田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

八重山諸島を征く 23

2015-02-19 13:38:05 | 道外の旅

関空に降り立ちました。
約3時間のトランジットです。13時15分の便もあったのですが、不測の事態も考え安全策を選択しました。
大阪寒いです!7度とか。石垣と10度以上の差です。札幌は今朝のTVでは気温が上がると出ていましたが、どうなのでしょうね?
いきなり札幌まで飛ぶより、関空で体を順応させてから札幌へ帰ったほうが風邪などの予防のためには最善と考え関空でのトランジットを楽しみます。


八重山諸島を征く 22

2015-02-19 10:01:43 | 道外の旅

19日、旅の最後の朝です。
ホテルでの投稿は慌ただしいので、少し早めに空港に着いて投稿をと考えました。
空港内はWi-Fiフリーですので、パソコンからの投稿が可能と考えていました。ところが、機種の問題か、私の技量の問題か、繋がりません。セキュリティキーが必要とのメッセージが出るのですが、どこにもそのキーワードが示されていないのです。
仕方なくi-hponeから投稿しています。

昨夕の石垣島での最後晩餐は奮発して「石垣牛」にしました。その写真をアップしようと思ったのですが…。
それほど肉が好みではない私としては「こんなものか…」的な感想ですが、詳しくは帰宅してから写真と共にレレポします。

また、昼食はできるかぎり沖縄そばを食するように心がけ、「八重山そば」、「ソーキそば」、「味噌そば」、「牛そば」の4種を食しました。食したところがそれぞれですので、一概に正しい評価とはなりませんが、私としては評価はさまざまでした。これも帰宅してから写真と共に詳細をレポートします。

と食についてちょっと触れましたが、i-hpone では詳しくレポには限界があります。了承ください。
間もなく搭乗開始です。
それではまた….。


八重山諸島を往く 21

2015-02-18 21:18:03 | 道外の旅

 西表島が他の八重山諸島と明らかに違うのは、手つかずの自然がたっぷりと残っていることだ。今回の旅はそのことを改めて認識させてくれた。仲間川、ユツン川、そして浦内川と訪れその魅力を満喫することができた。 

 今日の浦内川である。
 宿の主人は「仲間川とはまた違った魅力がある」と話した。
 確かに沖縄県下で随一の流域面積を誇る川らしく、そのスケールは仲間川を上回り、その流れが右に左に大きく湾曲していた。

 ただ、惜しいことに交通の便が良くないためか、仲間川は満員の観覧船が次から次と繰り出すのに対して、浦内川のほうは私が乗った便の乗客はわずか10人という少なさだった。
 つまり仲間川は旅行会社が企画する効率良く周遊するツアーに適しているが、浦内川の方はそうしたツアーに乗り切れないのだろう。
 しかし、それが私には好ましかった。仲間川が俗化(?)しつつあるのに対して、浦内川の方は純粋に自然を楽しみたい人が訪れているように思えるからだ。

 川の両岸に見えるマングローブはどちらも同じなのだが、浦内川の方は森が深い感じだった。大きく湾曲しながら奥深く分け入ったボートは、岩が立ちはだかりもうこれ以上は進めないという地点まで約8キロのクルージングだった。

                    

 その後は、「マリユドゥの滝」と「カンピレーの滝」を目ざしてのトレッキングに移った。
 トレッキングの道はある程度整備されていたため、スニーカーでも登れる山道だった。しかし、登山道の脇は鬱蒼とした亜熱帯のジャングルが広がり、今にもイリオモテヤマネコが出現するのではないかという雰囲気の森が広がっていた。

 登り続けること約30分、第一の滝「マリユドゥの滝」の展望台に着いた。
 マリユドゥの滝は傍には近づくことができず遠望するだけだったが、そのスケールはかなりなものと思われた。(ガイド付きで滝の傍まで行くツアーもあるらしい)

          

 展望台からさらに15分。今度は「カンピレーの滝」に着いた。こちらは落差の大きな滝ではなく、水量豊かに幅広く流れ落ちる滝だった。カンピレーの滝はすぐ傍まで近寄ることができ、さらには大きな岩石の広場が広がっていて、天候も良かったので、流れを見ながらゆっくりすることができた。

          

 西表島の自然をもっと満喫するツアーとして、過酷さを伴うがまる一日かけて島を縦断(横断?)するツアーがある。そのツアーは過酷さゆえに参加資格は60歳未満と案内には記載されていた。
 実は私は4~5年前に西表島へ来ようとして、そのツアーに「60歳を少し超えているが参加できないか」と問い合わせたことがある。その時は、正式に申し込んでくれたら検討すると回答されたが、実現しなかった。
 今ではもうそれも無理たと思い、今回は検討の対象とはしていなかったのだが、西表島の深く、高い自然を目に前にすると、とてもとても私には無理だなあ、と思わせてくれるに十分だった。

