天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『NINE』キャッチコーピー「母の愛につつまれていると僕は9歳の少年のままで生きていける」は名文

2010-04-03 19:39:06 | 日記
今日の日記は、昨日の読売新聞夕刊に掲載された、映画『NINE ナイン』(ロブ・マーシャル監督 ダニエル・デイ=ルイス主演 ソフィア・ローレン共演)の広告キャッチ・コーピーのことです。
その私が見て感動した新聞広告(添付写真を参照)を、ここに掲載します。その広告では、イタリア有名映画監督役・ダニエル・デイ=ルイスが、自らの芸術活動に苦悩した時、母親役・ソフィア・ローレンの深い慈愛を想った言葉を、とても印象的な映画の映像共に、読者に強く語っています。
『母の愛につつまれていると僕は、9歳の少年のままで、生きていける。』
この言葉は、映画の題名の『NINE ナイン』の謂われまで紹介した、とても巧みな映画のキャッチ・コーピーだと私は思います。そして、広告に登場した少年は、決して離れられない主人公の分身であることを、映画の感動のラストでロブ・マーシャル監督は、観客に強く訴えています。これほど、このキャッチ・コーピーは、映画監督の製作した映画の想いを、正しく伝えた名文なのです。
この映画を2回目鑑賞した私にも、この言葉は深く私自身の心に残りました。それは、過去の実際の封切映画館(『チャップリンの伯爵夫人』日本ロードショー1967年公開)で実感した、女優ソフィア・ローレンの持つ「オーラ」が、私にとっても「母の愛」であったのだと、初めて私が得心したからです。
その映画が公開された当時、私は14歳の中学2年生でした。とても早熟でマセタ中学生で、映画館に足しげく通っていた当時の私でも、おとなの男女間の愛など、まだ良く判らぬ子供でもありました。だから、その当時、もう33歳になっていたが美しく魅力的だったソフィア・ローレンに、その肉体から生まれ出た全ての男が抱く「母」のイメージを、中学生の私が感じても、何ら不自然ではなくまったく当然なことです。
そして、女優ソフィア・ローレンの持つ「オーラ」は、43年を経ても変わらぬ美しい輝きを、二日前に観た劇場でも私に放っています。私はこの美しい母・ソフィア・ローレンに再び会うため、この映画『NINE ナイン』をもう一度劇場で観たくなりました。
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