田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

バンクシー展を視る ~ バンクシーは天才? or 反逆者?

2022-03-30 13:49:35 | 作品展・展覧会等

 あの世界を騒がしている謎の人物、バンクシーが札幌にやってきた!とは言っても、もちろん彼の作品の複製ではあるのだが…。う~ん。興味半分で覗いてみたが、お爺の私にはなんとも理解の難しい展覧会だった。

        

 札幌において3月24日から5月31日までの日程で「バンクシー展」が始まった。会場は東1丁目劇場(旧北海道四季劇場)である。

 何にでも無秩序に興味を抱くお爺だが、美術の世界だけはやや遠い存在だった。それでも「バンクシー展」に足を向けたのは?

 バンクシーというと、ヨーロッパの街角のビルの壁などに夜陰に紛れて画を描き残して忽然と姿を消す謎の人物として世の人々を騒がせている。騒がせているのは、その画が政治批評や社会批評を意味するものであると解されることから俄かに注目を浴び、その神秘性とともに名声(?)は高まるばかりなのだ。

   

※ 赤い壁が特徴の会場となった旧「北海道四季劇場」です。

 私は昨日(29日)午後、会場に赴いた。平日だったが、春休み中ということもあってだろうか?若い人たちがかなり詰めかけていたが、お爺やお婆の姿はほとんど見かけなかった。会場に入っていきなり躓いた。というのは、入口で展示についてスマホによる音声案内システムの方法が提示されていた。その方法とは QRコードを取り込んでログインしなければならない方法でしたが、私はスマホのメール機能を使用していないこと。さらにはイヤホーンを備えていないためにそもそも音声案内を利用できないことを悟らされました。

    

※ 会場に入ってからの展示室へのエントランスです。ねずみのモチーフも彼の画の特徴です。

 展覧会は音声案内を利用することが前提となっているため、他の展覧会のように説明表示は極端に少なくなっていた。こうなるとお爺はたださえ難解な画を意味も分からず眺めるだけだった。これから出かけようと思われている方はぜひスマホの機能を熟知し、イヤホーンを準備していくことをお勧めします。

   

※ バンクシーのアトリエを想像した部屋がありました。中央はバンクシーを想定しています。

 ということで、展示されていたバンクシーの作品といわれている40数点をなんとなくぼんやりと見続けたお爺だった。作品を観ていると、なんとなく意味深であることは分かるのだが、音声案内が聴けないこと、書かれている英語の意味が理解できないため、バンクシーの思い(思想?)を把握することができなかったのが残念だった。   

 幸い写真撮影がOKだったので、印象的な何枚かの作品をカメラに収めてきたので、それを添付してこのレポを終えることにしたい。

 平日チケット1,800円はお爺にとってはちょっと高いものになってしまったようだ…。

 さて、タイトルの「バンクシーは天才か?反逆者か?」という問いについては、私自身が彼の作品を十分に理解するレベルではなかったこともあり、他の方の判断に委ねようと思う。

      

※ 彼を一躍有名にした「赤い風船と少女」です。赤い風船は希望の象徴だと解されています。この画がオークションで1.5億円で落札された直後にシュレッダーで切り裂かれたことで話題となりました。その動画も会場では公開されていました。

   

※ 彼の画の中でも有名な作品の一つ「花を投げる男」です。いかにも火炎瓶を投げるようなしぐさから平和の象徴の花を投げる図が印象的です。

   

        

※ この画「落ちるまで買い物をする」も有名です。消費社会、格差社会を風刺した画と言われています。

        

※ 「バスルームの窓からぶら下がる裸の男」という画ですが、浮気の現場に踏み込まれた図ということのようです。

   

※ こちらの画はイギリス議会の様子ですが、よく見ると議員は全員がサルです。「猿の惑星」の未来図でしょうか?

   

※ 幼い男の子と女の子の図ですが、よく見ると彼らの胸には「POLICE」と書かれています。ポリスに対するバンクシーの思いが出ている一枚といえます。

   

※ こちらも有名な一枚です。伝説的女優マリリン・モンローの彩色を異にした10枚です。(カメラには8枚しか収まりませんでしたが)

 

※ パフォーマンスばかりが先行して、開幕4連敗とちょっと心配な状況のビックボスフアィターズですが、格安な入場券がゲットできたので今夜観戦してきます。明日拙ブログでレポできたらと思っています。そのため本日は早めの投稿としました。