 手つかずの自然が残る西表島を象徴するのがイリオモテヤマネコの存在である。
 このイリオモテヤマネコについて、いろいろと見聞することができたが、そのことについては後日レポートできたらと思っている。

 かくして、私の西表島での体験は終わり、今回の八重山諸島の旅も終焉を迎えた。
 明日の大移動を終え札幌に帰りつくまで、旅を振り返る余裕はないが、今は身も心も充足感に満ち溢れていることだけは間違いない。
 明日、夕刻札幌の帰り付く予定である。


八重山諸島を征く 20

2015-02-18 15:08:42 | 道外の旅

 西表島巡りを終えて、石垣行きのフェリー船上です。
 今日はレンタカーで西表島内を走り回っていました。
 ハイライトは宿の主人のアドレスどおり浦内川河口から遊覧船で8キロ遡り、そこから山道を2.2キロのトレッキングをして、「マリユドゥの滝」と「カンピレーの滝」を見て来ました。
 地図上で見ると、西表島のほぼ中央部にあたり、一般の観光客が行くことのできる最奥部ではないかと思われます。
 それほど下調べをしたわけではありませんが、この二つの滝は西表島では最も有名な滝でしたので、そこまで行くことができ満足しています。
 この二日間で西表島の自然をかなり満喫させてもらった気分です。
 ただ、今日のその他については取り立てて言うべきことがないほど内容のない一日でもありました。
 ホテルからまたゆっくり報告できたら、と思います。


八重山諸島を往く 19

2015-02-18 07:14:28 | 道外の旅

 まったくの小ネタである。私はあまり気にしていなかったのだが、昨日「島価格」を体験した。離島ということでやはり輸送費などが価格に跳ね返っているようだ。 

 昨日、宿の主人が迎えてくれた車の中から「ここは集落唯一の店らしい店なので覗いてみるのも面白いですよ」と紹介してくれた。宿の直ぐ近くだったので、夕食前にアドバイスどおり覗いてみた。

 店の名は「大富共同組合売店」(このような名になったのは昔地域の方々が共同で出資して作った店だそうだ)となっていたが、生活の必要なあらゆるものが陳列されていた。ただ、種類はかなり限定されているようだった。
 特に買いたいものはなかったのだが、何も買わずに店を出ることははばかれる感じもしたので、何かないだうかと見まわしたとき、私がよくコンビニで購入する森永乳業のカフェラテが「175円です」と書かれていたので、それを購入することにした。

               
               ※ 森永乳業のカフェラテとはお馴染みのこのパッケージの商品です。

 レジへ持っていくと、「189円をいただきます」と言われた。「あれっ?」と思ったが、直ぐに「あゝ、税別だったんだ」と納得した。
 それにしてもである。
 森永乳業のカフェラテはコンビニでは確か120数円ではなかったろうか?(ネットで調べると希望価格は140円となっていたが)それが税込189円ということだ。
 これは島の人たちは大変だ!

          
          ※ 仲間川の奥で見ることができたサキシマスオノキの板状の根です。

 物価について特に関心があるわけではないので、これ以上詮索するつもりはないが、今日レンタカーを使用した後のガソリン価格がちょっと気になってきた。

               
               ※ ユツン川上流のトレッキングで出会った幹に特徴のあるシダの仲間です。

 さて、今日(18日)の行動だが、昨日宿の主人アドバイスを求めたところ、「島の反対側にある浦内川のクルーズ&トレッキングはどうか」と提案があった。
 せっかくのレンタカーを駆使するようなものではないが、私の中にこれといったアイデアがないので、主人のアドバイスに従おうかな?と考えているが、最終的には現地へ行ってから判断しようと思っている。
 空は現在薄曇りの状態だが、予報では全日晴れと出ているので、今日も気持ち良く行動できそうである。


八重山諸島を往く 18

2015-02-17 21:13:15 | 道外の旅

 旅とは(特に私の旅の場合)つくづく体力勝負であることを実感している。今回私は歩数計を持参し、毎日チェックしているのだが、一日も一万歩を切ることがない。結構な疲労感を覚える毎日である。

 今日は日中のインターバルに時間がなく、投稿することができなかったこともあり、夜にもう一度投稿することにした。

          
          ※ 仲間川は干潮時にあたり、ヒルギの木のタコ足のような根が露出していました。

 今夜の西表島での宿は、バストイレ付なのだが純和式の旅館で畳の間である。すると、座っていて、立ち上がる時に脚の疲れを感じ「よっこいしょ」と掛け声をかけながらようやく立ち上がっている。足腰にかなり疲労が蓄積しているのかもしれない。
 考えてみると、毎日かなりの運動量があるようだ。
 泉佐野市においては意識的にウォーキングに取り組んだが、それ以降は特段歩く歩数は気にしなかったが、歩数計だけは持参していた。

