田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

パンク騒動顛末記

2017-09-16 11:45:26 | その他
なんとも退屈な土曜日を月形町で過ごしています。今ごろ増毛山道の山中で喘いでいたはずなのに、と思うと残念でなりません。

ということで、暇にまかせて騒動を振り返ってみます。
車の異音に気づいたのは、当別町と月形町の中間くらいでした。
実は以前にも同じようような異音を覚えた時があったのですが、その時は車体とタイヤの間に木の枝がはさまっていたためでした。だから今回もその類だろう、と軽く考えていた節が私にありました。

ともかく、明るいところで確認しようと思いながら走り続けました。田舎道ゆえ、明るいところなどなかなかありません。
とうとう月形の街まで車を、走らせてしまいました。月形の街の端にセブンイレブンの駐車場がありました。
店舗の明かりが届くところで確認すると、なあんと異音の原因はパンクでした!

それじゃスペアタイヤに履き替えなくては、とスペアタイヤを探したのですが、見つかりません。車の説明書を確かめてみると、スペアタイヤは乗せていなく、パンク修理剤が備え付けられているだけでした。タイヤはパンクしてから長い時間走ったために、一部がバーストしていて、とても修理剤では間に合わないことを悟りました。まして、修理剤の使い方も私は良く分かりません。

そこで、セブンイレブンで月形町の修理会社を紹介してもらい、電話すると「すでにに業務は終了した。明日にしてくれ」というつれない返事で万事休すでした。

セブンイレブンの店長にお願いして、広い駐車場の片隅に一晩駐車させてもらうことにしました。その後、宿を取ろうしたのですが、車中泊の準備をしてきたこともあり、そのままそこで車中泊としました。

本格的な車中泊は失礼と考え、運転席で車中泊体制を取ったのですが、寝付かれません。すると、保険会社のことが思い浮かびました。
保険会社に電話をすると、ロードサービスと契約している、と聞いたので俄然希望が出てきた思いでした。
しかし、ロードサービスとのやり取りから、ロードサービスは車のレッカーサービスだけで、しかも私は同乗はできないとのこと。
これでは私は夜空の下に投げ出されることになります。ロードサービスの利用を諦めました。

そして今朝、地元の修理会社に連絡を入れると、レッカーがやってきて工場まで運びました。会社に私の車に合うタイヤの在庫はありませんでした。そこで岩見沢にあるタイヤ会社から取り寄せることになったのですが、岩見沢の会社でもサイズの合うタイヤは午後に入荷とのことで、それまで私は手持ち無沙汰というわけなのです。本夕4時頃には修理が完了しそうです。

さあて、困ってしまった私は、ともかくなんとかして時間を潰さねばなりません。
ところが、月形町は特別見るべきところもありません。
唯一の見どころ「樺戸博物館」はすでに以前見ています。さらに私は以前に空知24市町村全てのフットパスコースを巡っていて、当然月形町も歩いているのでまったく困ってしまいました。

そこでとりあえず、町民の憩いの場である「皆楽公園」に来ました。石狩川の直線化工事によって出来た沼を中心に造成された公園です。
近隣ではキャンプ場として人気のようでたくさんのテントが張られていました。
また、沼ではたくさんの人が釣り糸を垂れていました。



ここでアイデアがひとつ生まれました。「そうだ!まだ月形刑務所に行ったことがない!」調べると中にはまったく入れそうではなかったが、時間だけはあるのでてくてく歩い向かいました。皆楽公園から片道20分、暑い中のウォーキングでしたが、入口に着きました。
しかし、その厳しさは一般人を寄せ付けない雰囲気を醸し出していました。私は国道からの引き込み線を少し入ったところで写真を撮らせてもらうと、すごすごと刑務所を後にしたのでした。



そして今、再び皆楽公園に戻り、長い長い「パンク騒動顛末記」を書き上げたのでした。後はパンクが直るのを待つだけです。(終わり)