田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌はなぜ日本人が住みたい街№1なのか Part Ⅲ

2007-05-04 23:13:11 | 札幌学 & ほっかいどう学
(昨日、一昨日から続きます)

 筆者は本書で札幌を次のような項目に分けて分析しようと試みました。
  
  ■ 札幌の自然
  ■ 札幌の農業
  ■ 札幌の文化
  ■ 札幌の人
  ■ 札幌のつらいところ

 昨日も記しましたが、筆者はけっして全編を札幌礼賛で終始しているわけではなく、冷静に札幌の現状を分析しようとしていると私は読みました。
 しかし、筆者には申し訳ないのですが、いずれの項目とも今一つ深みに欠けるなかぁ、という読後感を持ちました。あるいは、一般書として読んでもらうための筆者の配慮だったのかもしれないのですが・・・。

 皮肉なことに、私には本書の所々に挿入されている「札幌移住者の声」という筆者がインタビューしたであろう方々が語る《札幌の魅力》の方が端的に札幌の魅力を語ってくれているように思えました。
 そこで、その方々の語る札幌の魅力を2・3紹介してみます。

【A氏】都会でありながら自然がたっぷり。少し足を伸ばすだけで大自然を味わえる・・・海・河・山・野生の生き物たちが身近にあり、四季のメリハリがあること。

【B氏】何でも揃う便利で適度な大きさの街と、自然が共存しているところ。広い、遠くまで見渡せる空。また、少し足を延ばせば、雄大な自然と触れ合うこともできる。そんな所に住んでいるからか、人々がゆったりした気持ちで暮らしている気がする。

【C氏】ひとことで言えば、「人間らしく生きられる街」。自然環境と文化環境が適度に整っていてバランスが良く、そのどちらも享受できる。街の広がりや規模も適度である。

 どうでしょうか。札幌の魅力の輪郭が浮かび上がってきたのではないでしょうか?
 次回はいよいよ札幌に移住して一ヶ月を経過した私なりの札幌の魅力を述べてみたいと思います。

※ 連休は札幌探訪に没頭しています。ブログの材料をたくさんストックしています。
 今日は円山公園を訪れて待望の開花したばかりのソメイヨシノを見て、写真に撮ってきました。(添付した写真です)
 コンサドーレの練習場(白い恋人サッカー場)にも行ってきましたよ。