天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

61年オードリーヘップバーン『ティファニーで朝食を』アカデミー主演女優賞候補、授賞はソフィアローレン

2010-11-22 22:17:13 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにお茶の間DVDビデオ鑑賞している映画『ティファニーで朝食を』(1961年製作 ブレイク・エドワーズ監督 オードリー・ヘップバーン ジョージ・ペパード主演)のことです。添付した写真は、映画冒頭でこの映画の題名にもなった宝石店のティファニーの前で、デニッシュ・ペストリーを上品にかじっているオードリー・ヘップバーンです。
この映画は、トルーマン・カポーティの原作をオードリー・ヘップバーンに合うように脚色したニューヨークを舞台にした若い男女のお洒落な恋愛劇です。でも、トルーマン・カポーティの原作は、マリリン・モンローをモデルにして書かれたとも言われています。そして、彼はこの映画の試写を観て、椅子から転げ落ちたとの逸話も残っています。やはり、今回再度この映画を観ても、カポーティが原作で描いた女性は、オードリー・ヘップバーンにはまったく向いていないと、私は痛感しました。
彼女自身も初めから、この役が自分に向いているとは思わなかったと、後に告白しています。でも、ブレイク・エドワーズ監督や夫のメル・ファーラーらに説得され、渋々この役を引き受けたそうです。
彼女の良さ・魅力は、ファッションモデルのような衣装を纏い支離滅裂な行動をする茶髪の小娘役では発揮できないと、私は思っています。だから、彼女が映画出演を心配し、役柄を危惧したことにも、私はとても理解できます。
でも、オードリー・ヘップバーンは自分に向いていない役でも、全力を出して熱演しています。その演技を評価されて、その年のアカデミー主演女優賞に再びノミネートされました。しかし、主演女優賞のオスカーを獲得したのは『二人の女』のイタリア出身のソフィア・ローレンでした。逆にソフィア・ローレンの母国イタリアでは、オードリー・ヘップバーンが外国最優秀女優賞に選ばれています。この二人は、その頃から世界中を巡ってお互いに競い合う良きライバルだったのです。私は当然、ソフィア・ローレンの熱烈なファンだったから、オードリー・ヘップバーンが主演する映画にはだんだんと疎遠になっていきました。
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