田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

Sea to Summit を振り返る 5

2016-08-31 18:28:46 | 北海道低山紀行 & Other
ルート全体を振り返って  

 今回私が歩いた(登った)距離は、4日間で全長41.8Kmになるそうである。海抜〇(ゼロ)mから3,776mに至るまでのルートを振り返ってみた。 

          
          ※ 第一日目は好天に恵まれ、目ざす富士山を望みながらのスタートだったのだが…。                    

 ルート全体の特徴として、何といってもアスファルト道路が長かったことが大きな特徴の一つに挙げられる。一日目、二日目はもちろんのこと、三日目の前半までアスファルト道路が続いた。これには閉口した。アスファルト道路の場合、フラットな面を歩くことになるから、歩く際にそれほど足元に注意を払う必要はない。だからどうしても単調な歩きになってしまう。
 さらには、歩いている横を車が行き交っていることもあまり気分の良いものではない。
 だから、三日目の後半から「富士山自然休養林コース」に入った時には、正直言ってホッとした思いがあったのも事実である。

          
          ※ 一日目の後半、富士市の郊外に至り、茶畑も見えるようになりました。

          
          ※ 東名高速道路の下をくぐってウォークは続きます。

 一日目は海岸から大淵という集落まで街や民家が続いているので、ここまではアスファルト道路でも仕方がないとは思う。しかし、二日目以降はすでに民家のない地帯に入っている。できるなら、アスファルト道路を離れた自然道のコースの設定はできないものだろうか?
 もちろん、私が通った「富士山 登山ルート3776」は、私のような初心者でも安全に歩き・登れるコースとして設定されたという背景があるのだろうが…。
 今後、このルートが改善されることがあるのか見守っていきたいと思う。

          
          ※ 典型的な杉林です。細く暗い道が続きました。

          
            ※ 道路全体が雨に濡れています。(二日目の道路の様子です)

          
          ※ 前日の暴風雨で飛び散った木の葉です。

          

 次に休憩施設についてである。
 ルート上で、二日目の後半に2ヵ所、このルートが開設されたことによって新設されたベンチを置いた休憩所が2ヵ所で目にすることができた。しかし、残念ながら全体としては少ないのではないだろうか?
 これも一日目は設置が難しいだろう。しかし、代わりにルート上にコンビニなどが散在し、休憩ポイントとして利用できる。
 一日目の炎暑の中で、ルート上最後のコンビニと紹介されていた「ミニストップ」は店内にイートインコーナーがあり、冷房の効いた店内で休むことができ、大いに助かった。

          
          ※ ルート名が記された休憩用のベンチです。

 二日目に2ヵ所のベンチ施設があったと記したが、私の記憶ではその2ヵ所が近接していた。ルート上に適切な距離をおいて設置できないものだろうか?そしてその休憩施設をマップに記載してくれたら、疲れた身としては大いに励みとなるのだが…。
 また、できればベンチには東屋のような屋根があると良いのだが…。私の場合、二日目は暴風雨の中のウォークだったこともあり、雨を避けることのできる施設が何より欲しかった。好天の日でも直射日光を避ける意味で屋根のついた休憩施設が望まれる。
 コース中で屋根が付いた休憩施設は、唯一三日目の「西臼塚駐車場」のところだけだった。
 予算や土地管理の問題はあるだろうが、利用者の側に立った整備をぜひ進めてほしいとお願いしたい。

          
 トイレについては、ガイドマップにもポイント、ポイントに記載されていて、私も困ることは全くなかった。

 ルートの案内表示であるが、これもポイント、ポイントでルート上に「富士山 登山ルート3776」のステッカーが貼られていて頼りになった。
しかし、それでも不安になることがあった。道が分岐するところなど、初めて当地を訪れ歩く(登る)者の身になって、安心してルートを選択できるようさらに充実した表示がされることを望みたいと思った。

          

          ※ こうした案内ステッカーがより充実して、初めての方でも安心して挑めるようにしてほしい。

          

 概ねよく考えられ、準備されたルートであり、初めての私でも迷うことなく、山頂まで導いてくれた。さらに安全に、快適に、という観点から何点か改善点を挙げさせてもらった。

          
          ※ 二日目の大雨が過ぎ去った後では、こうしてミラーに映る自分を撮る余裕もあったのですが…。