          
          ※ 由布島のブーゲンビリア館には紅白のブーゲンビリアが咲いていました。

 2日目以降は、毎日のように移動手段としては自転車を利用していた。(今日はバスや船などだったが)自転車はもちろん歩数計に数字は現れない。それでも毎日歩数計は一万歩強を示していた。これはやはり、ホテルから離島ターミナルの往復とか、観光スポットで周辺を歩き回ることによって、そうした数字になっているようだ。
 自転車での移動 + 一万歩強のウォークとなれば、疲労しない方がおかしいかもしれない。

          
          ※ ユツン川上流のジャングルトレッキングはこうして川の中も遡りました。

 明日はレンタカーで西表島を巡り、明後日は石垣空港から千歳空港までの移動だから、あるいは一万歩には到達しないかもしれないが、それはそれで仕方のないことだと思っている。

 旅は知らず知らずのうちに、私の体力を鍛えてくれているのかもしれない…。


八重山諸島を往く 17

2015-02-17 20:16:40 | 道外の旅

 西表島の自然を満喫した一日だった。仲間川のマングローブクルーズも、由布島への水牛車も、ユツン川のカヌーとジャングルトレッキングも、みんなみんな満喫した一日だった。特に期待のカヌーは水浸りになりながらユツン川を遡行した。 

 今日は、今回の旅のハイライトと位置付けていた一日だった。
 ちょっと盛りだくさんの内容だったが、それぞれに楽しむことができた。
 ただ、せっかくの機会なので西表島の全ての魅力を感じてみたいと考えて選んだツアーだったため、前半の二つのツアーはごく普通の観光客になりきったような内容でちょっと残念だった気もするのだが…。

 仲間川のマングローブクルーズは、たくさんの観光客と一緒にクルーズ船で往くものだった。両岸に密生するマングローブは見事である。朝一番のこのクルーズはちょうど干潮時間と重なっていたこともあり、たこ足のように伸びるヒルギ類の根がすっかり露出しているところを見ることができた。(マングローブとはヒルギ類の木の総称ということだ)

          

 由布島は西表島と浅瀬で繋がっている島である。そこを水牛車に乗って渡るのである。島体験を一つでも多くと考えている私にとっては当然の選択だったのだが…。ここは水牛車に乗る以外、島に渡る選択肢がなく、これまた多くの観光客と一緒の水牛車に乗って渡った。
 由布島はとても非常に小さな島(周囲2㎞)で、島全体が亜熱帯植物園となっていた。

          

 昼食を終えてからのユツン川のカヌーは、一般の観光客と別れての活動だった。参加者は私を含めて3名、それに2名のスタッフが付いた。
 スタッフからカヌーの操作についてのレクチャーを受けた後、さっそくユツン川に入った。
カヌーの操作はそれほど大変ではない。ポートを漕ぐことさえできれば、普通には進むことができる。ただ、パドルで漕ぐたびに水の飛沫がカヌーの中に侵入し、腰から下はずぶ濡れの状態になったのには閉口した。(旅館について最初にしたことは濡れた衣服を洗濯することだった)

          

 ユツン川は小さな川である。中腹から一度河口まで下り、そこから上流へと向かった。30分も漕がぬうちにカヌーが進めなくなるような細い流れになり、そこからはカヌーを下りてのジャングルトレッキングだった。 これがなかなかエキサイティングだった。西表島の亜熱帯林の中をかき分けて進むのはちょっとした冒険心をくすぐるトレッキングだった。
 とは言っても、カヌーもトレッキングも入門者編に違いないのだが、私としては本日一番楽しめた内容だった。

 となんだか、私が楽しんだことを書き連ねたが、西表島の印象は誰もが表現するように自然の魅力がいっぱいということだろう。由布島は例外であるが…。
 そこで問題なのが明日である。
 明日、私は西表島が大きな島だということでレンタカーを予約した。ところがレンタカーで島を巡っても、見るべきところなどはあまりないようなのだ。つまり、西表島ではいくつかある川をボートやカヌーで遡り、さらにはそこからトレッキングで奥地に入って自然の触れることが一番の魅力のようなのだ。(事前の準備不足のつけが回ってきたようだ)
 ということで、明日はどうなることか予想のつかない私流(俺流?)の旅をしてみようと思っている。


