田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

NHKカジュアルクラシックコンサート2016

2016-09-03 22:59:47 | ステージ & エンターテイメント
 Casual…、「格式ばらず、くつろいでいるさま」を表す形容動詞であるが、文字どおり演奏者も聴衆もくつろいだ雰囲気の中でクラシック音楽を楽しんだ。その上、日本最高峰とも称されるN響のメンバーを中心としたアンサンブルは、安定した演奏ぶりが際立つコンサートでもあった。

               

 8月28日(日)午後、友人H氏が入手したチケット(ペア招待)を都合していただき、かでる2・7ホールで行われたコンサートを聴くことができた。
 コンサートは「カジュアル」と冠に記されたとおりに、演奏者もリラックスして軽い冗談をはさみながらのコンサートとなった。

 今回の出演者は、〔ピアノ〕高橋希、〔オ―ボエ〕小林裕、〔ヴァイオリン〕松田拓之、〔ヴァイオリン〕大宮臨太郎、〔ビオラ〕坂口弦太郎、〔チェロ〕山内俊輔という6人のメンバーだった。この6人のうち、高橋、小林を除く4人はNHK交響楽団の現役のメンバーである。
 クラシック界に疎い私は開演前に調べてみたところ、日本のオーケストラとしてはN響(NHK交響楽団)が最も評価されているということが分かった。そのオーケストラのメンバーが4人いて、ほかの二人も国内的には名だたる演奏者と聞けば、上質のコンサート間違いなしである。

 演奏された曲を羅列することにする。
 ◇モリコーネ/ニューシネマ・パラダイス
 ◇メンケン/ホール・ニュー・ワールド
 ◇成田為三/浜辺の歌
 ◇服部隆之/真田丸のテーマ
 ◇ベートーベン/ベートーベン ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」より
 ◇山田耕作/この道
    ( 休  憩 )
 ◇ガーシュウィン/サマータイム オペラ~「ポーギーとベス」より~
 ◇マスカーニ/カバレリア・ルスティカーナ
 ◇モンティ/チャールダーシュ
 ◇ドボルザーク/ユーモレスク
 ◇フランセ/フランセ イングリッシュホルン四重奏曲より
 ◇カプースチン/カプースチン ピアノ五重奏曲

 演奏者がリラックスして演奏していることが私たちにも伝わり、私たちもリラックスしてクラシックを楽しめたコンサートだった。

 その中でも彼らの実力を思い知らされたのが、モンティの「チャールダーシュ」を二人のヴァイオリニストが演奏した時だった。この曲はヴァイオリンの難曲として有名な曲である。これまで幾人かの演奏を耳にしたことがあるが、彼らの演奏は難曲を難曲とも思わせない演奏でいともあっさり(という感じで)弾き熟してしまったところに彼らの実力を見た思いがした。

 それはほかのどの曲にも対しても言え、心豊かなひと時を過ごすことができた。


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