなんだ!後で考えてみると、顔から火が出るような恥ずかしい事だってたくさんあるさ。だけど、愛するっていうのはそういう事なんだろ?奇麗事なんかじゃないんだろう?満男君のやった事は間違ってやなんかいないよ!』
・(渥美清)『ちょっと待てよ、俺が言ってることはな、男は引き際が肝心だって事を言ってるの!それが悪いのか?』
・(浅丘ルリ子)『悪いよ!バカにしか見えなよそんなのは!自分じゃかっこいいつもりだろうけど 要するに卑怯なの!意気地が無いの!気が小さいの!体裁ばっかり考えてるエゴイストで、口ほどにもない臆病もんで、ツッコロバシで、グニャチンで、トンチキチンのオタンコナスって言うんだよ!』
リリーは、最初は冷静に泉の立場で寅次郎に語り始めましたが、最後には思わず自分の本音を、寅次郎にぶつけてしまいます。浅丘ルリ子扮するリリーは、恋する女性の複雑でデリケートな心境をとても巧みに演じていました。この映画でも、とても感動する名場面です。