田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

今どきの葬儀事情

2016-09-29 19:49:14 | その他
 若いころお世話になった叔母さまが亡くなったという連絡が入った。一昨々日のお通夜から、一昨日の本葬、繰り上げ法要まで、一連の葬儀に出席させていただいた。葬儀に出席する機会の少なかった私の目から見た今どきの葬儀の様子をレポしてみたい。 

          
          ※ 里塚斎場の一角です。静謐で、落ち着いた雰囲気が印象的でした。

 9月26日(月)、叔母さまが亡くなられたとの連絡を受けた。私が若いころはよくお会いすることがあり、いつも優しく声をかけていただいた方だった。最近は残念ながらあまりお会いすることもなくなっていたが、逝去の報に何をさておいても駆けつけることにした。

 翌27日夜がお通夜、28日午前が本葬だった。会場は葬儀業の大手〇〇コ会館である。葬儀は今流(?)の親類と親しい友人のみの家族葬だった。
 〇〇コ会館のお通夜、本葬の取り運び方は、家族の心情に寄り添い、そつなく、滞りなく取り運ばれた。会場の設営、運営には、その端々に企業としてのポリーシー、職員への教育が行き届いていることを感じさせてくれた。

 お通夜の席で、司会の方から個人の来し方が紹介された。
 叔母さまは、早くにご主人を亡くされ、一人娘を育てるためにずいぶんご苦労されたことが紹介された。
 私がお会いするときは、いつも温かな笑顔で接してくれたのだが、その笑顔の陰にはたくさんのご苦労があったことを改めて知らされて、叔母さまの在りし日を想いグッとくるものがあった。

          
          ※ 里塚斎場の入り口です。次々と遺族を乗せたバスが入ってきました。

 火葬場は清田区にある里塚斎場だった。私は初めて訪れたところだったが、大きな森に囲まれ、静謐な雰囲気に満ちたところだった。
 さすが札幌である。里塚斎場には次から次へと、バスが入ってきていた。

 里塚斎場は2009年に大規模改修が行われ、再び供用が開始された斎場ということで、全ての施設・設備が新しく感じられた。
 また、職員の対応も傷心の家族に対しての心遣いがあらゆるところに感じられて、こちらの職員教育も行き届いていることを感じさせてくれた。

          
          ※ 駐車場には遺族の送迎用のバスがズラーッと並んでいました。写真に写った以外にも…。

 今回一連の葬儀に参列してみて、葬儀会場、斎場ともに、遺族の心情を慮った配慮をいたるところに感じることができた。見方によっては、システマチック過ぎるという見方もあるかもしれないが、肉親の死という悲しみに沈む家族に寄り添いながら、滞りなく葬儀を進行させるという仕組みがしっかりと確立されていることを改めて知ることができた。