木々の青葉が勢いよく伸びようとしている時に発する若葉の匂いが私の鼻腔を刺激します。
今週、私は遅番なので10時45分出勤です。
そこで今日はちょっと早めに家を出て、いつもとは違ったコースで出勤しました。
そのコースとは、北大植物園をいつもとは反対側から回り込んで出勤するコースです。
そうしますと、北大植物園が歩道脇と接しているため。植物園の植物がよく眺められるというわけなのです。
フェンス越しに見える植物園は、まるで手つかずの原野のように草木が生い茂っています。(できるだけ手を加えず、あるがままの姿を展示するのが植物園の考え方だとうかがったことがあります)それらの植物すべてが時を得て、一斉に伸びようとしているのです。
側を通った私には、それらの草木が勢いと共に発する匂いを確かに感ずることができました。
さて、私の勤務先はこの北大植物園のすぐ前に位置します。
私が勤務する事務室は、植物園とは反対側にあるため勤務しながら植物園を眺めることは残念ながらできません。
しかし、事務室の一階上の9Fに喫茶室があり、そこは植物園側にあります。
時々、昼食をそこで摂りながら、植物園の移り変わりを眺めているのです。
周りを高いビル群に囲まれた北大植物園は、砂漠の中のオアシスのように一服の清涼剤として私たちを癒してくれます。
※ 添付の写真は、9Fからのものではなく、ビルの管理者にお願いして5Fにある屋上から撮ったものです。9Fは窓が開かないために、ガラス越しでは良い写真が撮れないのです。