田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 175 ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK

2016-10-02 19:43:33 | 映画観賞・感想

 ビートルズのコアなファンはもちろんのこと、多少とも関心のある向きには必見の映画である。ビートルズが最も輝いていた第一期のライブツアーを中心としたフィルムは、全編に彼らの歌声が流れる中、彼らが世界からいかに愛されていたかが実感できるドキュメンタリーフィルムだった。 

                    
                ※ 今回の映画の全米版の公式ポスターということだが、彼らの専属カメラマンが遺した一枚だという。

 昨日(10月1日)、今日(10月2日)と絶好の登山日和だった。心は山に向かっているのだが、体の方がどうしても山へ向かおうとしなかった。どうやら体の方の劣化(老化)が進行しているようだ。残念だが、体が欲するまで辛抱強く待つことにする。

 ということで、今日はディノスシネマズで上映されている「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK」を午後から観ることにした。
 映画はビートルズの所属会社アップルが21年ぶりとなる公式作品として今年編集・制作したものだという。

               
               ※ 彼らの初期はメンバー同士が非常に仲が良かったという。ツアー中のホテルの一室のようだ。

 映画は主としてアメリカにおけるライブツアーの様子を中心に構成されている。熱狂的にアメリカに迎え入れられ、狂喜するアメリカの若者の姿が繰り返し映し出される。そうした映像を挟みながらメンバーの中で存命するポールとリンゴの二人が回想するように当時の内情を語るという構成である。

 彼らがデビューして3~4年ころの若くて、勢いがあり、輝いていた時期のビートルズのライブの様子のたっぷりと観ることができる映画である。

 ところが、彼らが二度目に行ったアメリカツアーはアメリカ各地を飛び回り連日のようにコンサートをするというハードなスケジュールの上、若いファンたちはまともに音楽を聴くのではなく、嬌声をあげるだけのツアーにメンバーは辟易していたようだ。
 そんな状況を、リンゴスターが「週に8日も仕事だなんて…」と嘆いていたのがきっかけとなってできた曲を映画の題名の副題として拝借したようだ。

                    
     ※ こちらは今回映画の日本公開のために採用されたものだ。専属カメラマンが日本公演の際に武道館のステージに向かう4人の後姿を写したものだそうです。

 あまりの人気のためにメンバーたちが抱えた苦悩についても映画は語ってくれている。
 映画は、ビートルズとして最後のライブとなったロンドンのルーフトップコンサートまでしっかりと収められ、それで映画はエンディングに入ったのかと思われたのだが、その後から1965年8月にニューヨーク・シェイスタジアムに56,000人を集めて行われた伝説のコンサートが30分間にわたって流される。このシーンも圧巻であり、ビートルズの魅力がたっぷりと詰まった素晴らしいコンサートである。

 私はビートルズのコアなファンとはお世辞にも言えない存在なので、「映画 ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK」の魅力を伝えきれていないもどかしさを感ずる。
 ビートルズに関するドキュメンタリーはNHK・BSでも放送され、私も興味深く観た。しかし、映画館で観るビートルズはテレビの比ではないと思った。
 興味のある方はぜひとも映画館に足を運び、ビートルズを堪能していただきたい。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。