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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

夢と消えるか?みちのく潮風トレイル1,000キロ

2021-05-07 16:29:39 | フットパスウォーク & トレッキング

 今回のロングウォークの失敗は私にとって大きなショックだった。それは長年温めてきた企てからの撤退を覚悟しなくてはならないことだったからだ。しかしそこから一日を経て、私はタイトルに?マークを付けてみた。

       

 私のある無謀なる企てについて、あるいはお見通しだった方もいたのではないか、と思われる。というのも、拙ブログで昨年4月27日に「幻と消えた『みちのく潮風トレイル』踏破計画」と題する一文を投稿していたからだ。(その投稿はこちら⇒

 その中で私は宿の少なさを嘆いた。というのもトレイルのルートは東北の海岸線をなぞるように南下するルートなのだが、沿線には大きな町は少なく、旅人が止まれる宿の数が極端に少ないのだ。そのため自然歩く距離も長くなり、到底私には無理だなぁ、という印象だったのだ。そのことをブログで投稿したところ、歩き旅の達人で今は故人となってしまった坂口一弘氏より「車を使って車中泊をしながら尺取り虫のように進む方法がある」とのアドバイスをいただき。故坂口氏も「2020年には『みちのく潮風トレイル』に挑む予定だ」とのことをうかがった。その坂口氏が今年2月10日に突然逝去されてしまった。

 坂口氏については私が言うまでもなく多くの方が知るところだが、歩き旅の達人というよりは登山愛好家として知られ日本三百名山の頂を制覇された他、北海道、東北の山々のほぼ全てを登られた方である。また歩き旅でも五街道を始め、全国の道を歩かれるなど、アウトドアライフ全てにわたって達人である。そのような坂口氏と私は6年前に幸運にも知己を得ることができ、以来坂口氏が札幌へ来られるたびに懇親を深めさせていただき、また坂口氏のアドバイスをいただきながら、坂口氏には及びもつかないレベルの低い登山や歩き旅を真似させてもらっていた。

 そのような坂口氏が志半ばで逝去されたことで、「これは、私が坂口氏の代わりに『みちのく潮風トレイル』をやらねばならないのではないか」との思いに至ったのである。

 以来、自分なりに雪上ハイクやロングウォークなどに取り組み、身体的トレーニングを積んできたつもりだった。また、「みちのく潮風トレイル」の踏破計画も見直し、前後半の2回に分けて踏破する計画を立て、前半は八戸の鮫駅から釜石駅まで約380キロを車中泊や民宿泊を伴いながら19日間で踏破する計画を立て、順調にいけば今月下旬にも出発する予定にしていたのだ。この計画では一日平均20キロだからそれほど無理な計画ではないと考えていた。

 ところが今回のようなていたらくである。私はすっかり自信を失ってしまった。今もそこから立ち直れないでいる。     

 ただ、長年温めてきた計画を一事の躓きで諦めてしまっていいものか?という思いも捨てきれないでいる。再度立ち上がるだけの気力が果たして今の自分に残っているのか否か?たとえ可能性は低くとも、希望の灯だけは消したくないなぁ、との思いが正直な今の自分の思いである…。その思いがタイトルに?マークを付けた所以である。



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