田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌麺紀行 106 ラーメン福来軒 西岡店

2014-11-11 21:41:46 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 「人の味覚、感覚は人によってさまざまなんだなぁ…」という当たり前のことをつくづくと思い知らされた今回の麺紀行だった。期待して訪れただけに、その落差に戸惑った私だった…。 

          
          ※ ご覧のような細いビルの最上階の壁に「福来軒」と記されていた。

 私のブログにしばしばコメントをいただくA氏のブログで、氏が絶賛していたのが「ラーメン福来軒 西岡店」だった。
 「これはぜひとも行かなくては!」と思っていたのだが遠方のためなかなか実現できないでいた。この日(11月7日)たまたま南区に所用ができたので、少し回り道をすることになったがようやく訪れることができた。

 お店は羊が丘通りと水源地通りの交差点、イオン西岡店の向かいという立地条件の良いところにあった。10階建てくらい細いビルの最上階のところに「福来軒」という表示が見えた。ということは、ビル自体がラーメン店の収益で建てられたものではと推測した。
 お店は階段を上った2階にあった。ちなみに1階は駐車場となっていた。

          

 店内に入ったのは午後1時を過ぎていたこともあって、広い店内にお客さんはポツリポツリといった感じだった。
 注文はメニューを見ると、トップメニューは味噌ラーメンだったが、A氏が醤油ラーメンを推奨していたので、ここでは迷わず「醤油ラーメン」(730円)を注文した。
 メニューには、ラーメンだけではなく、カレーライスや丼物、そしてカツ定など、いわゆる食堂といわれるところで出されるものは何でも注文できるようだった。

          
          ※ 判読は難しいかもしれませんが、ラーメン以外にも多彩な料理が用意されています。

 客が少ないこともあって、醤油ラーメンは直ぐに出てきた。
 まず気付いたのが、モヤシが非常に多いということだった。麺の上にどっとかぶさっているような感じだった。
 スープを口に含んだ。「うん、まあまあかな?」という感じではあったが、特別な感情は沸かなかった。
 たっぷりのっかったモヤシをかき分け、麺を食したのだがやや茹ですぎかな?という感じで、食べ終わる頃には軟らかさが気になった。
 モヤシも食べ始めはシャキシャキ感が心地良かったのだが、あまり多いとちょっと興醒めだった。

          

          
          ※ 麺を上げた丼の表面に注目ください。モヤシが覆っています。
 
 と私にとって平均的な評価であったが、期待していただけにちょっと「?」というのが正直な感想である。一緒に行った妻も同様の感想だった。
 「Aさん、ごめんなさい。Aさんとはずいぶん印象が違ってしまいました」
 ただ、Aさんのご一家にとっては、その店の名が表すとおり特別な店であるらしい。家族の節目のときに来店し、家族の「福が来る」ことを願う縁起の良い店らしい。そのことがAさんの味覚にかなり影響しているのではないか、とも思った。

          
          ※ 私たちが食したカウンターです。かなり清潔な感じでした。

 私の味覚が正しいなどとは全く思わない。私の当日のコンディションもあったかもしれない。
しかし、今回ほど、味覚や感覚などというものは、人それぞれなんだなぁ、ということを深く思い知らされたことはなかった…。
 そして、最近の麺紀行の私の評価が辛口になってきていることも実は気になっている。歳を経るごとに味覚が鈍くなっているのではあるまいか??

【ラーメン福来軒 西岡店 データー】
札幌市豊平区西岡三条4-1-23
電話    011-852-5552
営業時間  11:00~21:30
定休日   水曜日
駐車場   有(店の階下に10台程度)
座席    カウンター席、テーブル席、小上がり席と多数あり、数えられなかった。
入店日   ‘14/11/07