盤渓市民の森は、今シーズン2回目だったが好天にも恵まれて気持ちの良いスノーシュートレッキングとなった。しかし、密かに目ざした三菱山登頂は果たすことができなかった。
最近の私はどうも宵っ張りの悪弊が身についてしまい朝が遅くなりがちである。そのため朝早くからの行動ができないでいる。改めねば、と思ってはいるのだが…。
※ 入口に立てられている「盤渓市民の森」の標識
ということで、今日(7日)の行動開始も遅くなってしまった。
市民の森の入口に着き、行動を開始したのは正午近くだった。すると、すでに先行してスノートレッキングを楽しんでいる市民がいた。
昨夜新雪が降ったにもかかわらずコース内は処女雪とはならず、すでに踏み跡が付いたスノーシュートレッキングとなってしまった。
※ 写真のように今日のコースは既に踏みつけられた跡がはっきり残っていたコースでした。
これまで三つの市民の森をトレッキングしてみて気付いたことだが(いや気づくまでもなく考えたら当たり前のことではあるのだが…)、いずれもが山坂のあるコースだということだ。白川市民の森には「青山」が、盤渓市民の森には「三菱山」がその頂に立っているのだ。ただし、「三菱山」へは市民の森から直接頂に立つルートは設定されていないが…。
※ こちらは本来のトレッキングコースですが、本日の踏み跡がありません。
※ 実はショートカットして直登のように上った踏み跡があり、私もそこを辿りました。
山坂があるコースは、私にとって「冬の石狩川河岸を遡る」トレッキングのトレーニングとしては必ずしも適したコースとは言えないのである。その上、この日は踏み跡の付いたコースを辿るとなると、ますますトレーニングの意味は薄かった。(石狩川河岸は基本的に誰もが足を踏み入れていないところを歩く)しかし、まだ今の段階では雪上を歩くという意味において多少の意味はあるだろうと自分を納得させた。
※ コースの途中から三菱山の山頂と思われる山影が木々の間から見えました。
高度をぐんぐん上げていくコースではあったが、踏み跡が付いているととても歩きやすい。汗をかかないように注意深くコントロールしながら歩を進めた。
森の中の案内板で現在位置を確認しながら上へ上へと進んでいった。すると頭上に送電線が見えた。ということは、盤渓市民の森では最も高いところに達したことを意味していた。
※ 送電線が走り、「三菱山」の山頂が近いことを知らせてくれました。
ところが踏み跡はさらに上方に向かっている。「これは三菱山へ至るルートだな」と直感した。天気も良いし、時間にも余裕がある。「よし、私も踏み跡を辿り三菱山山頂を目ざそう!」と思った。その踏み跡を辿り上を目ざしたのだが、そこから先はこれまでのコースと違い、まるで藪を直登するようなワイルドなコースに変わった。30mも登ったろうか?「これは私にはお呼びじゃない」と悟った。覚悟も決めずに上るような簡単な山ではないと悟ったのだ。目的が違うのだから無理せずに潔く撤退した。
※ 三菱山への山頂へはご覧のような藪を直登しなくてはならない踏み跡でした。
撤退地点がこの日最も高い地点だったので、帰りはぐんぐんと高度を下げる楽なコースだったが、前回よりは遥かに大回りしてこの日のトレッキングを終えた。
※ エゾ松(?)に雪をいただいた風景は、いかにも北国の風景ですね。
それでも今シーズン中に「三菱山」を目ざしてみようかな?とも思っている。
※ このような雪の造形も北国ならではです。
ちなみにこの日進んだコースを案内板ナンバーで記しておくことにする。
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