田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

西区オーケストラ ファミリーコンサート

2022-12-04 18:52:39 | ステージ & エンターテイメント

 100人近くの団員を誇る本格オケを眼前で聴くのはかなりの迫力である。道内屈指の実力を誇るオーケストラの音を楽しんだ。

        

 12月3日(土)午後、西区民センターが主催する「西区オーケストラ」による「ファミリーコンサート」がありチケットを入手できたので楽しむことができた。会場はむろん「西区民センター区民ホール」である。区民ホールとはいってもやや手狭なのが残念だが、その分客席との間がほとんど取れず、至近距離で演奏を楽しめる。私の席などは指揮者のすぐ前だった。

   

 前述したように西区オーケストラは100人近くの団員を擁し、毎年定期演奏会を実施している。私も過去に2度ほど定期演奏会を聴いているが、その実力は札幌のもう一つのアマチュアの実力オケである北海道交響楽団に優るとも劣らない力量をもっているのではと私は思っているオーケストラだ。

   

   ※ この近さで聴くオーケストラの大音量は迫力がありました。

 この日はちょっと変わった趣向でのコンサートを楽しむことができた。まず演奏された曲目を紹介すると…。

《第1部》 G.ビゼーの「カルメン組曲」より

  ◆前奏曲(第1組曲)

  ◆ハバネラ(第2組曲)

  ◆セギディーリァ(第1組曲)

  ◆ジプシーの踊り(第2組曲)

  ◆闘牛士の歌(第1組曲)

  ◆密輸入者の行進(第2組曲)

  ◆間奏曲(第1組曲)

  ◆アラゴネーズ(第1組曲)

  ◆闘牛士〔第1幕への前奏曲〕(第1組曲)

《第2部》 オーケストラと共演 ~ 楽器体験コーナー

  ◆L.アンダーソン/そりすべり

  ◆L.アンダーソン/舞踏会の美女

  ◆教会音楽/クリスマスフェスティバル(メドレー)

 この第1部に趣向が凝らされていた。というのも、新井鴎子という方が著した「音楽劇台本シリーズ」を元にして、曲の間にMCの担当の方がオペラの場面を情感たっぷりに語ったうえで次の演奏が始まるといった趣向だったために、聴いている側にとって曲への感情移入が容易となりより楽しむことができた点が良かったと思えた。もちろん演奏自体も素晴らしかったが…。

 第2部はL.アンダーソンの「そりすべり」で会場の子どもたちから希望者を募り、オーケストラの演奏に鈴の音を合わせる体験をして子どもたちを喜ばせた。また、「クリスマスフェスティバル」では、演奏者たちがそれぞれサンタの帽子を被ったり、譜面台をクリスマス仕様にしたりして雰囲気を出しながらメドレーで数曲演奏し、サービス精神旺盛な一面も見せてくれた。

   

   ※ アンダーソンの「そりすべり」に合わせて鈴の音を鳴らしました。

   

   

 アンコールにはチャイコフスキー作曲のくるみ割り人形より「花のワルツ」を披露してくれてコンサートを終了した。

 MCを担当した方が、西区オーケストラの指揮者である鎌倉亮太氏を「我らのマエストロ鎌倉亮太」と誇らしく紹介されたが、鎌倉氏は単に指揮者だけではなく、ピアニストとしも高名であり、札幌大谷大学音楽科の准教授としても活動されている方である。きっと西区オーケストラにおいても絶対的存在のようである。西区オームストラのますますの活躍を期待したい。



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