天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

鬼塚大輔『誰でも一つは持っているソフィアは昔も今も正直率直』妻帯Rワグナーは独身Sローレンに愛してる

2018-09-20 15:33:31 | 日記
今日の日記は、本日誕生日を迎えて84歳になった20世紀後半映画界で活躍した世界的大女優ソフィア・ローレンの事です。添付した写真は、1991年当時の彼女の優雅な姿です。
私は、1963年小学5年生の時、当時横浜天王町にあったB級映画館『ライオン座』(現在は閉館)の4本立て興行の1本で劇場上映された『昨日・今日・明日』(1963年製作・ビィットリオ・デ・シーカ監督)で、主演したとても魅力的でセクシーな彼女をスクリーンで見て、以後彼女の大ファンになりました。だから、彼女の大ファンとしての私の応援付き合いはもう約半世紀以上となります。
そして、今自宅で読んでいるキネマ旬報9月上旬号の鬼塚大輔氏執筆コラム『誰でも一つは持っている・226・ソフィアは、昔も今も正直で率直だ』で、ハリウッドスターのロバート・ワグナーが語った、ソフィア・ローレンの人柄を詳細に紹介しています。以下に、私がとても興味深い思いを抱いた記述を、そのコラムから一部引用・掲載します。
『1960年代に入ると、ハリウッドでの仕事に行き詰まりを感じていたロバート・ワグナーは、ヨーロッパに活路を求めた。「ヨーロッパで最初に共演した女優がソフィア・ローレンだった。彼女は昔も今も変わっていない。完全に正直で率直だ」とワグナーは著書”I Loved Her in the Movies”の中で回想している。ローレンとワグナーが共演したのは「アルトナ」(62)という作品。監督は名匠ビィットリオ・デ・シーカ監督だった。・・「アルトナ」の撮影中、ワグナーはローレンの存在感に圧倒され続けていた。・・ワグナーによれば、スターの人格を知る手がかりは「親切にする必要がない人々、例えば下っ端のクルーたち」にどう接するかを見ることだと言う。「ソフィアはすべての人たちを友人として扱い、クルーたちは彼女を心から愛した」。2014年、メキシコで開かれたローレンの誕生日パーティ(80歳)にワグナーは招かれたが、仕事のために出席できなかった。パーティの数日後にワグナーはローレンに電話をし、遅れた誕生祝いを述べた。楽しい会話の最後にローレンは、「愛しているわ、ロバート」と一言。「親愛なるソフィア。私も同じだよ。」』
この二人(ソフィアとロバート)の2014年での親密な関係は、2007年に最愛な夫カルロ・ポンティを亡くし独身者だったソフィア・ローレンは、私は理解できます。でも、当時ロバート・ワグナーには女優ジル・セント・ジョン(007シリーズのボンドガールに出演)という妻(現在も夫婦)がいます。彼は、ソフィアと違い妻帯者でした。
だから、彼の甘い言葉には、私は少し不倫の匂いを感じています。さらに、彼は昔はナタリー・ウッド(注:名作ウエストサイド物語のマリア役で出演・私の好きな女優)の夫で、1981年に彼女が水死した事故で、警察に事情聴取(注:最近、その調査が復活したが彼が拒否)されています。故に、彼の男としての行動を、倫理感からを考えれば、強く批難されるかも知れないです。でも、彼は、女性を見る目(鑑識眼)には、とても鋭いものがあります。だから、ソフィア・ローレンを、”昔も今も変わっていないし、完全に正直で率直だ”と断言しています。私は、この彼の見解には全く同感です。
今年のソフィア・ローレンの84歳誕生日パーティにも、友人ロバート・ワグナーも当然招かれると思いますが、彼が彼女にどのような言葉を掛けるのか?、私は今興味津々です。


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