八重山諸島を征く 16

2015-02-17 07:59:30 | 道外の旅

 おはようございます。17日の朝です。
 今朝はとても忙しい思いをしました。
 6時に起床して、一風呂浴びた後、荷物をパッキングして、朝食をとって離島ターミナルに急ぎました。
 フェリーは8時15分発なのですが、西表島のツアー会社が8時前に来るようにとの指示だったので忙しかったのです。ホテルからターミナルまで歩いて15分近くかかりますし…。

 西表島には今日と明日滞在する予定です。それで西表島に宿を取ったのですが、こちらに、来てみて石垣からフェリーで通う手もあったな、と思っています。石垣~西表島間は35分程度ですし…。
 今日は一日ツアーで、明日はレンタカーで島内を巡ることにしています。

 天気は晴れ!マングローブクルーズ、由布島への水牛車、ユツン川でのカヌーと盛りだくさんのツアーを楽しんできます。


八重山諸島を往く 15

2015-02-16 18:48:57 | 道外の旅

 私の旅と普通の観光との違いは、人との出会いにあるのかもしれない。今回の旅ではあまり意識しなかったのだが、今日黒島で二人の方から話を伺い、あらためてその思いを強くした。 

          
          ※ なんだか北海道の光景を見ているような気がする黒島の風景です。

 黒島はこれまで訪れた島の中では最も観光ポイントが少ない島かもしれない。
 そうしたこともあって、私は時間的にも、精神的にもどこかに余裕を感じながら島を巡った。だからこそ、積極的に島の人と話してみたいと思った。

 最初の人は「黒島ビジターセンター」にいた管理人のような老人だった。後で知ったことだが「てっちゃんオジー」と呼ばれ、島の人気者の方のようだった。
 いろいろと話をする中で、私が「この島では牧場ばかり目立つが、サトウキビは栽培していないのか?」と問うた。すると「この島ではサトウキビは一切栽培していない」と言うことだった。
 「何故か?」と問うと、「黒島では井戸を掘っても塩分が含まれた水しか出ず、真水が取れなかったため、製糖の工程で大量に必要とする水が得られないので酪農を選択せざるを得なかった」ということだった。
 人間はどうしたか、というと昭和50年までは雨水を貯めて使っていたが、昭和50年になって隣の西表島から水が送られ、現在は各戸に水道が取り付けられているそうだ。

 てっちゃんオジーには、私が№10で考えた島の中央(高いところ)に集落が集まっていることについての見解を尋ねた。、その点についててっちゃんオジーは私の見解に素直に賛意は示してくれなかったが、おもしろい事実を話してくれた。そのことについては、いずれ改めて報告したい。

 次に、島の道路を自転車で走っている時、一人の方が牧場に放牧している牛を眺めているところに出会った。私は自転車を下りて話しかけた。「飼育している牛の様子を観察しているのですか」と…。
 それから話が弾んだ。20分以上も話をしたのではないだろうか?放牧畜産と管理畜産、後継者問題、TPP、などなど…。

 その中で興味深い話を一つ。
 黒島の畜産はその飼育方法が、放牧で牛を飼育している方と、畜舎で牛を完全管理して飼育している方に分かれるそうだ。
 お話を聞いた方は放牧畜産を取り入れているとのことだった。理由は畜舎を建設するなどコストがかかるから、ということだった。

          
          ※ これはお話を聞いた方の牛ではありません。こうして放牧している牛はむしろ少数派のようでした。

 管理畜産の方が効率良く高収入を得ることができるそうだが、牛の健康面などいろいろと問題もあり、24時間牛の状況を管理する必要があるということだ。
 一方、放牧畜産は牧場に牛を放したままで飼育する。そのため牛は牧場内を自由に動き回っているので健康状態はとても良いらしい。子牛の出産も自然分娩で、農家は牛の出産にも立ち会わないという。

 話を聞いていて、黒島の畜産は牛を出産させ、子牛の状態で出荷するという畜産を主としているということだった。。
 そういえば、以前与那国島でも聞いたことがある。与那国で生まれた牛も松阪で育てられたら「松阪牛」としてブランド化されると聞いたことがある。黒島の牛もそうした経緯を辿って、いろいろなブランド牛になっているのかもしれない。

          
          ※ 写真が暗くはっきりしませんが、狭い中に繋がれた多久さんの牛が飼育されていました。

 「石垣牛」もかなり有名である。
 この旅の最後の18日の夕食は、懐の残り具合で「石垣牛」のどこかに部位のステーキを食することができたたらなぁ、と思っているところである。

 さて、明日はいよいよこの旅のハイライト、西表島でのジャングルクルーズ、カヌー体験である。天気も大丈夫のようだ。盛りだくさんの内容なので、中途半端なものになる恐れがないでもないが、楽しむことができたらと思っている。