インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

ベロボディアの輪③ ~意識の変容~

2011-06-09 05:44:36 | カスタネダ『呪術の実践』 !
  新しい水晶くんである。一日塩水につけて清め?、何かしら冷たく、重くなたような気がする。

  

  夢に見たから買ってしまったわけであるが、効果があるのか人体実験してみたい。値段は…電子書籍リーダーが買えるくらいか。

  さて、『ベロボディアの輪』の続きであるが、(ノボシビルスクのアパートに戻って、アルタイのミイラの記事が引き金となり?)自分を組み立てる夢を見た後、

  翌朝、いつも通りの朝を迎えた。このところ体験が心に影を落としているらしく、今までとは違った風に自分のしていることを見ているもうひとりの自分がいた。古い決まりきった習慣が懐かしいと同時に不思議な感じがした。

 短期的に見知らぬ土地で放浪な?生活をしたりしていると、こんな感覚に陥ったりする。街を歩いている自分を頭の上から眺めているような感じである。生活が型にはまってしまうと、そういう感覚は薄れてくる。

  国立病院で精神病患者を大量に診察しているオルガであったが、「精神的な正常と異常の診断や、幻想を非現実だと決めつけることは、もはや私にとって単純なことではなくなっていた。アルタイで見た鮮烈な夢が残した打ち消しがたい感覚は私の現実感を根本から揺るがしていた」わけであり、そこに変性意識への回路を開くための新しい手段を工夫している物理学者が現れる(引き寄せる?)。筒状の鏡のような部屋で、トランス状態になり、紙に手書きの文字をびっしりと詰めるわけである(『ノウイング』&岡本天明 の世界だ)。

 長すぎて全部書き写す根性はないが、「オルガ、聞きたまえ!」と男の声がし(夢の中で)、

 「君は比喩を評価していることは知っている。このような比喩がある。われわれは素粒子が観察者の位置によって二重の性質を持っていることを物理学で学んだ。それらは個別の粒子として存在しうると同時に、波動にもなりうる。君はそのことを既に知っているかもしれない。しかし人間も同じ二重性を持っていることは知らなかっただろう。我々は分離した粒子であると同時に、波動なのだ。どちらであるかは内部の観察者の位置によって決まる。われわれは独立した個人であると信じているゆえに、自分自身のことを実際に分離した粒子として知覚する。しかし、同時に我々は常に境界を全く持たない波動なのだ…

 君が自分の波動性を体験したいなら、自己感覚を変容できなければならない。この波動は存在するすべてのものの一部なのだ。それはどこにでも移動することができ、どこででも停止することができる。身体にその波動のリズムを見出させ、それと一つになるのだ」

 身体をかたどっている境界が次第に薄れていくのを感じる。やがて境界が消滅し、私の意識は瞬時に爆発して広がり、宇宙全体に拡散する。今や私は宇宙とつながった無限の存在であり、宇宙から分け隔てられてはいない。直線的な時間が消え失せ、アルタイでの体験のすべてが一斉に心の中に押し寄せてくる…


 「自己感覚を変容する」ためには、お決まりの感覚パターンからおさらばするしかなく、不安定な未知の世界に身を委ねることになる。まずは朝飯を食べず、仕事も放棄し、地図も持たずに知らない土地をぶらぶらする(できれば外国がいい)、ということになるか。

 さて、夢の中に出てきた男(物質文明とは異なった進化の枝に属している)はオルガに語る。

「…君がここにいるのは、君の文明が信奉する現実と他の文明のそれとの間に相互作用が生まれている兆候だよ。われわれの時間らせんは互いに接近しつつあり、全ての異なった流れの最終的な融合が間もなく起ころうとしている。人類全体がさなぎの段階を終えようとしているのだ。毛虫が内部に形成されている蝶の身体に気づかず将来の羽毛についての知識を持っていないのと同じように、そのことはまだ気づかれていない。羽根自体でさえ、飛行をはじめるまではその意味を理解していない。君が信じるリアリティの流れに属する人々は、確固とした一つの新しい有機体を着実に形作ってきた。今、それが全容を現し、他の人類の流れと融合する成熟の時期を迎えつつあるのだ。

 君と同類の人々は大きな個人的変容を経るだろう。それは世界の終末のように思えるかもしれない。なぜなら、古い世界の大半が実際に新しい存在によって置き換えられるからだ。これまでの古い現実像や世界観が通用しなくなるため、それぞれの人間の心理学的な構造も変容するだろう。君たちはこれまで知らなかった存在の側面を体験し、理解することを学ぶことになる。個々の人間にとって、それは違った形で起こるはずだ。

 ある者たちにとっては、それはたやすく、ほぼ瞬間的に起こるだろう。他の者はストレスと苦痛を通して努力する必要があるだろう。古い世界観の枠組みにどっぷりつかっているために、なにも全然気づかぬ者もいるに違いない…


 文章は続くが、疲れたのでここまで。やはり2012年を契機に、人類は脱皮するというか、「毛虫→ さなぎ→ 蝶」になるということなのか。ということは、もう既にタイムリミットが迫っているので、せめて「さなぎ」の段階に入っていなくてはならないだろう。水晶で成長を早められるのか(しかもピラミッドパワーです)

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