
今日の日記は、今読んでいるフスト・ゴンサレス著『キリスト教史下巻【増補新版】宗教改革から現代まで』(石田学・岩橋常久訳:新教出版社2020年7月初版)で登場する17世紀イタリア巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの有名な彫刻「聖テレジア(著書はテレサ)の法悦」モデル宗教家・聖テレサの事です。添付した写真は、著書に掲載された彼女のアップ像(注:彼女だけでなく天使も居り一緒に祝福している)です。
私は、以前からこのベルニーニの有名な彫刻「聖テレジアの法悦」(ローマ:サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂所蔵で、映画化されたダン・ブラウン著『天使と悪魔』にも登場)は知っていました。でも、そのモデルとなった聖テレサ(1970年バチカンが二人目の「教会博士」称号を与えるスペイン修道女で、跣足カルメル会の創始女性宗教家の事は、ほとんど何も知らなかったです。
ですから、この著書を今読んで、その彼女の人物像を知り、大変勉強になりました。以下に、私がとても興味を抱いたその記述の一部を引用・掲載します。
『テレサの祖父はトレド出身の改宗ユダヤ人であったが、異端審問にかけられるという屈辱の後で、家族と共にアヴィラ(カスティーリア高地にある古い城壁の町)に移り住んだ。やがて彼女は「受肉のカルメル女子修道会」に入会した。その後の宗教活動で、テレサは幻を頻繁に見るようになった。ある贖罪司祭は、猥褻なしるしを用いて悪魔払いをするように、彼女に告げたりした。しかし、学識のある修道士たちの助力によって、自分の幻が真正なものであると彼女は確信した。そして、彼女は小さな女子修道院を設立することに成功したが、彼女の敵対者はテレサを遊び好きの放浪者と批判した。この会の修道女は、靴のかわりにサンダルを履いていたので、跣足(裸足)のカルメル会と知られるようになった。』
私は、日本にある有名なキリスト教系ミッションスクール「洗足学園」の謂れを良く知らず、磔の前にイエスの足を洗った使徒マリアの故事なのか?単純に考えていました。しかし、その「洗足」は「跣足」の意味であり、聖テレジアに因んでいると、初めて知りました。まだまだ、過去に起きた世界中の出来事を、よく知る必要があると、私は今痛感しています。
しかし、このベルニーニが創作した聖テレジアは、全く凡人である私(注:一応時宗僧侶の孫)には、聖女と言えどもとてもエロティックな女性に見えます。だから、これからの私は、自身の持っている煩悩を克服する必要があると、今猛省しています。
私は、以前からこのベルニーニの有名な彫刻「聖テレジアの法悦」(ローマ:サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂所蔵で、映画化されたダン・ブラウン著『天使と悪魔』にも登場)は知っていました。でも、そのモデルとなった聖テレサ(1970年バチカンが二人目の「教会博士」称号を与えるスペイン修道女で、跣足カルメル会の創始女性宗教家の事は、ほとんど何も知らなかったです。
ですから、この著書を今読んで、その彼女の人物像を知り、大変勉強になりました。以下に、私がとても興味を抱いたその記述の一部を引用・掲載します。
『テレサの祖父はトレド出身の改宗ユダヤ人であったが、異端審問にかけられるという屈辱の後で、家族と共にアヴィラ(カスティーリア高地にある古い城壁の町)に移り住んだ。やがて彼女は「受肉のカルメル女子修道会」に入会した。その後の宗教活動で、テレサは幻を頻繁に見るようになった。ある贖罪司祭は、猥褻なしるしを用いて悪魔払いをするように、彼女に告げたりした。しかし、学識のある修道士たちの助力によって、自分の幻が真正なものであると彼女は確信した。そして、彼女は小さな女子修道院を設立することに成功したが、彼女の敵対者はテレサを遊び好きの放浪者と批判した。この会の修道女は、靴のかわりにサンダルを履いていたので、跣足(裸足)のカルメル会と知られるようになった。』
私は、日本にある有名なキリスト教系ミッションスクール「洗足学園」の謂れを良く知らず、磔の前にイエスの足を洗った使徒マリアの故事なのか?単純に考えていました。しかし、その「洗足」は「跣足」の意味であり、聖テレジアに因んでいると、初めて知りました。まだまだ、過去に起きた世界中の出来事を、よく知る必要があると、私は今痛感しています。
しかし、このベルニーニが創作した聖テレジアは、全く凡人である私(注:一応時宗僧侶の孫)には、聖女と言えどもとてもエロティックな女性に見えます。だから、これからの私は、自身の持っている煩悩を克服する必要があると、今猛省しています。
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