天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『コーラスライン』マイケルダグラスに主役やったダンサーはコーラス不適とされた元恋人はダンスしかない!

2010-10-16 16:08:16 | 日記
今日の日記は、今お茶の間鑑賞している映画『コーラスライン』(1985年製作・ リチャード・アッテンボロー監督 マイケル・ダグラス アリソン・リード主演)のことです。
この映画は、もう引退した劇場演技者女性の2008年正月初出し演目『ブロードウェイ』がとても啓発され参考にしたミュージカル映画の名作です。この映画を、私は2007年の暮れ自宅で鑑賞していました。そして、年が明けた1月2日某劇場に彼女の応援観劇に出かけて、私はとても驚きました。彼女の初出し演目が、私の暮に観た映画『コーラスライン』のテーマと同じものだったからです。当然、そのバック音楽も映画で聞いていたので、その演目テーマにとても親近感を抱きました。
映画では、ブロードウェイの売れっ子振付師・ザック(マイケル・ダグラス)は、近く公開する新しいショーの為、男女4人ずつのコーラス(バックダンサー)をオーディションで選びます。応募した百数人の若者から、第二次選考の結果16人が残ります。このメンバーにザックの昔恋人だったキャシー(アリソン・リード)が加わります。女優を志してハリウッドヘ行くが夢破れて戻ってきたキャシーに、ザックは「主役を務めた人間がコーラスに耐えられるはずがない!」と一度は厳しく拒否します。しかし、彼女は「自分にはダンスしかない!」とザックに強く懇願して、このオーディションに加わったのでした。その彼女の言葉の中に、アメリカショービズ本場であるダンサー世界を愛する熱き女性の思いを、私は見ました。とても感動的なシーンです。
その残ったメンバーに、ザックはさまざまな質問を浴びせかせ、彼らの生身の素顔を明らかにしていきます。何でこんな質問が、ダンスと関係があるのか?と思わせます。でも、ザックには、そのダンサーの人間性をよく見極めてから選別したい、との強い振付演出家としての信念があるのでしょう。そして、マイケル・ダグラスの名演がそれに見事に応えていました。
添付した写真は、その残ったメンバー16人唯一の黒人リチー(グレッグ・バージ)が躍動感たっぷりに踊り、『サプライズ』を歌う名シーンです。このダンサー、グレッグ・バージ自身もマイケル・ジャクソンの『Bad』(マーティン・スコセッシ監督)の振付演出も行っています。しかし、彼は1998年40歳で脳腫瘍の為死去してしまいました。これは、アメリカショーダンス世界にとって、たいへん大きな損失でした。当然、彼のダンスはこの16人の中でピカ一の存在で、最終選考メンバーにちゃんと、彼は入っている役になっています。
このミュージカル名作映画を、もう引退した劇場演技者女性に観るように、私は2008年正月某劇場で勧めました。そして今回は、すべての劇場演技者女性にこの映画の鑑賞を私はお勧めします。
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