田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市消防出初式

2022-01-06 19:07:49 | イベント

 消防の部隊観閲、音楽隊のコンサート、木遣り保存会の梯子乗り、etc…、と盛りだくさんの消防出初式だった。ただ、私としてはやはり寒い中、雪上で行われた平成24年の出初式が懐かしかった…。

 本日(6日)10時30分よりカナモトホール(札幌市民ホール)で令和4年の札幌市消防出初式があり、観覧に応募したところ入場券を入手できたので観覧してきた。

 出初式は毎年1月6日に消防本部ごとに各地で開催されているものだという。その目的は消防署職員、あるいは消防団員の職務意識の高揚にあると思っていたが、それよりは披露されるさまざまな催しを通して、市民に火災予防に対する意識を醸成することが大きな目的であるという。

 本日の式次第は、〈1〉市長式辞、〈2〉来賓挨拶(市議会議長)、〈3〉メッセージ(消防庁長官、北海道知事)、〈4〉部隊観閲(指揮隊、水槽隊、救急隊、救助隊、消防団)、〈5〉 年頭決意表明(消防局長、消防団連協会長)、〈6〉消防音楽隊ミニコンサート、〈7〉年頭演技(木遣り歌、纏振り、梯子乗り~木遣り保存会)と盛りだくさんの内容だった。

   

※ 札幌市内10消防隊の隊旗が並ぶ中、秋元札幌市長の式辞です。

 私にとって一つの楽しみは、「部隊観閲」だった。近代消防、都市消防の実状を少しでも理解したいと思ったからだ。しかし私の期待とは裏腹に意外に地味な部隊ばかりの登場だった。やはり室内での出初式ということで制約が多かったということだろう。平成24年に屋外で実施されたときは、救助ヘリが頭上を舞ったり、梯子付きの消防車が登場したりと、 現代の消防機材の一端を見ることができたのだが…。

【部隊観閲】

   

   ※ 指揮隊

   

   ※ 水槽隊

   

   ※ 救急隊

   

   ※ 救助隊

   

   ※ 消防団

 続いて消防音楽隊によるミニコンサートは、①ジブリ・メドレー、②ルパン三世のテーマ、③エル・クンバンチェロの3曲が演奏された。

   

   ※ 消防音楽隊の演奏です。

 そして最後は木遣り保存会による「木遣り歌」、「纏振り」、「梯子乗り」が披露された。コロナ禍ということでマスクを付けた木遣り歌はやはり迫力に欠けるのは否めなかった。また纏振りも梯子乗りも昔気質の演出など一切ない中での演技は観ている側からするとやはり物足りなく感ずるのは、観ている側の贅沢というものなのだろう。

   

   ※ 木遣り保存会の方々が勢ぞろいです。

   

   ※ 纏振りの様子です。以下は梯子乗りを数枚スケッチしました。

   

   

   

         

   

 全体としての印象は、やはり屋内での出初式ということがそういった印象を与えてしまうのかもしれない。しかし、極寒地の札幌において戸外において実施すべきとはとても言えない。私が観覧した平成24年のときも寒さに震えながら観覧したことを思い出す。

 札幌市など北海道の消防の場合は、現代消防の威力を広く市民に公開する機会を別の日程で設けることも一つの方法かもしれない、と思いながら会場を後にした…。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。