ゆったりとしたペース、小刻みな水分補給、全てシルバートレッキングのためにプログラミングされた主催者側の配慮だった…。最初は「楽なペースだわい」と悠長に構えていた私だったが、徐々に運動不足のつけが回ってきて、私の体力は奪われていった…。
朝、真駒内駅から乗車したバスで隣り合わせた婦人と話すうちに、彼女が相当な登山のベテランであることが判明した。彼女は「北海道100名山」と称する山の全てに登っていて、なおかつ本州の山、はては外国の山の経験まであるという。ちょっとルール違反じゃないのぉ~、と思ったのだが…。

※ 登山路の途中に適当な広場はほとんどない。休憩は写真のように登山路に立ち止まって。
さて、前編でも触れた岩場を通過し、徐々に高度をかせぎながらも全体としてはゆったりとしたペースで進む。おおよそ40~50分に一度くらいの水分補給のための休憩を入れながら…。
思い返してみると、途中の様子をあまり憶えていないことに気付かされる。単独行の時には道を違えないように、迷わぬようにと神経を張りつめながら登るのだが、今回はスタッフに任せっきりで、安心して後をついていくだけという登山だったためかコースの特徴をよく把握していないことに気付かされた。

※ 神威岳には三カ所の難所が…。写真は二番目の岩場です。
三度の休憩を取りながら2時間20分を経過した頃、最初の目的地だった「巌望台(がんぼうだい)」に到達した。
直ぐ近くに特徴のある神威岳の頂上部が見える。もう少しの頑張りだ。
ゆったりと思っていたペースだったが、徐々に体全体に疲労感が漂い始めていた。
全体に口数も少なくなっていたのだが、私たちの後ろを登る例の婦人は絶え間なく話し続け、余裕しゃくしゃくである。さすがにベテラン!体力も段違いのようだ。

※ 巌望台は写真のような表示があって、見晴らしが良くなるだけで休憩する場所はなかった。

※ 林間を登ってきた私たちは巌望台で初めて写真のように遠くを見渡せました。

※ 巌望台を過ぎると背丈ほどある竹林の中を進みました。

※ 巌望台を過ぎると山頂は直ぐ近く、特徴のある頂が目の前に見えてきました。
背丈ほどある竹藪を漕ぎながら頂上を目ざす。頂上近くに三度目となる岩場をロープを伝って登ると、そこから間もなく行くと頂上だった。
出発してから3時間15分、相当に遅いペースと思われるが、全員が無事山頂に立った。
快晴の空の下、遠くまで眺望がきく中で持参のおにぎりを頬張った。

※ 山頂直前の最後の難所です。一人ひとり慎重に登りました。
山頂で30分間楽しんだ後、下山を開始した。下山には約2時間半要した。好天が災いしたのか、二人の方が下山途中に体調を崩したがスタッフの介護により無事下山することができた。

※ 神威岳山頂の標識です。いまにも朽ち果てそうです。
下山の後の楽しみは温泉である。
プログラムに組み込まれている豊平峡温泉に案内され、疲れた体を温泉の湯で癒した。
あ~あ、極楽、極楽…。

※ 神威岳の奥にそびえる烏帽子岳です。神威岳の山頂近くから尾根伝いに行けるそうです。
神威岳は、私が取り組んでいる札幌近郊低山紀行の中では特別難しい山だとは思えなかった。砥石山や風不死岳などもっと難しい山があった。
しかし今、私の体は登山を終えて2日も経っているのに完全には癒えていない。
それだけ運動不足だったということか…。いやそれだけ体が衰えてきたということか…。
来月末には大雪山の縦走が控えているというのに、これではダメだ。
意識して体づくりをしなければならない…。
朝、真駒内駅から乗車したバスで隣り合わせた婦人と話すうちに、彼女が相当な登山のベテランであることが判明した。彼女は「北海道100名山」と称する山の全てに登っていて、なおかつ本州の山、はては外国の山の経験まであるという。ちょっとルール違反じゃないのぉ~、と思ったのだが…。

※ 登山路の途中に適当な広場はほとんどない。休憩は写真のように登山路に立ち止まって。
さて、前編でも触れた岩場を通過し、徐々に高度をかせぎながらも全体としてはゆったりとしたペースで進む。おおよそ40~50分に一度くらいの水分補給のための休憩を入れながら…。
思い返してみると、途中の様子をあまり憶えていないことに気付かされる。単独行の時には道を違えないように、迷わぬようにと神経を張りつめながら登るのだが、今回はスタッフに任せっきりで、安心して後をついていくだけという登山だったためかコースの特徴をよく把握していないことに気付かされた。

※ 神威岳には三カ所の難所が…。写真は二番目の岩場です。
三度の休憩を取りながら2時間20分を経過した頃、最初の目的地だった「巌望台(がんぼうだい)」に到達した。
直ぐ近くに特徴のある神威岳の頂上部が見える。もう少しの頑張りだ。
ゆったりと思っていたペースだったが、徐々に体全体に疲労感が漂い始めていた。
全体に口数も少なくなっていたのだが、私たちの後ろを登る例の婦人は絶え間なく話し続け、余裕しゃくしゃくである。さすがにベテラン!体力も段違いのようだ。

※ 巌望台は写真のような表示があって、見晴らしが良くなるだけで休憩する場所はなかった。

※ 林間を登ってきた私たちは巌望台で初めて写真のように遠くを見渡せました。

※ 巌望台を過ぎると背丈ほどある竹林の中を進みました。

※ 巌望台を過ぎると山頂は直ぐ近く、特徴のある頂が目の前に見えてきました。
背丈ほどある竹藪を漕ぎながら頂上を目ざす。頂上近くに三度目となる岩場をロープを伝って登ると、そこから間もなく行くと頂上だった。
出発してから3時間15分、相当に遅いペースと思われるが、全員が無事山頂に立った。
快晴の空の下、遠くまで眺望がきく中で持参のおにぎりを頬張った。

※ 山頂直前の最後の難所です。一人ひとり慎重に登りました。
山頂で30分間楽しんだ後、下山を開始した。下山には約2時間半要した。好天が災いしたのか、二人の方が下山途中に体調を崩したがスタッフの介護により無事下山することができた。

※ 神威岳山頂の標識です。いまにも朽ち果てそうです。
下山の後の楽しみは温泉である。
プログラムに組み込まれている豊平峡温泉に案内され、疲れた体を温泉の湯で癒した。
あ~あ、極楽、極楽…。

※ 神威岳の奥にそびえる烏帽子岳です。神威岳の山頂近くから尾根伝いに行けるそうです。
神威岳は、私が取り組んでいる札幌近郊低山紀行の中では特別難しい山だとは思えなかった。砥石山や風不死岳などもっと難しい山があった。
しかし今、私の体は登山を終えて2日も経っているのに完全には癒えていない。
それだけ運動不足だったということか…。いやそれだけ体が衰えてきたということか…。
来月末には大雪山の縦走が控えているというのに、これではダメだ。
意識して体づくりをしなければならない…。