田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

寒く、そして熱かったPMF2018オープニング・コンサート

2018-07-07 23:52:29 | ステージ & エンターテイメント

 寒かった…、しかし将来を目ざす若者たちの演奏は熱かった…。今年も札幌の夏にPMFがやってきた。私たちにとってもはや恒例となったオープニング・コンサートに今年も馳せ参じ、老練な音と若者たち勢いを感じる音を楽しんだ。

           

 本日(7月7日)午後、PMF(Pacific Music Festival)2018の開幕を飾るオープニング・コンサートが札幌芸術の森・野外ステージで開幕した。

 私たちにとってはもはや恒例の行事ともなっているこのコンサートに今年も4人揃って駆け付けた。

 

 例年、このコンサートは暑さに悩まされるコーサ―トなのだが、数日来の雨が影響したのだろうか、思いのほか肌寒い天候だった。私はまったくの山仕様で出かけたのだが、あまりにも寒く上下ともにレインウェアを上に着込んだ。それでも寒さに震えながらのコンサートとなってしまった。

          

 コンサートはまず、PMFの教授陣である「PMFウィーン」の弦楽五重奏から始まった。名手ライナー・キュッヘル(ヴァイオリン)率いるウィーン・フィルの教授陣の安定した音はいつ聴いても心やすらぐものがある。

 

 続いて「PMFベルリン」と称するベルリン・フィル教授陣による管楽器の五重奏である。ここでもPMFではすっかり顔馴染みとなったサラ・ウィルス(ホルン)を始めとする面々が安定した音を披露してくれた。

          

 そして最後は、今年のPMF生に選ばれた22ヵ国、97名による「PMFオーケストラ」による演奏だった。プロクラムを見て私は小躍りした。2年前のやはりオープニング・コンサートで指揮をした原田慶太楼氏が指揮をとると知ったからだ。

 2016年のオープニング・コンサートで指揮をした原田氏の若々しい指揮ぶりに、私はいたく感動し、そのことをブログで綴ったところご本人からコメントをいただいたというハプニングがあったのだ。

          

 原田氏は私の期待を裏切らなかった。服装こそフォーマルなスーツに着込んでいたものの、その指揮ぶりは相変わらずエネルギッシュで、若者たちの技量を十分に引き出していたように思えた。特に、最初に演奏したバーンスタイン作曲の「キャンディード」序曲は寒さも忘れるくらいワクワクした思いで聞き入った。

                

 寒かった。長雨が大地の気温を奪い去ったような気温だった。

 しかし、若者たちの演奏はそれを凌駕するかのように熱かった。

 PMFは今年で29回目になるという。札幌の夏の風物詩としてすっかり定着した感がある。今日から8月1日まで、市内各所でさまざまなコンサートが催される。できるだけ聴く機会を作りたいと思っている。

 

 若者たちの演奏に熱く火照ったオヤジたち4人はその火照りを冷ますべく、芸術の森から市内へ戻り、冷たいビールの喉越しを楽しんだのだった…。



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2 コメント

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Thank you!! (Keitaro Harada)
2018-07-09 08:25:21
今年も応援ありがとうございました!!
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Re:Thank you !! (田舎おじさん)
2018-07-10 18:26:58
 前回に続き、またまたのコメントありがとうございます!!
 ますますのご活躍を祈念しております!
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