インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

周南市公募 離島に移住 まちおこし

2010-12-06 18:55:56 | 瀬戸内海の島
 週末田舎暮らしを続けているが、そこの一週間分の新聞(朝日や中国新聞)をまとめて読んでいる。先日、面白い記事を発見した。「周南市公募 離島に移住 まちおこし 嘱託職員3人決まる」というものである。読売にもあった。島おこし隊員3人決まる。公募は→人間魚雷・回天の島、月給16万円で職員募集

このブログでも地域振興についてはあれこれ書いたが(地域通貨やら奄美大島やらたまゆら ~アニメでまちおこし?!~ 等々)、
 これは小説募集ではなく、人間募集だ(生々しい)。

 しかし募集が35歳以下であるから、人生経験に期待していない(単なる若者の田舎移住者を募集?)だろうが、「孫に化けて島に溶け込んで祭りとかイベントでもやってください」ってな感じか。

 それは島人が大都会のサラリーマンのようにまとも(理性的?)であればいいのであるが、たぶん「あんた、どっから来たんの? (よそものが出しゃばるでない、郷に入れば郷に従え。じいさまに従え)」ってな村人社会であるため、上手く行くとは思えない。

 そこへ放り込むなんて、どっかのインディオの村に、西洋人の子供を送り込むようなものである(いけにえにされる)。もっとも、市役所の職員という身分があるため(3年間)粗末にはされないだろうが、まあ、プライバシーにも入り込まれ生活しにくいだろうなぁ(多分、逃げ出すであろう)。

  そういう村人にはどんな理に適ったことを説こうと通用しないわけで、何かあっと驚くような凄いものを見せるしかないであろう(まさにインディアンの呪術的世界だ)。もっとも見ようとするものしか見えないのかもしれないが。

 鳴り物入りで移住しないと、ただそこらにいる若者3人に過ぎない(頭の中では「救世主」になるべく妄想とも思える希望に燃えている)。顔を知られていない無名人というのは我輩も同じで、まさか中年野郎のド頭で、ヒヨコが飛び跳ねているとは思ってもみまい(意味不明)。

 地域改革の世界であれ、選挙であれ、小説の売上であれ、無名であるということはエネルギー不足であることの証なのかもしれない。凄いことをやり遂げるような、パワーある存在であれば、名が通るのは当然なのだから。

 そうだ。このブログにもエネルギーが足らないのだ(意図のエネルギーをかきたてねば)。 

 田舎おこしより、地方都市のシャッター商店街をおこすほうが先決だと思うのだが(同じか?)、どちらもグローバルな資本主義経済の点であるからして、マネー社会の中では所詮それだけの価値しかないのである。

 田舎といえば農業であるが、就労者が半減し、平均年齢が70歳を超え、赤字だらけでこれからも成り立つのか?? 

 まあ、グダグダ考えても仕方がない。行き着くところへ行き着くのだろう。

 今回の人間募集について2ちゃんねるで論じてあります【職員募集】月給16万、家賃タダ、島に住むお仕事です。

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