来りて、行きて…、マイブーム

　どうも私は人並み以上に熱しやすく、冷めやすい人間のようだ。私の中では時として突然にマイブームが巻き起こる。それは主に食に関してのことなのだが、これまで幾多の変遷をくり返してきた…。

　私が現在、猛烈に凝っているのが　コンビニのファミリーマートが販売する「石窯パリジャンサンド」（税込み328円）というサンドイッチである。

　外に出る機会の多い私であるが、時にはお昼を跨いで出かける時がある。（例えば「めだかの学校」のときなど）そうした場合、私は軽い食事を用意するのが普通である。

　私はいつもコンビニでサンドイッチと飲み物を用意していた。サンドイッチはあの三角形にカットされているものだった。ところが具材を挟むパンの食感があまり好きではなかった。そんなときに出会ったのが「石窯パリジャンサンド」だった。適度に食べづらく、歯ごたえを感ずることができるフランスパンが私にフィットした。具材のハムとチーズ、そしてそれらを包む野菜もグッドである。

　　　　　　　　

　ところがファミリーマートでは「石窯パリジャンサンド」をたくさん仕入れていないのだ。ある時などは２軒を回っても品切れだったことがあった。だから今は、街を歩いていてファミリーマートの店を見かけたら必ず寄って昼時でなくとも購入するようにしている。

　振り返ってみると、私は時として猛烈に一つの食品にこだわることがこれまでも時々あった。記憶に残っているものを挙げてみると…。

　◆岩坂製菓の「黒豆せんべい」

　　　　　　　　

　◆ハウス食品の「とんがりコーン」

　　　　　　　　

　◆丸亀製麺の「釜揚げうどん」

　　　　　　　　　　

　◆セブンイレブンの「もちもちリングシュガー」

　　　　　　　　　　

そして

　◆ファミリーマートの「石窯パリジャンサンド」

である。記憶から消えたものでまだまだあったかもしれない。これらの中で丸亀製麺の「釜揚げうどん」がマイブームとしては最も長い期間ブームであり続けたように思う。拙ブログでもその熱中ぶりを投稿したほどだから…。それでもブームは１年少々だっただろうか？「とんがりコーン」などは一度に10数個も購入し、妻からひんしゅくをかったもののブーム終焉の訪れも早かったと記憶している。

　さて、私が熱中した５者を並べてみるとある共通点があることに気がついた。それは “食感” ではないだろうか？「黒豆せんべい」は、せんべいを割るのに苦労するほどかたいのだが、細かくしてからの適度な硬さが心地良かった。「とんがりコーン」はもうあのサクサク感が私を虜にした。「釜揚げうどん」は、なんといってもあのシンプルさ、そして適度な麺の弾力。「もちもちリングシュガー」は文字どおり、もちもちとした食感がたまらなかった。そして現在の「石窯パリジャンサンド」である。　

　問題はマイブームが長続きしないことである。ひと時は夢中になるのに、ある時を境に波がサーッと引くようにマイブームは終焉を迎える。これは偏に私が「熱しやすく、冷めやすい」性格にあるのだと自覚している。まあ、性格だから仕方がないのかなぁ…。

　それにしても私の中のブームはなんてチープなことなんだ！それは何より私が典型的な庶民であることの証なのだが…。

　さあて、現在のマイブーム「石窯パリジャンサンド」はいつまで続くことやら？？？