田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

冬の風物詩「冬囲い」

2007-12-13 19:47:52 | 札幌(圏)探訪
 竹と縄で編まれたそれは、まるで精緻な工芸品を見るようです。
 コンクリートで囲まれたビル街でそれは、確かに見る者の心を癒してくれます。

 雪の季節を迎え、札幌市内のビルやマンションの前庭には冬囲いを施された木々が目立ちます。
 我がマンションも遅ればせながら数日前、小さな木々に冬囲いを終えました。
 (「冬囲い」と「雪囲い」と同じ意味で二つの言葉がありますが、どうやら「冬囲い」の方が一般的に使われているようです)

 冬囲いにもさまざまな種類があるようですが、私が最も「冬囲いらしいなぁ」と思えるのは、今日の写真にも使用した竹とわら縄で地面に平行に作られる「棚囲い」(?)です。

 一戸建ての家の庭々でも冬囲いをしますが、やはりビルやマンションの冬囲いは一戸建ての庭とはまた一味違うように思えます。
 ビルやマンションの冬囲いは、見た目も鮮やかで、まさに職人芸を見る思いですし、それ自体が私たちの目を楽しませてくれます。

 北国では庭木一つ育てるにもコストがかかるという問題がありますが、考え方を変えると北国の庭木には冬にももう一つの観賞の楽しみ方があるということも言えると思います。

※写真は某銀行の前庭にしつらえられた「棚囲い」です。地面の傾斜に合わせてうねるように作られた「冬囲い」が美しいです。