天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

文藝春秋2010年6月号伊東信一郎全日空社長はキャセイパシフィック航空がライバルで外人利用率上昇提唱

2010-08-15 12:54:20 | 日記
今日の続編日記は、文藝春秋2010年6月号に掲載された『JAL「ルールなき再建」は許さない:伊東信一郎(全日本空輸社長)』(添付した写真はその冒頭論文)の航空業界の熾烈な企業競争のことです。
私が昔応援したある劇場社会は、極めて閉鎖的で特殊な世界でした。一般社会の基準、規範や最近の全世界的趨勢など、まったく眼中にない独善的な応援客ばかりでした。
だから、『「名門キャセイパシフィック航空」なんて言ってしまうおじさんに大笑い。どこが名門なの?』との、一般社会の人間とはまったくかけ離れた独自な論理を、平然と主張しているのです。
私は、文藝春秋2010年6月号で全日空社長の伊東信一郎氏が、この競争会社のキャセイパシフィック航空に言及している記述をふと思い出しました。以下にその該当する箇所を抜粋し掲載します。
『日本の航空会社が世界で生き残っていくためには、自助努力はもちろん、「公租公課」の引き下げが必要だと私は思います。世界と戦う上でもう一つ必要不可欠なのが、羽田空港の国際化です。・・羽田は十月に四本目の新滑走路の運用が始まり、ようやく昼間の年三万回の発着枠が国際線に振り分けられることが決まっていますが、まだあまりに限定的です。・・では、私たちANA自身は、いかにしてこの国際線の大競争時代を生き抜いていくか。今後は日本人以外の需要に目を向ける必要があります。とりわけ力を入れているのが、飛躍的な経済成長を遂げているアジアです。・・アジアを舞台に活躍する航空会社としては、やはり大韓航空やシンガポール航空、香港を拠点にするキャセイパシフィック航空などが、当面のライバルになります。・・競争は厳しくなるばかりですが、外国人の利用者の比率を上げていかなければ、世界で生き残ることはできないのです。』
やはり、民間大企業のトップは適切に現状を把握し、自らの会社の浮沈を真剣に考え、会社を運営しています。日系航空会社の競争相手であるキャセイパシフィック航空を、軽く見くびるような高慢な姿勢を持つ、この投稿した劇場応援客とはまったく違います。
この特殊な世界の独善的応援客は、自らが信奉するすべての論理・教義を完全に正しいとするから、このような間違った発言をするのです。
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